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ニュージーランドの治安は? 安心して暮らす・旅するためのポイントを徹底解説

更新日2025.03.28

ニュージーランドの治安は? 安心して暮らす・旅するためのポイントを徹底解説

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スマ留編集部

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豊かな自然と穏やかな国民性が特徴のニュージーランド。留学やワーキングホリデーの人気国の一つですが、「治安が良い国」というイメージを持たれがちです。実際のところはどうなのでしょうか。本記事では、公的機関が提供するデータや海外安全情報をもとに、ニュージーランドの治安状況や気をつけたいポイントを詳しく解説します。安心してニュージーランド生活を楽しむためのヒントをチェックしてみてください。


ニュージーランドは本当に安全? 基本情報と世界的ランキング

ニュージーランドは南半球に位置し、北島と南島を中心とした島国です。美しい自然景観と多彩なアウトドア活動が魅力で、国連の「世界幸福度レポート」や「人間開発指数(HDI)」でも常に上位に入るなど、生活の質の高さが注目されています1

Global Peace Index 2023」においては、ニュージーランドは163か国中2~3位付近にランクインし、アイスランドと並び世界トップクラスの平和度を誇る国として評価されています2。Numbeoの「Crime Index by Country 2023」でも、ニュージーランドは約35~40程度のスコアで“Low to Moderate”の範囲に位置しており、先進国の中でも治安が良好な部類に入ります3

外務省も「ニュージーランドは一般的に治安が良い」と案内していますが4、観光客が多い地域や都市部ではスリや置き引き、車上荒らしといった軽犯罪も発生しているため注意が必要です。

ニュージーランド主要都市の治安状況【オークランド・ウェリントン・クライストチャーチ】

オークランド(Auckland)

オークランドは人口約170万人を抱える、ニュージーランド最大の都市です。商業や教育、文化の中心地として機能しており、留学生も多く集まります。都市部は比較的安全とされる一方、郊外には治安が悪いとされる地域もあるため、夜間の移動には注意が必要です。特にバーやナイトクラブが密集するエリアでは、深夜に酔客同士のトラブルが起こるケースもあります。

ウェリントン(Wellington)

北島南部に位置する首都ウェリントンは、国会議事堂や行政機関が集中している政治の中心地です。港町らしい穏やかな雰囲気があり、大規模な犯罪は多くありません。ただし、山が多く入り組んだ地形のため、夜間に人通りが少なくなるエリアも存在します。公共交通機関の運行時間を確認しつつ、遅い時間帯はタクシーやUberなどを利用すると安心です。

クライストチャーチ(Christchurch)

南島最大の都市クライストチャーチは、イギリス風の街並みとガーデンシティの愛称で親しまれています。近年は地震の影響から復興が進み、街中の再開発も盛んです。一般的に治安は良好とされますが、夜間のダウンタウンでは自転車や車上荒らしの報告があります。駐車場所や移動経路を工夫し、周囲の状況に目を配るよう心がけましょう。


ニュージーランドで気をつけたい犯罪の種類と対策

スリ・置き引き・車上荒らし

ニュージーランドは日本ほど置き忘れ物が安全に戻ってくる国ではないため、公共の場での荷物管理には注意が必要です。特に観光客が集まるバスターミナルやショッピングセンターでは、スリ・置き引きが発生することがあります。車社会でもあるため、車上荒らしへの警戒も怠らないようにしてください。

酔っ払いトラブル・深夜の治安

パブ文化が根付いているニュージーランドでは、週末やイベント時にお酒を飲みすぎてトラブルを起こす人もいます。深夜にバーやクラブ周辺を一人で歩く際は、口論や暴力沙汰に巻き込まれないよう注意が必要です。飲酒運転に対する取り締まりも厳しい国ですが、タクシーや指定運転者制度を利用して安全を確保しましょう。

詐欺・トラブル勧誘

都市部の繁華街では、外国人観光客や留学生を狙った詐欺勧誘が報告されることがあります。街頭やSNS上で怪しげなアルバイトや投資案件を持ちかけられても、安易に応じず、疑わしい場合は速やかに立ち去りましょう。ニュージーランド警察や消費者保護機関の公式サイトでも最新の詐欺事例が公表されています5


留学や長期滞在をする際に気をつけるポイント

ビザ・就学許可関連の手続き

ニュージーランドで留学や就労を行う場合は、目的に応じたビザの取得が必要です。ニュージーランド移民局(Immigration New Zealand)の公式サイトを参照し、最新のビザ要件や申請プロセスを確認しましょう6。申請期限や書類不備に気をつけることで、スムーズな長期滞在が実現します。

