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返済不要!奨学金をもらってアメリカの大学に留学しよう

更新日2021.03.10

返済不要!奨学金をもらってアメリカの大学に留学しよう

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スマ留編集部

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"Make The World Your Stage ."をビジョンに、世界11カ国への英語留学を年間8,000人以上の留学生をサポート。これまでの留学サポートの実績で得られた情報をもとに、皆さんが安心して海外留学を楽しめる役立つコンテンツを配信中!

留学生にとって、学費や生活費、渡航費などの留学費用はまとまった額になり、頭を悩ませる問題の一つです。

アメリカの大学では、実に全体の約3分の2にあたる数の学生が、何らかの学費の援助を受けているといいます。奨学金を支給する団体によって、支給内容や対象者が異なりますが、中には留学生でも受けられる返済不要の奨学金もあります。

関心がある人は事前にチェックして、制度をうまく活用してみてはいかがですか。ここでは、奨学金の種類や留学生も対象となる奨学金、支給額の目安、奨学金を得るためのポイントなどをご紹介します。

またこちらの記事で、アメリカの奨学金である「スカラーシップ」についてや、アメリカの大学の学費などについて紹介していますので、アメリカ留学やアメリカへの進学をお考えの方は、ぜひこちらもご覧ください。

 

留学生対象の返済不要の奨学金がある!?


アメリカの大学の学費は年々高騰しており、留学生にかかる負担も大きくなっています。特に私立ともなると、年間4万〜6万ドルもかかる学校も多く、学費のために進学を諦める人も少なくありません。

そこで、アメリカの大学には「ファイナンシャル・エイド(Financial Aid)」と呼ばれる学費補助の制度が整っています。学費のために進学を諦めざるをえない学生を救済し、将来的に活躍できる可能性のある優秀な人材を育てるという考えのもと、毎年多くの学生がこれらの制度を利用しています。

ファイナンシャル・エイドの主なものには、州や連邦政府が支給する「グラント」、各大学が支給する「スカラーシップ」、学費を借りる「ローン」、キャンパス内で働きながら奨学金を返済していく「ワークスタディ」などがあります。グラントは成績が優秀な学生や、経済的に困難な学生を対象にしたもので、アメリカ人学生のみが対象となり留学生は受けることができません。ローンとワークスタディも、原則アメリカ人学生のみが対象となります。一方、留学生でも応募することができるのがスカラーシップです。日本の大学などでは奨学金を借りて返済することが必要ですが、アメリカではスカラーシップは返済が不要な奨学金です。学費の負担を少しでも減らしたいという人は、ぜひ応募してみましょう。

留学生の中には、「奨学金に応募するほどは英語力に自信がない」と諦める人も多いようですが、アメリカの大学では英語力だけで審査にふるい落とされることはありません。その大学で何を学びたいのか、日本の学校での成績、スポーツ経験などが総合的に判断されます。大学にぜひとも来てもらいたいと思える学生であれば、語学のサポートが受けられるほどです。多少英語力に自信がない人でも、応募してみる価値はあるでしょう。

教えて!どんな留学生が対象なのか


アメリカの大学のスカラーシップには主に2つの種類があります。

一つは「メリット型奨学金(Merit-Based Scholarship)」です。こちらの奨学金は優秀な学生を対象に支給されるものです。勉強で優秀な成績を修める、スポーツや芸術の分野で卓越した才能を発揮するなど、大学がぜひとも受け入れたいと思える学生が対象とあります。優秀な学生の場合、それらの才能を維持し続けることができれば、卒業までずっと支援を受けることが可能です。中には稀に学費を全額免除してもらえる人もいますが、滅多にあることではありません。

優秀な成績や運動能力、芸術の才能がなければ無理なのかというとそうでもなく、過去にボランティア活動を行った経験がある、プロジェクトで優れたリーダーシップを発揮した経験があるなども対象となることがあります。アメリカは移民の国といわれ、世界中からたくさんの人種や民族が受け入れられてきた歴史があります。そのため、大学においても、偏った才能の人を集めるのではなく、幅広くいろいろな人を受け入れることによって、大学自体が活性化しより良い環境が作られていくと信じられています。学力にあまり自信がない人でも、自分の強みをアピールすることで、スカラーシップを得る可能性は十分にあります。

もう一つの奨学金は「ニード型奨学金(Need-Based Scholarship)」です。こちらは、経済的に大学の学費を負担することが難しい学生を対象に、学費の不足分を補う目的で支給されるものです。メリット型奨学金のように卓越した能力がなくても申し込むことができますが、申請プロセスがより複雑という特徴があります。自身や家族の収入を証明する書類やローン状況などを細かく報告する必要があります。留学生の場合は、英文の残高証明書も取得する必要があるでしょう。大学へ願書を提出する際に、一緒に申請を行うことが求められます。

支給額はどのくらい?


