「自由の国アメリカで留学したい!」と思っている方は少なくないでしょう。アメリカでは、どんな学校でどんな教育を受けることができるのでしょうか?
このコラムでは、アメリカ留学を高校生のうちから体験するにはどうしたらいいのかをご紹介します。きっと、すばらしい体験があなたを待っていることでしょう。
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アメリカ留学を高校生で行くおもな方法として、短期留学、交換留学、編入留学があります。それぞれについてみていきましょう。
アメリカで高校生のうちから留学へ行く方法として、短期留学があります。夏休みなどの長期休みを利用して留学する方法で、もっとも手軽におこなえる留学といえます。
しかし、期間としては1ヶ月弱ほどと少し短いので、語学的な成長や学びたいことを思うように学ぶのは難しいでしょう。
高校や大学などが独自におこなう文化交流のための制度であり、学校の代表としてアメリカなどに留学して文化を学んでくるというものです。そのため学費や宿泊費の一部が学校から補助してもらえることが多いため、比較的低額で留学することができます。
「学校の代表」として行くことになるので、希望したら誰でも行けるというものではありません。学校で選考を受け、選ばれて初めていくことができるものなので、選考にむけた勉強などが必要であるといえます。
比較的低予算で行くことができる交換留学ですが、問題点もいくつかあります。留学期間が短い場合が多いことや、すべての学校でおこなっている制度ではないということです。高校選びの際には、事前に学校に交換留学制度があるかということを確認しておくとよいかもしれません。
今通っている学校から留学先の学校に籍を移し、留学する方法です。「留学生である」という特別扱いを受けるのではなく、同じ生徒として受け入れてもらいやすくなります。
日本政府が認めたアメリカの学校であれば、日本に戻ってきたときに評価してもらえた単位が認められるので、普通の留学ではなく編入での留学を選ぶという人も少なくありません。
編入留学の場合留学生ではなくなるので、普通の留学生が優遇されるような制度が使えないということもあるようです。
留学したい期間など、自分がどんな留学生活を送りたいかをよく検討して、留学方法を選択してみてください。
アメリカは世界でもっとも留学生を受け入れている国といわれており、世界中の留学生の約16%がアメリカを選び、日々学んでいます。なぜ、こんなにもアメリカが選ばれているのでしょうか。
アメリカ留学の特徴として、アメリカ留学を高校生や大学生が希望したときにTOEFLという英語のテストを受ける必要があります。そこで英語のレベルを判断し、行きたい学校の授業についていくことができるかチェックを受けます。難しいと判断された場合は、付属の英語教室へ案内をしてもらうことができるというシステムを採用している学校が、多くあるのです。
あらかじめ語学レベルを確認し、自分のレベルにあった場所で学ぶことが可能な点が、アメリカ留学が選ばれる理由といえるでしょう。
アメリカの留学で大切な生活の基盤である滞在場所は、おもにホームステイか寮になるでしょう。留学を考えている方のなかには、どちらにすればよいかわからない方もいらっしゃるのではないでしょうか。ここでは、ホームステイと寮生活のメリット・デメリットについてまとめてみました。
【ホームステイ】
現地の一般家庭に滞在させてもらう方法です。
・食事が出る
・文化に直接触れ、肌で感じることができる
・学校から遠いことがある
・生活様式の違いや家庭独特のルールに戸惑うことがある
ホームステイでは、習慣の違いも多く、洗濯の頻度が少なかったり、一緒に洗われたりするのに抵抗があるという方にはあまり向いているとはいえないかもしれません。
しかし、家主さんが休みの日など外へ連れ出してくれたり、文化について教えてくれたりする機会が多いそうです。最初は慣れないことや戸惑うことも多いかもしれませんが、寮生活ではわからないアメリカの文化を肌で感じることができるのが大きなメリットではないでしょうか。
【全寮制】
寮があるという学校も少なくありません。
メリット
・年齢が近い人と交流がしやすい
・学校が近い
・独特のルールなどには縛られにくい
デメリット
・食事が出ない寮もある
・プライベートがかなり限られる
・文化に触れにくい
大きなメリットとしてあげることができるのは学校が近いという点です。ホームステイでは郊外の家であることが多く、家賃が安いと思っても交通費を加算すると高額になってしまうということもありますが、寮は学校のすぐそばにあることがほとんどなので、交通費を抑えることができます。
しかし、共同部屋であることが多く、プライベートの時間を作ることが難しいがデメリットといえます。
せっかくアメリカ留学するなら文化を知るためにホームステイを選ぶという人が多いようですが、子どもがアメリカ留学を高校生でするなら、しっかり生活習慣を作れて交通機関を必要としない寮がよいと選ぶ親も多いようです。
どちらにも魅力的なメリットはありますので、どんな生活を送りたいかをよく考えて決定することをおすすめします。
アメリカ留学を高校生でするならば、やはり学校選びが大切です。自分の英語能力に合った高校を選び、無理のない留学生活を送ることをおすすめします。とはいえ、どのような基準で学校を選べばいいかわからないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。ここでは、高校選びのポイントについてご紹介していきます。
留学先の高校は、おもに公立高校、私立高校、ボーディングスクールから選ぶことになるでしょう。たとえば、自由な校風でさまざまな生徒と交流したいと考えているのであれば公立高校がおすすめですし、勉強に集中したいと考えている方は私立高校への留学をおすすめします。
ボーディングスクールは全寮制で、少人数で質の高い授業を受けることができます。自分がどんな学校生活を送りたいかをしっかり考え、それぞれの高校の特徴と照らし合わせることがポイントです。
また、女性の方には女子高もおすすめします。日本とは違い治安の違いや文化の違いのギャップが多く戸惑うことが多いため、不安があるという女性は共学を選択するのではなく、女子高を選択した方が安心できるのではないでしょうか。
女子高は共学の学校よりも比較的入学が難しいので、事前にしっかりと勉強することが大切です。
アメリカ留学を高校生で留学する場合、交換留学や短期留学、編入留学の3種類の方法があります。自分がどのくらいの期間留学を考えているのか、どんなことを学びたいかなどによって選択することが大切です。
また、それにあわせてホームステイか寮生活かを選択する必要があります。アメリカの家庭に入って生活することは慣れないことも多いですが、その分アメリカの文化を学ぶことができるはずです。寮では自分のプライベート時間を確保することは難しいですが、年の近い生徒たちと交流できる機会が多くなるメリットがあります。
アメリカへ留学するにあたり、自分がどんな目的で留学したいのか、どんなことを学びたいのかを明確にすることが重要です。そうすることで自然と行きたい学校を見つけられ、充実した留学生活を送ることができるでしょう。
日本の26倍の国土を誇るアメリカは、北はアラスカ、南はフロリダやハワイの50の州で形成されており、 それぞれの地域で文化や気候が全く異なることが特徴。 「人種のるつぼ」とよばれているように、各国の人々が様々な想いや背景を持って集まります。 様々な分野で最先端を走るアメリカには、ビジネスチャンスも広がっており、語学留学だけでない様々な滞在スタイルが可能です。 アメリカ留学では、 日本とは180度異なる文化・価値観・多様性を尊重する精神に触れ、 英語を学ぶだけにとどまらない人間的成長や経験ができるのではないでしょうか。