
セブ島からフェリーで約2時間の距離にある「ボホール島」をご存知でしょうか?
7千個以上の島で構成されている島国のフィリピンでは10番目に大きな島であり、 美しい自然にも恵まれたフィリピン屈指の観光地でもあります。
今回この記事では、セブ島観光で人気のボホール島完全ガイドとして、 ボホール島の基本情報、行き方、観光スポット、パングラオ島リゾートホテルをご紹介します。
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https://maps.app.goo.gl/qSiqNLfjodfUv4FQ7
ボホール島はセブ島から高速船フェリーで2時間の場所にある、フィリピンで10番目に大きい島です。人口は約114万人、面積は4117km2。
ボホール島には先端が尖った円錐形の形をしているチョコレートヒルズ、そして世界最小の猿であるターシャが見られることで有名な島です。
フェリーで2時間で行けるので、日帰りでも主要箇所をがっつりと回ることができますし、パングラオ島というリゾートの島にも行きたいのであれば1泊するといいでしょう。
ボホール島への行き方をご紹介します。
■旅行会社の日帰りツアー

ツアーによって多少行くところが違いますが、ボホールのメインスポット(チョコレートヒルズ・ターシャ・ロボック川クルーズ)には行くことがほとんどですのでご安心を!
特に家族連れや英語に不安のある方はツアーを利用した方がいいでしょう。
■高速船フェリーを利用して行く
個人で行く場合、最もポピュラーなのが高速船フェリーを利用して行く方法です。チケットの手配は自分でする必要がありますが、フェリーのターミナルで当日でも購入できますし、事前にネットや大型モールの代理店で購入も可能です。
現地についてからの移動も困りません。ボホール島に着いた出口付近にたくさんのレンタカーの呼び込みがいますので、それを利用しましょう。現地でのレンタカーも事前にネットで手配することもできます。
フェリーは1日何便も出ているので個人でも行きやすいです。
■マニラから飛行機で行く
残念ながらセブ島から飛行機は出ていないのですが、マニラからでしたらボホール島への飛行機が出ています。ボホール島のパングラオ島にある空港に到着するので、リゾートエリアで宿泊する場合にもおすすめです。
日本からマニラで乗り継ぎ便を利用する方は、日本→マニラ→ボホール→船でセブ島というルートもありかもしれません。
マニラーボホール島の航空会社
セブパシフィック航空
エアアジア
フィリピン航空
旅行会社のツアーではなく個人で行く場合、現地での移動手段を確保する必要があります。ボホール島は大きい島であること、 流しのタクシーはいないので注意してください。
■レンタカーを手配
運転手付きのレンタカーを手配するのが一番ポピュラーな方法です。
手配する方法は3つ。
・セブのターミナル、チケット売り場にいる呼び込みで手配する
・ボホールターミナル出口で手配する
・あらかじめネットで手配する
いずれかの方法です。土日祝日の混雑時でなければ、ボホール島についてから手配でも大丈夫です。出口付近にたくさんの呼び込みがいるのでそこですぐに手配してもらえます。

土日祝日の人が多い時期はまれにレンタカーがうまる可能性があるので、事前にネットで手配した方が無難です。日系の旅行会社でもレンタカーのみ手配してくれるところがあるのでそういったところで手配できます。
■レンタルバイク
レンタカー以外の方法ですと、レンタルバイクもあります。欧米の人はレンタルバイクを借りて自由に観光地を回っているのをよく目にします。街中のレンタルバイク店などで当日でも借りることができます。
ただし、チョコレートヒルズ方面は 山道な上に天候が不安定で雨もよく降ります。できればバイクではなくレンタカーをおすすめします。
https://maps.app.goo.gl/tSTKNaaEP58Lu8sG8
セブ島のフェリーターミナルは、pier1(ピア1)と呼ばれる場所です。タクシーにはピア1と伝えれば問題ありません。Grabの場合もPier1と入力すれば大丈夫です。

