カナダ英語はアメリカ英語と違うの?実はイギリス英語の影響も強い! | スマ留

カナダ英語はアメリカ英語と違うの?実はイギリス英語の影響も強い!

カナダ英語はアメリカ英語と違うの?実はイギリス英語の影響も強い!

皆さんはカナダ人の友人を作ったり、カナダ留学したり、カナダの本を読んだりしたいと考えたことはありませんか?そこで気になることのひとつとして、カナダでは、学校で習ったアメリカ式の英語がそのまま通用するのか、ということが挙げられます。あるいは、英語の故郷・イギリス式の英語と違ったりするのかと疑問に思うかもしれません。カナダ英語は、アメリカ・イギリスの英語と比べて、いったいどういった特徴があるのでしょうか。

そこで今回は、カナダ英語の、アメリカ英語やイギリス英語との相違点を挙げつつ、カナダ英語の由来やカナダ英語にしかない独特な言い回しをご紹介します。カナダ留学などを目指している方の一助となれば幸いです。

1.カナダ英語の特徴➀:文法・発音はアメリカ寄り

学校で習った英語というのは、「本家イギリスの英語とは少し違ったアメリカ式の英語だよ」と、先生に教えてもらった人は少なくないのではないでしょうか。地域も歴史も異なれば、“方言”のように使う言葉に違いが出るのは不思議ではないですよね。とすると、カナダ英語にも、きっと何らかの違いがあるはずです。

カナダ英語の文法・発音はアメリカ英語とほとんど同じ

カナダ人の話し方は、文法・単語の発音ともアメリカ英語とほとんど変わらないといわれています。実は、カナダ人の主流派は、開拓期のアメリカの中北部からやってきた人たちです。彼らの話すアメリカ中北部の英語がカナダ全土に広がり、現代に続くこととなりました。一方でアメリカの西部開拓も、同じくアメリカ中北部が出発点でした。西部開拓によりアメリカの多くの地域で中北部のアメリカ英語が主流となったのです。つまり、カナダ英語とアメリカ英語は、ルーツが同じなのです。

話し方の違い①:リエゾン(リンキング)がない

日本人にとって、カナダ英語は聞き取りやすく「キレイな英語」と評されることもしばしば。これは、私たちが習ったアメリカ英語の方に原因があります。というのは、アメリカ英語には、単語の末尾と次の単語の頭をつなげて話す「リエゾン(リンキング)」という特徴があります。例えば、「たくさんの」を意味する「a lot of~」は「アラダヴ」のようになります。単語と単語が舌を巻くようにつながれて話し書かれるのがアメリカ式なのです。対してカナダには、リエゾン文化は根づきませんでした。

話し方の違い②:「o」音がローマ字読みに近い

前項でカナダ英語は聞き取りやすいとご紹介しましたが、これには「リエゾン」の他にも要因があります。それは「o」の発音です。アメリカ英語では、「o」と書く単語があっても、ときとしてそれは日本語の「ア」のような発音となります。「hot」「not」などはそれぞれ「ハット」「ナット」のように聞こえる方も多いでしょう。対してカナダ英語では、「o」は日本語の「オ」に近い発音で読まれます。ですから、ローマ字に親しんだ日本人にとって、聞き取りやすく感じられるのでしょう。

カナダ英語の特徴➀:文法・発音はアメリカ寄り

2.カナダ英語の特徴➁:単語のスペルはイギリス寄り

カナダ英語の話し方は1章のようにアメリカ英語に近いとご紹介しましたが、書き方(スペル)は実はイギリス寄りです。

イギリス式のスペルの例

イギリス英語の場合、色を示す「color」は「colour」、小切手の意を持つ「check」は「cheque」、中心を示す「center」は「centre」となり、アメリカ英語と異なります。カナダでは上記のイギリス式で記述することが多いです。

イギリス寄りのスペルが多い理由

これには、教育機関の存在が挙げられます。カナダの指導者たちは、とある事情で、イギリスに可能な限り近い存在であろうと、せめて英語のスペルだけはイギリス式にしようと考え、教育機関に伝達しました。スペルがイギリス寄りになったルーツは3章でもう一度振り返ります。