では、実際にいくらくらいの額が奨学金として支給されるのでしょうか。

実は、スカラーシップに関しては、奨学金自体が受けられるのか、どれくらい受けられるのかは、願書を提出して大学から合格通知をもらってからでないとわからないのが実情です。ただし、中にはある程度の基準をあらかじめ公表している大学もあります。

たとえば、メリット型奨学金の場合、GPAやTOEFLのスコアが〇〇点以上の学生には年間5000ドル、バスケットボールで卓越した才能がある学生には年間3000ドルなどのように、目安を事前に知ることができる場合もあります。

各大学や私立・州立などによっても異なりますが、平均的に見て学費の15〜50%程度、多いところでは70%以上も負担してくれる大学があり、その額は1000〜2万ドルとさまざまです。滅多にありませんが、よっぽど卓越した才能を持つ人には、全額免除されるといったケースも見られます。また、留学生にとっては、地元の学生を優先する州立大学よりも、私立大学の方がより奨学金を得やすいという特徴があります。

アメリカの大学の奨学金は、現金が振り込まれるのではなく、学費から差し引かれる形で支給されるのが一般的です。基本的に年に2回学費を納めることになるので、実質的にそのタイミングで奨学金が支給されるというわけです。

知っておこう!メリット型奨学金の種類


先程ご紹介したメリット奨学金にはさまざまな種類があります。

たとえば、学業が優秀な学生を対象に支給されるのが「アカデミック奨学金」です。こちらを支給されるためには、日本での学業成績に加え、アメリカの大学に入学するために必要なGPAのスコア、留学のための英語力を証明するTOEFLのスコアなどが必要になります。

メリット型奨学金の中で多くの割合を占めるのがアカデミック奨学金です。

アメリカの大学では、日本の大学に比べてはるかに多くの「アスレチック奨学金」が存在します。アスレチック奨学金とは、スポーツの才能によって得られる奨学金のことです。アメリカで最も大きい大学スポーツ連盟NCAAによると、毎年約27億ドルものアスレチック奨学金が大学から支給されているそうです。こちらの奨学金は何もトップアスリート級の学生だけに支給されるわけではありません。アメリカでは、学業とスポーツの両立ができる人物は人間的に大きく成長できるという考えが根付いているため、スポーツに積極的に取り組む姿勢のある学生は優遇される傾向にあります。

他にも音楽やダンス、演劇、芸術などのアート分野で優秀な学生が対象の「アート型奨学金」、ボランティアや部活動、スポーツの分野などでリーダーシップを発揮した人に支給される「リーダーシップ奨学金」、留学生を対象にした「インターナショナル奨学金」などがあります。

日本ではあまり馴染みがないリーダーシップ奨学金ですが、アメリカでは各分野においてリーダーシップを発揮することができる人物を育てようとする風潮があります。学生の頃からその資質を持ち、実際に活動してきた人物に対して、より大学での学びを通して成長してもらいたいという思いから支給される奨学金です。

その他の給付型奨学金についてはこちらの記事でご紹介していますので、ぜひ合わせてご覧ください。

 

アメリカの大学が独自に設けた奨学金制度もある!


アメリカには学費支援の制度が充実していますが、中には大学独自が留学生のために設けている奨学金制度もあります。世界中からの留学生を受け入れることにより、キャンパスにおける国際化が進みます。アメリカでは、異なるバックグラウンドを持つ学生同士が刺激を与え合うことで、よりお互いを高め合いながら成長できると考えられているのです。

そのため、積極的に留学生を受け入れている大学も多く、特に優秀な学生の獲得に奨学金制度は有効となっています。

コネチカット州にあるウェズリアン大学は、1831年創設の名門大学です。入学時の難易度が高いことでも知られており、科目の豊富さや図書館・研究施設などがとても充実していることでも有名です。こちらの大学には、毎年アジア11カ国から1名ずつ優秀な学生を選抜し、4年間の授業料を全額免除にする「フリーマン奨学金」制度が設けられています。