帰りも港から待機しているタクシーや呼び込みの車がいます。ただし時間が集中して混雑するので、Grabアプリを使うと安心です。
https://maps.app.goo.gl/kBH58vQy1DDoat5d8
ボホール島のフェリーターミナルは、ボホール島とパングラオ島のちょうど間にあります。レンタカーやホテルの送迎でターミナルに行く場合は、タクビラランフェリーターミナルと伝えれば大丈夫です。
基本的にターミナルはここのみです。他にもありますが、ボホール島の北側なので間違えることも少ないと思います。

ここでは日帰りでボホール島を検討している方に、おすすめのパターンや注意事項を紹介します。
まず、日帰りではボホール島の山側をまわるツアーがほとんどです。朝6時〜7時にセブを出発、8時〜9時にボホール島に到着して18時前後のフェリーで帰るパターンです。
約8時間ほど時間はあるのですが、山エリアだけ回っても8時間かかります。それはフェリーターミナルからチョコレートヒルズまでが1時間40分もかかるからです。移動距離がわりと長いので注意です。そのため、旅行会社ツアーではあらかじめ内容は決められていますが、個人で行く場合はなにを優先して見たいかをはっきりさせましょう。
おすすめのプランはこちら。
チョコレートヒルズ→ターシャ→ジップラインorバギー体験→ロボック川クルーズ→黄金のヘビ
時間の関係上、ジップラインとバギーを両方体験するのは厳しいです。両方したい場合は、チョコレートヒルズやターシャ、クルーズのいずれかを諦めればいけます。ただ、ジップラインまたはバギーはどちらもおすすめなので、是非体験してもらいたいところです。
山観光は前回行ったから今回はリゾートエリアを回りたいという方は、パングラオのアロナビーチをウロウロしてもいいかもしれません。
1泊や2泊の宿泊でボホール島を考えている方は、到着日はレンタカーを手配して山エリアを観光することをおすすめします。観光後はそのままパングラオ島のリゾートホテルに送ってもらうように頼めば大丈夫です。

パングラオ島滞在では アイランドホッピングやスキューバダイビングがおすすめです。イルカやウミガメにも出会える可能性があります!
ツアーを予約した際は行く場所、流れが決まっていてそれに沿って観光します。車のチャーターだけした場合でも、ツアーとほぼ同じところを回ります。
個人の場合は行く順番を自由に決められるので、何が1番やりたいかを明確にしていきましょう。
大抵の場合、タクビララン港から最も遠いチョコレートヒルズまで行って、そこからターシャやジップライン、川下りをしながら港へ戻るルートが多いです。
それではボホール島ではどんな観光名所・アクティビティがあるのか紹介します。






チョコレートヒルズ
営業時間:6:00〜18:00
入場料:50ペソ
→http://www.chocolatehills.net
次にジップライン、ジップバイク体験です。こちらのボホールに来たらやりたいアクティビティの一つです。
■CHOCOLATE HILLS ADVENTURE PARK

→ジップバイク公式HP
まずはジップバイクです。チョコレートヒルズをバックに自転車にまたがって走る、とても爽快感溢れるアクティビティです。自転車の他にもサーフボードバージョンなど、バラエティ豊かなのが特徴です。
■Loboc Ecotourism Adventure Park

ジップラインはこちら。ロボック川を眺めながらジップラインができます。実際にロボック川クルーズ中にジップラインをしている人を見ましたが、結構高さもありますし、スピードもあり迫力がありました。
山のアクティビティにジップライン系は外せないので、是非体験してみてください。
チョコレートヒルズの周辺ではバギー体験ができます。バギーを使ってチョコレートヒルズに登ったり、ヒルズの周りをぐるぐると回ったりできます。
■ライター:クレアのバギー体験



すると、とある        チョコレートヒルズの頂上に辿り着くのです。そして一面に広がるこの景色…

途中からは雨雲がかかり、空が暗くなってきたので、急いでキャンプに戻りましたが、本日のツアーで一番の目玉です。行く価値ありありです!
■ライター:美穂のバギー体験
こちらはライター美穂が実際に体験したバギー体験です。運転手がどうしてもバギーに連れてきたいらしく、半ば強制的にバギーに参加することに(笑)バギーが体験できる場所は多くあるのですが、ここは一人1080ペソかかりました。