政治経済がスペルに与えた例

グローバル化が進んだ近現代では、政治経済の力がカナダ英語に影響を及ぼした一面を見てとれます。例えば先述の小切手「check」は、カナダとイギリスの金融機関が親密な都合上、イギリス式の「cheque」を採用しました。一方、自動車産業などではカナダとアメリカとの関係が親密な都合上、アメリカ式のスペルを一部採用している例が存在します。自動車のタイヤ「tire」やガソリン「gasoline」などはアメリカ・カナダ共通のスペルを採用しています。

カナダ英語の特徴➁:単語のスペルはイギリス寄り

3.カナダの英語が生まれた背景にあるものとは

では、どのような事情でカナダ英語には、アメリカ式の話し方とイギリス式の書き方が混在するようになったのでしょうか。また、現代カナダは多文化主義の国とも言われますが、なぜでしょうか。カナダの歴史を見てみましょう。

アメリカ独立戦争(革命)の結果によるもの

1章では、アメリカ中北部からの移民がカナダ英語の土台となったとお伝えしましたが、より正確にはアメリカ独立革命(1775~1783年)の際、イギリス王家に忠誠を誓う「王党派」の集団でした。そのためにカナダまで亡命した人々なのです。したがって話し方はアメリカ中北部なものの、せめて英語の書き方だけはイギリス寄りにしようと考えます。そのため教育機関を通じて現代にいたるまでイギリス式が採用されるという経緯があるのです。

フランス植民地の影響

北米大陸にはイギリスのほか、フランスの植民地も存在しました。アメリカ独立革命と同時期に行われたフレンチ・インディアン戦争の結果として、フランス系の人々はケベック州に多くが残りました。そのため現在でもフランス語が公用語とされています。カナダ英語にもフランス語由来の単語が取り入れられています。例えば、ニット帽を表す「tuque」はフランス語由来のカナダ英語です。

カナダの言語の多様性

1812年の米英戦争の際に、イギリス本土やアイルランドからの移民が増加しました。また、カナダにはイヌイットなどの先住民族が存在します。このような背景からカナダは多文化主義を取り入れ、イヌイットの言葉をそのままカナダ英語にした単語があります。

近現代の政治経済によるもの

カナダが連邦国家として独立したのは1867年です。2章で見たようにカナダ英語はイギリスやアメリカとの近代産業の兼ね合いで、分野ごとにイギリス式・アメリカ式の英単語が現代に至るまで使われています。

また、現代に至るまでの多文化主義がカナダを移民大国に押し上げたことも、語彙(ごい)に影響を及ぼしているといわれています。現在カナダの人口は3,500万人ですが、そのうちの約2割を移民が占めているほどです。

4.独特なカナダ英語の表現5選

カナダ英語はアメリカ・イギリスを中心に、諸民族の言語が混ざり合ったもの、と大雑把に捉えることができるでしょう。では、カナダ特有の英語表現というのはないのかと思う読者の方もいらっしゃるでしょう。
そこで以下にカナダ特有の英語表現を5つ抜粋しましたので、参考にしていただければ幸いです。

「eh?」

「エイ?」と語尾を上げるように発音します。これは「だよね?」というくだけた表現(スラング)で、例えば「It’s hot today,eh?」と言われたら、「今日は暑い”よね~?”」という意味です。スラングなのですが、かなり日常に浸透していて、意味もいろいろと存在して、「Eh,what do you think?」は「えっと~」のような使われ方をします。日本語の「まあ」などのように、いつでも使いやすい便利な単語がehという認識でOKです。

「ABM」

私たちに馴染みの存在である「ATM」(現金自動預け払い機)のことを、カナダ人はよく「ABM」と呼びます。ちなみに「ATM」と呼んでも意味はちゃんとカナダ人には伝わります。「ABM」とは「Automatic Banking Machine」の頭文字を取った略語です。

「washroom」

トイレのことです。米英では公共の場のトイレは「restroom」と呼ぶのが一般的ですが、カナダ英語では「washroom」と呼ぶことが多いです。なお、学校で習った「bathroom」は、アメリカで家庭用トイレを指します。

