オーストラリアとニュージーランドは、とても近い位置にあるため比較されることが多いです。旅行や留学先選びでも、「オーストラリアとニュージーランドのどちらかで迷っている」という人もいることでしょう。
そこでこの記事では、オーストラリアとニュージーランドのそれぞれの違いをまとめてみました。自分で調べただけではなかなかわからないような情報も記載してありますので、役に立つかもしれません。ぜひ参考にしてみてください。
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この章では、オーストラリアとニュージーランドのそれぞれの概要をまとめました。まずは基本情報を確認しておきましょう。基本的な概要を知ることで、この国が自分にとって過ごしやすい国なのかわかることもあるかもしれません。
オーストラリアの国土は約800平方キロメートルで、日本の約20倍です。日本よりとても広いのにもかかわらず人口は日本より少ないです。それにくわえて国土面積が十分広いため開拓されていない場所も多く、自然がとても豊富なことでもしられています。
オーストラリアの人口は約2,500万人で、日本の5分の1ほどです。先にも紹介しましたが国土面積の広さに対して人口が少ないため、国土を広々と使って暮らしている国民が多いです。そのため、農業を営む方が大勢います。
オーストラリアの位置は、日本と違う半球にあります。日本が北半球なのに対して、オーストラリアは南半球に位置しています。もっとも近い都市までは、日本から約7時間で行くことができます。
それにくわえて、オーストラリアは日本とほぼ同じ経度に位置しているので時差もほとんどないことでしられています。時差ぼけの心配がほとんどないので、とても過ごしやすいといえるでしょう。
オーストラリアの気候は、日本とは真逆と考えてもらってかまいません。なぜなら、先にもお伝えした通り日本とは反対の南半球にあるからです。日本が夏のときには冬、冬のときには夏をむかえます。
国土面積がとても広いため、オーストラリアのなかでも地域によって気温の差がことなることも特徴の1つです。おもには「熱帯性気候地域」、「砂漠性気候地域」、「亜熱帯性気候地域」、「温帯性気候地域」の4つの気候地域に分けられており、雨が降りにくかったり、湿っていたりなどの特徴があります。
ニュージーランドの国土は約30万平方キロメートルで、日本の約4分の3ほどです。人口の数は日本の半分ぐらいなので、日本にくらべれば国土と人口の比率は少ないといえるでしょう。
ニュージーランドの人口は約500万人です。世界の人口は年々増加傾向にありますが、ニュージーランドでも人口が年々増えてきています。ニュージーランドには移民が多いことがその理由の1つになっており、自国での人口増加率が増えているというわけではなく移民が年々増えているということになるでしょう。
ニュージーランドは世界地図上ではオーストラリアの右下あたりに位置し、オーストラリアとタスマン海をはさんだ場所にあります。大陸の分類ではオーストラリアと同じオセアニアに含まれています。
ニュージーランドは、温暖な海水の海に囲まれていることから国全体の平均気温が高めです。しかし暑すぎるというわけではなく、夏でも20℃~30℃ほど、冬では10℃~15℃程度と日本より過ごしやすいです。
ここからは、オーストラリアとニュージーランドのそれぞれの代表的な都市について紹介します。どちらの国にもそれぞれ魅力的な都市がとても多いので、以下を参考にしていただき渡航場所を決めてみてはいかがでしょうか。
シドニーはいわずと知れたオーストラリアの代表的な都市です。オーストラリアの産業や商業などあらゆるものの中心になっている都市で、観光地も集中しているといえるでしょう。位置としては、オーストラリアの一番右下あたり、ニューサウスウェールズ州にあります。
メルボルンは、「世界一住みやすい都市」ランキングで1位を何度も取っているほど環境のよい都市としてしられています。街並みはイギリス風で、イギリスの伝統的な建築物が軒を連ねているのです。
ブリスベンはオーストラリアでも屈指の「教育都市」ともいわれていて、たくさんの名門大学や学校がたくさんあります。そのため留学生もたくさん集まることが特徴です。留学生を多数受け入れてきたことから、ホームステイする留学生を受け入れるホストファミリーがたくさんいます。
パースは「世界一美しい街」といわれることもあるほど、景観が美しい都市です。それゆえ観光地としても人気で、現地の人はもちろん観光客も多数訪れています。観光客を対象にしたアクティビティやリゾート施設もあり、日々過ごしやすくなるよう開発がされているのです。
