アメリカに留学しようか考えているときに気になることは治安についてだと思います。
世界各国の治安のよさを世界平和度指数でみたときに、アメリカは世界第114位、日本は10位になっています。日本にいるときと同じような生活を送ってしまうと危険だと考えたほうがいいでしょう。
留学をする際も安心して過ごせるように、今回はアメリカの治安について注意すべきポイントをご紹介していきますので是非、参考にしてみてください。
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日本よりはあまりよくないアメリカの治安ですが、治安のいいと言われる街ももちろんありますので、ご紹介していきます。
意外かもしれませんが、ニューヨークは比較的治安がいい都市とされています。24時間地下鉄が運行しているため、週末になると夜中でも人が多く街の中を歩いています。
しかし、マンハッタンの中心部はスリなどの犯罪が多発していますので、なるべく気を付けて行動するほうがよさそうです。
ニューヨークに留学するメリットや注意点などはこちらの記事で紹介していますので、ニューヨーク留学をお考えの方は、ぜひこちらもご覧ください。
カリフォルニア南部にあり、自然豊かで1年間の寒暖差もなく、過ごしやすい都市です。治安も他の大都市に比べれば、かなり安全と言われています。また日本人も多く、物価も安いので、留学先として大変人気のある都市です。
日本人に人気の観光都市として知られているハワイ州のホノルルは、夜まで買い物ができて治安がよい都市といわれています。しかし、ひったくりや置き引きが発生することもありますので、注意することも必要といえます。
アメリカで治安がよくないといわれる街を3つご紹介します。
かつては自動車産業で発展していましたが、倒産が相次ぎ仕事を失って生活に苦しむ人が増えた結果、アメリカで治安が悪い街の上位になってしまいました。できれば、観光は避けたほうがいい街かもしれません。
ミズーリ州にあるセントルイスは殺人発生率がアメリカの中でも高く、他の犯罪も多い街であるといわれています。家賃が安いので留学生も多く住む街ではありますが、安全な街とはいえませんので、郊外に住むことを考えたほうがよいかもしれません。
カリフォルニア州にあるオークランドはサンフランシスコに近く治安がよさそうではありますが、暴力犯罪がアメリカの中でも高く、あまり行くべきではない場所であると国内でも認識されている街です。
治安が悪いかどうかを見分けるにはいくつかポイントがあります。
目で見て分かるポイントも多いのでこれからあげる3つのポイントを意識してみると実際に治安が悪いかどうかの目安になると思います。
まず目に入る情報として道ばたにゴミが落ちていないかどうかを確認しましょう。治安のいい地域であればほとんどの人は、ゴミを道ばたに捨てることはしないはずです。ですので、街中にゴミがずっと残るということはないと考えてもいいでしょう。
ホームレスが多い地域は、観光客などを狙い、金品を盗んだりとトラブルが発生する場合があります。ホームレスを見かけたら近寄らないようにしましょう。
トラブルが多く、高所得者の地域と比べると犯罪率が高くなってしまいます。
以上の3つのポイントを押さえて、アメリカの治安の悪い地域には近づかないように気を付けることが、アメリカの生活で重要になってきます。
やはり、日本とアメリカの大きな違いは、民間人も銃を所持しているということです。
日本は警察官が必要な事態の時だけ銃の使用が許可されていますが、アメリカは民間人でも銃を所持しています。
銃に対する意識が大きく違うことを理解し、危険な事態に遭遇しないためにも、アメリカの治安の悪い場所に近づかないよう気を付けましょう。
また、観光名所ではスリや置き引きもよく起こります。カバンから目を離さないよう気を付けましょう。
アメリカの治安は日本と比べると安全とはいえません。犯罪に巻き込まれないためにも、以下のことを必ず気を付ける必要があります。
やはり犯罪は人目のつかない場所で起こることが多いです。もし道を間違えて、危険な地域に入ってしまったら、なるべく早く人通りの多い場所に行くようにしましょう。
現金を多く所持していると、スリに狙われやすくなります。なるべくカードで支払ったほうが安全でしょう。
やはり大勢で歩いているのと、一人で歩いているのとでは、どちらが狙われやすいかは一目瞭然です。女性のほうが力も弱く狙われやすいですが、男性のほうも狙われないとは限りません。昼間、夜間も一人で出歩かないようにしましょう。
人が多い場所は、人目が少ない場所よりも犯罪が起こる可能性は低いといえますので、なるべく人通りが多い道を歩きましょう。ただし、それで安心するのではなく、自分の身は自分で守る心がけは常に持っていましょう。
いままでアメリカの治安について説明してきましたが、それ以外にも気を付けておくべきことがあります。
アメリカではレストランやホテルなど様々な場所でチップを支払う必要があります。日本にはチップの習慣がないため戸惑うことも多いと思いますので、こちらで学んでいきましょう。
主なチップの基本額は、レストランは合計の15%~20%、カフェは10%~15%、ファストフードはチップ不要です。場所によって違ってくるので気を付けましょう。またタクシーは15~20%、ホテルは1~2ドルです。
チップは制度ではないのですが、サービスをしてくれた相手に感謝の意を伝えるためにも極力支払うようにしましょう。
日本の挨拶といえばお辞儀ですが、アメリカでお辞儀をするのはやめておきましょう。日本に詳しいアメリカ人であれば挨拶だと分かりますが、ほとんどの人は何の動きなのか理解できません。
アメリカの挨拶は握手が多いです。仲のいい相手だとハグやハイタッチなどありますが、まずは握手が無難です。
また家の中でも靴を履くなど、色々な違いがありますが、それも含めてアメリカ生活と考えて楽しむといいでしょう。
アメリカの治安を知って不安を覚えるほうもいるかと思います。しかし、アメリカの留学には魅了がたくさんあります。
アメリカは人種も民族も多様な国です。語学学校も学生のニーズに合わせた教育を提供しています。
世界中心国のアメリカは、各国から留学生が集まってきます。日本にいては知れない異国の文化や考えに触れることによって自分の価値観も変化するかもしれません。
世界一の経済大国といわれるアメリカは、全世界の最先端を歩んでいる国といっても間違いではないでしょう。その国の文化とはどういうものなのか、知ることができる機会となります。
世界の中心であるアメリカに憧れを持ち、留学してみたいと考えるかたは多いかと思います。ですが、留学するにあたって不安に感じるのはアメリカの治安です。
たしかにアメリカの治安は日本よりよくありません。比較的治安のいい街もありますが、それでも人通りの多い道を歩く、1人では出歩かないなど、常に気を付けることが大切となってきます。
アメリカには様々な価値観を持った人たちが集まる場所です。留学することによって、日本にいては想像もつかなかった体験ができ、これからの人生の可能性が広がるはずです。
今回は、アメリカ留学で気を付けたいアメリカの治安などについてご紹介いたしました。
留学の際は今回のコラムを参考に、充実した時間をお過ごしください。
日本の26倍の国土を誇るアメリカは、北はアラスカ、南はフロリダやハワイの50の州で形成されており、 それぞれの地域で文化や気候が全く異なることが特徴。 「人種のるつぼ」とよばれているように、各国の人々が様々な想いや背景を持って集まります。 様々な分野で最先端を走るアメリカには、ビジネスチャンスも広がっており、語学留学だけでない様々な滞在スタイルが可能です。 アメリカ留学では、 日本とは180度異なる文化・価値観・多様性を尊重する精神に触れ、 英語を学ぶだけにとどまらない人間的成長や経験ができるのではないでしょうか。