バギー体験はかなり泥だらけになるので、汚れてもいい服装&ツアーの後半に体験するのがおすすめです(笑)
日本ではメガネザルと呼ばれる「ターシャ」は、        フィリピンの中ではボホール島にしか生息していない絶滅危惧種です。






他の観察地域より個体数は少なく、その日は全部で4匹のターシャに遭えることができました。しかし他の大型公園より近い距離でターシャを観ることができるので、見応えがあります。
こちらは別の場所でのターシャ見学です。Tarsier Enchantedという場所です。
ボホール島ではターシャが見られる場所が多数あるため、あらかじめ行きたい施設があればリクエストしましょう。そうしないとガイドさんが決めたところに連れて行かれます。




ターシャ自然保護区、arsier Conservation Area(ターシャ観察区域)、Tarsier Enchantedなどたくさんの施設があります。1番自然な状態に近いのは、Tarsier Conservation Areaかなと思います。








その横側には、なんとパドルボートの上に座ってヨガを楽しんでいるグループがあるとは。このような大自然の中でヨガをすると、パワーを沢山もらえそうです。




船から降りて参加するかどうかは、必須ではなく個人の選択ですので、見るだけでも全然大丈夫です。ところが、もしジョインしたい!という方は隣にあった「ドネーションボックス」に チップとして少しのお金を入れるのもお忘れずに!

ツアーではない場合、2020年2月時点では650ペソかかりました。








1565年、スペインの初代総督レガスピと首長シカトゥナが、血で杯を酌み交わし友好を誓い合ったことを記念して建てられたものです。スペイン側とフィリピン側とにおける争いの終結を記念しています。
レガスピ総督とは誰なのか? こちらのフィリピンとセブ島の歴史を知っておくことで、この像が何を意味しているのか分かるようになります。

ボホール島には歴史にゆかりのある石碑もあるので、歴史好きな人は是非。




バクライオン教会は、1595年に建てられたフィリピン最古の教会のうちの一つです。地震の影響で長いこと修復作業をしていたのですが、現在は復旧し見学できるようになっています。

その名の通り、竹で組まれた橋を渡るアクティビティです。スリルもありますし、なにより眺めが良くておすすめ!ただ橋を渡るだけなのですが、写真映えするスポットのうちの一つです。
パングラオ島にあるおすすめのリゾートホテルをご紹介します。

ビーチにはレストランもあり、のんびり過ごすことができます。



こちらのホテルは、アロナビーチ沿いではありませんが、閑静な場所にあるのと、プールと海が近く繋がって見えるインフィニティープールが人気のホテルです。

アモリタリゾートはアロナビーチ沿いにある人気ホテルです。緑に囲まれたこちらのホテルはセブのクリムゾンを思わせます。ホテルは高層タイプではないのでリゾート感が漂います。
ボホール島はセブ島観光の中でも人気の場所です。フェリーで2時間と日帰りで気軽に行けるのが特徴で、少ない旅行日程でも行く人が多いです。雄大な景色のチョコレートヒルズ、絶滅危惧種である世界最小のターシャはもちろん、パングラオ島はリゾートエリアで海好きの人にもぴったり。
特にバリカサグ島はダイバー憧れの地です。
日帰りや1泊でも十分に楽しめますが、 セブ島に何度も来ている方であれば1週間ぐらい滞在するとのんびりできておすすめです。
大小7100以上の島々からなる東南アジアの島国フィリピンは、島ごとにも特徴が異なります。 国全体に美しいビーチリゾートが散在しており、高級リゾートから自然の美しさを生かしたトロピカルな雰囲気漂うリゾートまで様々。 フィリピンは熱帯性気候のため、1年を通して暖かく、マリンスポーツなどリゾート気分を味わえるのも魅力の一つ。 日本からも4時間の距離にありながら世界第3位の英語使用国のため、フィリピン留学では比較的気軽にリーズナブルに語学を学ぶことができます。