ゴールドコーストは海に面する都市の多いオーストラリアのなかでもビーチが美しく、マリンスポーツを楽しむ人であふれています。オーストラリア最大のショッピングセンターやテーマパークもあるので飽きの来ないエンターテインメントの都市といえるでしょう。
この章ではニュージーランドの代表的な都市を紹介します。ニュージーランドはオーストラリアのシドニーのように日本でも広く名前が知れ渡っている都市は少ないかもしれません。これを機会にオーストラリア同様ニュージーランドの魅力的な都市もしっておきましょう。
オークランドはニュージーランドでもっとも大きい都市で、主要産業、商業の中心地となっています。都市部はショッピングのできる街が開発されていて、少し足を伸ばせば雄大な自然が目の前に広がっています。都市での生活と自然を楽しむ生活をいつでも両立させることができる素晴らしい都市といえるでしょう。
クライストチャーチがニュージーランドのなかでもペガサス湾に面している都市で、開発された都市というよりは自然環境に満たされた街といえます。自然を利用したアクティビティが豊富なので、アウトドアが好きな方にはとくにおすすめできるでしょう。
ウェリントンはニュージーランドの首都です。「世界一魅力的な首都」に選ばれたこともあり、その環境の良さと過ごしやすさがうかがえるでしょう。
クイーンズタウンはニュージーランドのなかでもリゾート地として利用されることの多い都市で、現地の人も癒されるために訪れることが多いです。比較的小さめな都市ですが、そのなかに大きな自然と主要な生活環境が整えられているため過ごしやすいといえます。
オーストラリアとニュージーランドは、国と国の距離が近いからか生活環境や国のあらゆる特徴が似通っている部分が多いです。以下でくわしい比較をしてみましたので、ぜひ確認してみてください。
オーストラリアとニュージーランドの物価は、そんなに変わりません。どちらの国も同じぐらい物価が高めの国としてしられています。しかし、どちらの国も都市部や人の多い地域は物価がより高い傾向にあり、それ以外の人の少ない地域は少し低い物価になっています。どちらの国も農業や畜産業がさかんなため、自分で育てた農作物や家畜で生活する人も大勢いるようです。
治安も、どちらの国もそこまで大きな違いはありません。どちらの国も比較的治安はよく、過ごしやすい国だといっていいでしょう。どちらの国の国民性もおだやかな人が多いので、犯罪の発生率も少なくなっているのかもしれません。ただ犯罪には警戒するに越したことはないので、現地に滞在しているときはしっかり防犯意識を持ち、油断しないことは忘れないようにしましょう。
先にも紹介しましたが、どちらの国も農業や畜産業がさかんです。自然や動物を育てたり、飼育したりする仕事がほかの国にくらべて増えているといえるでしょう。
たとえば「動物の皮を剥ぐ仕事」などを専門にしている人がいるなど、日本では体験できないような仕事ができることもあります。もし現地でワーキングホリデーをする機会がある場合は、ぜひなかなか体験できないような仕事に挑戦してみることもいいかもしれません。
オーストラリアとニュージーランドは、どちらの国も公用語は英語です。そのため英語の習得のために留学先に選ぶ人も多いです。オーストラリアとニュージーランドはどちらもイギリス英語の影響を受けていて、どちらかといえばアメリカ英語よりもイギリス英語よりの表現が目立つ英語だといえるでしょう。
オーストラリアとニュージーランドは、国と国の距離が近いからかそれぞれ似ている部分が多いです。ただ似ている部分だけではなく、どちらの国にもその国にしかない魅力があります。その魅力をもとにどちらの国が自分に合っているのか見極めてみるといいでしょう。
代表的な都市としては、オーストラリアではシドニーが有名でしょう。ニュージーランドではもっとも大きい都市のオークランドや首都のウェリントンなどが魅力的です。
オーストラリアとニュージーランドは物価、治安、仕事、話されている公用語が英語だというところがほぼ共通しています。違いとしては国土の広さや景観、施設、観光地が挙げられますので、魅力だと思う都市がある国に行くといいかもしれません。
Q&AまとめQ&A
オーストラリア留学は、海外渡航経験の少ない方にも自信を持っておすすめできます。 気さくでフレンドリーな人柄が魅力のオーストラリアは、多文化・多民族国家であるゆえ、外から来た人も馴染みやすく、何度も訪れたくなる心地よさがあります。 他の国に比べて留学生に対する制度が充実していて、国を挙げて手厚くサポートする体制が出来上がっているため、不安が多い海外生活も安心して送ることができるでしょう。 期間や渡航スタイルの選択肢が広く、短期留学やワーキングホリデーなど自分に合った形を選ぶことができるのもオーストラリア留学の大きなメリットです。