イギリスは歴史が古く伝統があって、文化も豊富な国です。経済、芸術、テクノロジー、教育などさまざまな分野で最先端を走っています。また世界遺産が多く、観光するスポットもたくさんあります。そんなイギリスに憧れてイギリスの大学に留学してみたいと考えている人も多いことでしょう。
しかし、イギリスの大学と日本の大学は制度がいろいろ違っています。今回は実際にイギリスに留学するにあたり知っておきたいことをお伝えします。
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イギリスの大学に留学してみたいと漠然と思っているけれど、イギリスの大学についてよく知らない人は多いと思います。ここでは日本の大学と比べてどんな違いがあるのかみていきましょう
…日本が4年制なのに対してイギリスの大学は3年制です。
…日本は1、2年生で一般教養課程を学び、3、4年生で専門課程を学ぶことが一般的ですが、イギリスでは3年間すべて専門課程です。
ただし、スコットランドには4年制大学があります。しかし1年目は進路決定のための準備期間として複数の科目を学び、2~4年生で専門課程を学ぶという点で、イギリスの他大学と共通している部分は大きいです。。
…日本の大学は前期・後期の2学期制が多いですが、イギリスでは3学期あります。9月が新学期でクリスマス、イースターに休暇があり、夏休みが3~4ヶ月と非常に長いです。
…日本の大学は公立も私立もあり、レベルもさまざまな学校が全国に770校ほどあります。その中において、私立大学が約8割となっています。これに対し、イギリスの大学は100校ほどで、ほぼ全て公立です。そのため入学試験の願書も日本の場合はそれぞれの大学に提出しますが、イギリスはUCASという大学共通の機関を通して出願します。
高い留学費用を払ってでもイギリスの大学に通うことのメリットは何でしょう。
イギリスでは大学がほぼすべて国公立であるため、大学のレベルや運営方法、授業料にばらつきが無く、どの大学でも一定のレベルが保たれています。
イギリスの大学は3年制の専門課程なので、日本より授業の内容が濃くなります。短期集中型なので生徒たちも日本の大学生に比べて勤勉な人が多いようです。またイギリスでは修士課程も1年です。
世界トップレベルの大学が集まるイギリスでは、世界中から優秀な学生が集まり、さまざまな国籍の人々が学んでいます。イギリス人をはじめ多くの外国人と一緒に学び、世界中にコネクションを作ることができます。
もちろん、日本とは違うイギリスという国での生活を体験できるというのもメリットの1つです。
ここでは代表的なイギリスの大学をピックアップしてご紹介します。
ロンドンから100kmほど北上したケンブリッジ市にあります。いわずと知れた世界屈指の名門校です。ノーベル賞受賞者を80人以上も輩出しています。カレッジ制を採用していて31のカレッジに分かれています。
オックスフォードはロンドンから西南西に100kmほどの所に位置します。世界で3番目に古い大学で、ケンブリッジとともに世界屈指の名門校です。日本の皇室からも何人か留学しています。
ロンドン市内西部サウスケンジントンに位置し、2007年にロンドン大学から独立しました。医学や科学、エンジニアリングやビジネスなどの理化学分野に特化した大学として名門校となっています。
大学名からも分かるように、経済学、社会学などエコノミクスに特化した大学です。ロンドンの金融の中心地シティーにキャンパスがあります。海外からの留学生が全体の学生の3分の2を占めており、国際色豊かです。
スコットランドの東部に位置する・セント・アンドリューズはゴルフの聖地として有名です。この大学はスコットランドで一番歴史のある大学で、ウィリアム王子が卒業した大学としても知られています。
実は日本の高校を卒業した後、すぐにはイギリスの大学に留学できません。イギリスの大学は3年制の専門課程であるため、教養課程にあたる知識が不足しているからです。ではどうすればいいのでしょう。イギリスの大学に入学するための方法がいくつかあるので、それを以下に挙げます。
イギリスの大学に入学する前に9~10ヶ月間、現地で大学進学用の準備プログラムを受けなければなりません。これを「International Foundation Program」といいます。これには大学が運営しているものと、専門学校や語学学校が運営しているものがあります。行きたい大学が決まっている場合はその大学でファウンデーション・コースを取るのがいいでしょう。
日本で2年以上教養課程を済ませていればイギリスの大学の入学資格が得られます。この場合、希望のイギリスの大学と同じ、または関連分野での科目を専攻しておくことが大切です。また、英語力を付けておくことも大事です。
イギリスの高校では卒業時に「A-Level」という共通の試験を受けることになります。これが大学入学資格であり、かつ入学の基準となっているのです。
日本人でもA-Levelの試験を受けていればイギリスの大学にすぐに入学できます。ただ成績の良し悪しで行ける大学は限られてくるため注意しましょう。またオックスフォード大学やケンブリッジ大学などの難関大学の場合、入学条件にA-Levelを受けて高評価を得ていることを挙げています。こういった大学の場合、A-Levelを受けなければ入学許可を出してもらえないでしょう。
この3つの方法のうち③の方法は日本人には少し難易度が高いです。また、日本でインターナショナルスクールなどのIB(インターナショナル・バカロレア)指定校に通うなどしてIBを取得していればすぐにイギリスの大学に入学できます。ご自身の希望に合うよう、いずれかを検討してください。
イギリスの大学は日本の大学とはいろいろな点で違っています。在学年数は3年で3学期制、一般教養課程がないこと、ほぼ全てが国公立であることなどです。
イギリスの大学に留学するメリットはどの大学でも比較的高いレベルの教育が受けられることです。また、世界中から集まった優秀な外国人留学生たちと交流して多文化を吸収したり、卒業後のビジネスに役立つコネクションを築くことができます。
イギリスの大学に留学するには、その前にやらなければならないことがあります。主に3つの方法がありますが、一番容易なのはファウンデーション・プログラムを受けることです。
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歴史ある文化や伝統が色濃く残るイギリスは、古い伝統も守りながらも、 常に流行の発信地としてファッション・アート・音楽・考え方や技術などを生み出し世界中に発信している国としても有名です。 英語教育にも長い歴史をもち、語学学校の質や教育レベルも世界的に高いです。 イギリス留学では、英語発祥の地として、上品なクイーンズイングリッシュを学ぶことができることが魅力。 多国籍国家でもあるため、国際色豊かで留学生でも住みやすい雰囲気があります。 ヨーロッパ各国へ小旅行を楽しむこともできる、ヨーロッパの魅力たっぷりの国です。