2018年7月マクタン空港が大きく拡張され、第1ターミナル(国内線)と第2ターミナル(国際線)の二つに分かれるようになりました。
ここではほとんどのセブ島留学生、セブ島観光でお越しの方にとって重要な帰国時の注意点と、おすすめの過ごし方についてご紹介します。
今回は第2ターミナルのセブ島からの出国時の流れと、出国審査後の過ごし方などを中心にざっくりお伝えしたいと思います。
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セブ島マクタン空港は2018年7月から第2ターミナルへ変更になりました。 チェックインは直接3階へ向かいます。そのため日本行きはじめ国際線は、全て第2ターミナルです。
もしマニラ経由で日本帰国の場合には、第1ターミナルとなりますので、お気をつけください。
タクシーや送迎車、grabに乗ってマクタン空港に来た方は、3階のこちらに到着。
ドライバーには、「Terminal2, Departure」と伝えましょう。
このまままっすぐ進めば、建物内のチェックインカウンターへ辿り着けます。写真の右側には荷物カートが常設しておりますので、必要であれば利用しましょう。
仮に第1ターミナルに着いてしまった方も、こちらの無料シャトルバスが出ていますので、ご安心してください。
*大荷物を持って歩くと 第1ターミナルから第2までは歩いて10分はかかりますし、道もよくないのでおすすめできません。バスを利用しましょう。
昼間3階の様子です。左側3階の奥から手前に向かって来ます。
建物の中に入る前にパスポートと帰国便の予定表の提示が求められます。 スマホで帰国便を見せても大丈夫です。予めそのページをスクリーンショットに撮っておくか、開いておきましょう。
出国までの具体的な流れですが、
1、マクタン空港第2ターミナル到着
2、チェックインカウンターで出国手続き
3、ターミナルフィー850ペソ(約2,210円)を支払う(2019年9月1日以前に航空券を買った方)
4、出国審査
5、荷物検査
6、DutyFreeショップやカフェ・レストラン、空港ラウンジなどを利用
7、フライトで帰国
という感じです。図で表すと・・・
とても見やすい!!
以前はターミナルへの入館と出国審査前に2回荷物検査があったのが、今回は出国審査後に荷物検査のみになりました。出国審査後の荷物検査なので、全然並びません。この流れは素晴らしい!
出国手続きですが、今回はセブパシフィック航空、朝5時半前後の便を利用しました。
チェックインカウンターは入ってすぐに各航空会社の案内板がありますので、迷わず見つけられると思います。
今回は3時前に到着したおかげで、ほとんど並ばずに手続きを終えることができました。ちなみに、時期や曜日にもよりますが、一番混む時間帯は4時前後です。なので、それよりも前か逆に受付ギリギリの方がサッと入れます。
ただですね、残念なことに3時前後のチェックインの場合は、このチェックイン自体は早く済むのですが、 その後の出国審査手続きで審査官の人数が2人しかいなく、行列ができる事が多々あります。
5時前後になると人数は4名〜6名体制になるので、案外出国審査で待たずに済む場合も少なくありません。
どっちが良いかは、難しいところですねー。
なお、出国審査前にあるカフェ・レストランですが、2018年7月時点では見渡した限りはこのお店一つしかありませんでした。
今後増えていく事を期待しています。
マクタン空港にはターミナルフィー(空港使用料)という費用が存在します。
ターミナルフィーを購入する場所は、出国審査受付前(右側)にあります。案内など今のところは何も書いていませんでしたが、人が大抵並んでいるので見落とさないはずです。 もし日本円しかない場合も空港内で両替できます(レートは悪い)。
その後ろには用紙に記入している方々がいますが、これはフィリピン人のみ追記が必要なだけであり、日本人を含めた外国人は必要ありませんので、そのまま何も書かずに並んでください(出国カード等はありません)。
チェックイン時に受け取る「ボーディングパス」の提示を求められますので、その準備もお願いします。
出国審査です。
ここもチェックイン時と同様に時間がかかる箇所です。混雑時は15分〜30分はみておきたいところ。
家族の方は一緒に手続きができます。日本人はあまり質問を受けずに通らせてもらえますが、 過去によく聞かれた質問内容をいくつかあげると「いつセブ島に来たの?」「滞在中は何してたの?」「どこに泊まってたの?」ぐらいでしょうか。
聞かれた質問に関しては簡潔に、正直に答えれば大丈夫です。中には英語で聞かれても日本語で答える日本人もいたりするぐらいですから、まず通してくれるでしょう(笑)
出国審査が1人ずつであるおかげで、手荷物検査が全く混んでいません。ここは以前と大きく違うところです。スムーズで助かりました。
ターミナルフィーを支払うカウンター近くに売店があります。出国審査後には多くのお土産ショップやドリンク、軽食を購入できるスペースがあります。しかし、 薬局はないので機内用のマスクなど忘れてしまった方はここで購入しましょう。
マスクはこの2種類。使い捨ては20ペソ(約520円)、洗って使えるタイプは600ペソ(約1,520円)でした。
こちらが使い捨てマスク。こちらで十分ですね。機内は乾燥しやすく風邪や喉を痛める可能性があるのでマスクを忘れずに!