シェアハウス・学生寮での防犯意識

留学生には、シェアハウスや学生寮を利用するケースが多く見られます。ニュージーランドは一般的に温厚な国民性で知られますが、玄関や窓の施錠、貴重品の管理など基本的な防犯対策は欠かせません。物件を探す際には、学校や信頼できるエージェントの紹介を利用すると安心です。

医療制度と保険加入

ニュージーランドでは医療費が高額になることがあり、留学生には医療保険(Overseas Student Health Cover)の加入が推奨されています7。公立病院で受診する場合も、観光客や留学生は費用がかかる場合があります。緊急時の搬送や治療費をカバーできる保険を用意しておくと、万一の場合も安心です。

現地で困ったらどうする? 緊急連絡先と役立つ窓口

緊急通報番号

ニュージーランドで緊急事態に遭遇した際は、警察・救急車・消防の共通番号「111」を使います。携帯電話や公衆電話から無料でかけられ、オペレーターに「Police(警察)」「Ambulance(救急)」など必要なサービスを伝えてください。

在ニュージーランド日本国大使館・領事館

パスポートの紛失や盗難、トラブルへの巻き込まれなどの際には、在ニュージーランド日本国大使館や各地の領事事務所へ連絡しましょう4。所在地や連絡先を出発前に控えておき、一人で対処しきれない場合は早めに助けを求めることが大切です。

学校・エージェントでのサポート

ニュージーランドの大学や語学学校では、留学生サポートデスクや学生カウンセラーが常駐している場合があります。シェアハウスのトラブルからビザ関連の相談まで幅広く対応しているので、困ったときはまず身近なところへ相談してみてください。留学エージェントも同様に、現地情報やサポート体制を提供してくれます。


ニュージーランドの治安に対して知っておきたいQ&A

Q1:夜の街でも安全に歩けますか?
A:比較的安全とされますが、やはり夜間は人通りの少ないエリアを避けた方が無難です。週末は酔客によるトラブルもあるので、タクシーや配車サービスを活用しましょう。

Q2:アウトドア中の注意点はありますか?
A:ニュージーランドの自然は雄大ですが、山岳や湖での遭難事故が起こることもあります。ハイキングやキャンプに出かける際は、装備を整え天候情報を確認し、万が一に備えて誰かに行き先を伝えてください。

Q3:クレジットカードの使用は安全ですか?
A:カード社会が浸透しており、ほとんどの店舗で使用可能です。ただし、カードのスキミングなど犯罪被害を防ぐため、カードを相手に渡しっぱなしにしないなど、最低限の注意を払いましょう。


【まとめ】ニュージーランドは世界トップクラスの平和度! でも油断は禁物

ニュージーランドは世界的な平和度ランキングでも常に上位に入り、穏やかな雰囲気と美しい自然が魅力の国です。治安が良いイメージが定着していますが、観光客や留学生が多い都市部ではスリや置き引き、車上荒らしなど軽犯罪が起こることもあります。

安全な環境であっても、基本的な防犯意識を持ち、文化やルールを理解して行動することが大切です。万が一トラブルが起きても、警察や大使館、学校のサポート窓口を活用すれば解決への道は開けます。事前準備を怠らず、安心してニュージーランドライフを満喫してください。

【参考・出典】

  1. United Nations, World Happiness Report / Human Development Index. 公式サイト
  2. Institute for Economics & Peace (2023). Global Peace Index 2023. 公式サイト
  3. Numbeo. Crime Index by Country 2023. 公式サイト
  4. 在ニュージーランド日本国大使館. 公式サイト
  5. New Zealand Police / Commerce Commission. Scams and Fraud Awareness. 公式サイト
  6. Immigration New Zealand (INZ). 公式サイト
  7. Ministry of Health NZ. Health System & Insurance. 公式サイト
ニュージーランド留学ついて

日本の7割ほどの国土に「地球の箱庭」とよばれるほどの壮大な大自然が ぎゅぎゅっと詰まっているニュージーランドは世界中の人々を魅了しています。 南半球に位置しますが、歴史的背景からイギリス文化が色濃く残る国でもあり、イギリスにいるかのような優雅な雰囲気も味わえます。 物価も日本の3分の2程度、安全な国の一つでもあり治安も良好で、住みやすい国でもあります。

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