また、オハイオ州にある名門校オーバリンカレッジには、「ライシャワー記念奨学金」制度があります。これは、親日家であった元駐日米国大使のエドウィン・ライシャワー氏にちなんだ奨学金で、日本人留学生を対象にした授業料全額免除のプログラムです。

このように、各大学が支給する奨学金は、優秀な学生を対象にとても競争率が高いのが特徴です。学業成績はもちろん、日本での課外活動やスポーツ、芸術分野への参加など、幅広い視点で評価が行われます。また、私立大学で多く見られるプログラムです。

奨学金を得るための要素


留学生活にはまとまった費用がかかるので、できることなら奨学金をもらって少しでも経済的な負担を軽減したいものです。「自分には無理」と初めから諦めないで、まずは気軽に応募してみましょう。

奨学金をもらうために必要になるのが、学業成績や推薦状、エッセイなどです。学業成績に関しては、卒業した日本の学校で英文成績証明書を作成してもらいましょう。アメリカでは一般的な成績評価方法であるGPAのスコアや、英語力を測るTOEFLなどのスコアなどの提出を求める大学が多いようです。これらは数字で結果が出るため、客観的に学力を評価することができるというメリットがあります。

学業の成績にあまり自信がないという人でも、まだ諦める必要はありません。アメリカの大学では、学業成績以外にも、その人物の人となりを総合的に判断して奨学金の支給の可否を決定します。エッセイは自分を大学側にアピールすることができる材料となります。どうしてその大学を選んだのか、今までに何をしてどのように成長してきたのか、それを大学でどのように活かすことができるのかなどを、自分の言葉で相手に伝えることが大切です。参加してきた課外活動やスポーツ、ボランティアなどについての内容を盛り込むと、より自分のことを知ってもらうことができるでしょう。

特に、スポーツや芸術、ボランティアなどへの積極的な参加は評価される傾向にあります。

また、日本の学校の教師や、部活動の顧問などからの推薦状があると、奨学金の獲得には有利になります。特に、私立大学やエリート校であるほど、推薦状を重要視するところが多いようです。小さなことでもいいので自分の強みを相手にきちんと伝えると、大学側はきちんと評価してくれます。たとえば、近所の老人ホームを定期的に訪れ、高齢者と一緒の時間を過ごしたなどの身近なことでもアピール材料になるのです。面接も重要な選考過程なので、書類だけでは伝えることができない人物像をアピールすることができます。日本のように海外の学生の場合は、電話やインターネットを通して面接をするケースが多く見られます。
大学側がぜひとも欲しいと思える学生になれれば、奨学金の獲得は実現したも同然です。

多様性が受け入れられるアメリカでは、留学生だからといって排除されることはなく、多様性の一部として個性が認められる環境が待っています。

奨学金を獲得してアメリカの大学に通おう!


日本では各団体が支給している返済型(貸与型)の奨学金が多い中、アメリカの大学では留学生でも利用できる返済不要の奨学金制度が充実しています。奨学金を獲得するためには、優秀な学業成績だけでなく、スポーツや芸術分野での才能、ボランティア活動の経験、リーダーシップの有無など、さまざまな要素が評価の対象となります。これは言い換えると、あらゆる学生に奨学金獲得のチャンスがあるということです。

小さなことでもいいので、何か一つでも強みになることがあれば、積極的に自己アピールして奨学金のチャンスをつかみましょう。アメリカの大学では、個人の多様性を重視した環境で有意義な経験ができるでしょう。留学を通じて人間的にも成長できるはずです。

奨学金をもらって大学に進学し、自身の可能性をより広げてみてはいかがですか。

今回は、アメリカの奨学金制度や取得の条件などについてご紹介いたしました。
2年制の公立大学であるコミュニティカレッジの概要やメリットなどはこちらの記事でご紹介していますので、海外の大学への進学をお考えの方はぜひ合わせてご覧ください。

 

アメリカ留学ついて

日本の26倍の国土を誇るアメリカは、北はアラスカ、南はフロリダやハワイの50の州で形成されており、 それぞれの地域で文化や気候が全く異なることが特徴。 「人種のるつぼ」とよばれているように、各国の人々が様々な想いや背景を持って集まります。 様々な分野で最先端を走るアメリカには、ビジネスチャンスも広がっており、語学留学だけでない様々な滞在スタイルが可能です。 アメリカ留学では、 日本とは180度異なる文化・価値観・多様性を尊重する精神に触れ、 英語を学ぶだけにとどまらない人間的成長や経験ができるのではないでしょうか。

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