「loonie」

アメリカで「1ドル」というなら「a doller」で通じますが、カナダドルでは1ドルコインを指して「one loonie」と呼びます。また、カナダには2カナダドル貨幣も流通していて「toonie」と呼びます。これは×2(two)のtを頭に付けたものです。

なおloonというのは、コインに描かれているカナダでは有名な鳥の名前です。日本語ではアビと言います。

「hydro」

ハイドロなので「水」かな?と考えた方もいらっしゃるでしょう。しかしカナダではhydroといえば「電気」なのです。なぜかというと、カナダは地理上水力発電が占める割合がとても大きく、電気といえば水だ!という考えが浸透した結果だといわれています。

独特なカナダ英語の表現5選

5.キレイなカナダ英語を学ぶなら留学がおすすめ

キレイなカナダ英語を会得するには、どんな手段を取るのがベターなのでしょうか。

カナダ英語の教材や英会話教室を探す

まず考えられる教材は書籍です。できればネイティブスピーカーの方の録音CDが付属したカナダ英語専門の教科書を入手したいとお考えでしょう。しかし書店にある英会話グッズの多くはアメリカ英語の教材。ありのままのカナダ英語に直接触れてみたいという方には、少々探しづらい環境かもしれません。

また、英会話教室でカナダ英語を専攻できる教室を探すのも一手でしょう。ネイティブスピーカーの方がもしいらっしゃれば、絶好のチャンスとなりますよね。でも、アメリカ英語やビジネス英語が語学業界の中心である以上、なかなかネイティブなカナダ英語専門の教室を見つけるのは困難です。それに交通の利便性や、教室へ通える回数と費用などを考慮すると、恵まれた環境に出会えるのはまれなケースかと考えられます。

判断に迷ったらカナダに直接、留学しよう!

総合的に考えるとネイティブでキレイなカナダ英語にどっぷりと漬かりたければ、やはりカナダに留学することをおすすめします。周りがネイティブな話者に囲まれた環境であれば、費用を考えても十分かつ効率的な時間をカナダ英語の習得に充てることができるでしょう。。

留学の仕方がわからない!という方には、留学エージェントの手を借りることもできます。費用やおすすめの行先など、細かいことの相談に乗ってくれることでしょう。

6.まとめ

アメリカ英語やイギリス英語とどう違うの?と皆さんが疑問に感じたかもしれないカナダ英語の正体は、文法・発音はアメリカ寄り、スペルは概ねイギリス寄りという、米英式のハイブリッドな言語でした。多民族・多文化主義を採用することとなったカナダの歴史も兼ねて、ひとつ勉強になった!と感じてくださった方がいれば幸いです。

もしこの日本人にも聞き取りやすいキレイなカナダ英語を本格的に勉強したい!という方がいらっしゃれば、留学エージェントの手を借りてカナダに留学しにいくということもぜひご一考ください。

このページの内容がお役に立てましたら、下の星ボタンからご評価ください。
1 Star2 Stars3 Stars4 Stars5 Stars (未評価)
Loading...

都市と自然が絶妙に調和した国「カナダ」

世界2番目の国土を誇る広大な大地と雄大な自然が特徴のカナダは、都市ごとに雰囲気や気候が異なり、冬にウィンタースポーツが楽しめる都市があるなど四季折々の魅力が溢れています。 地理的・文化的にはアメリカに似ている部分も多いが、「旧英連邦国家」でフランス語も公用語としており、欧米2つの雰囲気を味わえることも魅力の一つ。 多民族国家で移民が多く協調性を大切にする温かい国民性から、異文化の様々なバックグラウンドを持つ人々が仲良く暮らす国としても有名。 留学生が受け入れられやすい環境や雰囲気があり、強いなまりもないニュートラルな英語を話すため、英語初心者も安心して留学することができます。

カナダ留学について

無料個別・団体相談を毎日行っております。

お気軽にご予約ください。

その他ご不明な点は
お気軽にお問い合わせください

LINEで問い合わせ

メールフォームで問い合わせ

0120-501-946


お電話での受付時間は、11:00〜19:00 水曜定休

スマ留のお申し込みはこちらから

本申し込みはこちら