もう一度、この図を(笑)
出国審査後のレストランやお土産などをご紹介します。まずはDUTY FREEショップです。
免税店はこんな感じですね。
ただ免税店といっても、フィリピン産の食品(ドライマンゴーなど)以外は税金がかかりますので注意です。また免税であっても決して安くなく、市内のスーパーの5倍以上の価格です。
その後は左右に別れます。右奥に見えるのが総合案内カウンター
出国時刻とゲートナンバーを確認しましょう。
左手にはカフェ、ファーストフード、アジアンフードのレストランがあります。
コーヒーショップ。
バーガーやフライドチキンなどのファーストフード。
アジアンテイストなレストラン。
現時点ではこの3つだけです。
次に右側に進んだ先にあるものを紹介します。
すぐ右側へ歩くとお土産屋さんがあります。
お土産を書い忘れた方はこちらで購入しましょう。
ドライマンゴーの中で最も人気のブランド、7Dドライマンゴーもありました。
価格はなんと17ドル!一瞬目を疑いました。
地元スーパーなら3ドル前後で買えるはずなので、約5倍。かなり割高ですね。
かさばっても問題なければ、こちらのチップスもおすすめです。ただ、ここは高い!
ピーナッツ好きはこちら。ガーリック風味のピーナッツ!フィリピンのおやつで、日本人に結構ウケがいいです。塩分強めですが、機内でビールのおつまみとしても大変優秀。ここでは一袋100ペソ(約260円)です。
コーラは80ペソ(約208円)。良心的な価格です。
そのお土産屋さんの真向かいが、ゲート22あたりなのですが、ここにインフォメーションスタッフがいます。
ミニバー。
ラーメン屋があります。
空港ラウンジ(航空会社とカードラウンジ)はこの辺りから1階降ります(後述)。
さっきのお土産屋さんの通りをまっすぐ進むと、バッテリーやヘッドホン、その他のモバイルアクセサリーを購入できるショップ。
それから雑貨売り場があります。エア枕も販売していました。
また、書籍コーナーもあります。
種類は少ないですが、日本でも翻訳されている書籍が多く、大抵ベストセラーの物です。ビジネスマンなら既に和書で読んだことがある本も多いのではないでしょうか。せっかくなのでセブ島留学後の帰国便で、洋書のリーディングにチャレンジしてみては?
時間があまりにも余っている方は、The SPA at CEBUでマッサージも受けられます。
価格はこちら。30分以上から受け付けており、マッサージする部位にもよりますが、ざっくり金額を書くと
・30分で600ペソ(約1,520円)
・1時間で1,150ペソ(約2,990円)
お手軽なヘッド&バックマッサージはこちらで行います。
フットマッサージは奥にある椅子に座りながら行うとの事ですので、仕事しながら受けられますね。
それ以外、全身マッサージ系も30分からあります。
右奥に進むとコーヒービーン(カフェ)があります。
それからバーガーキング。
席数もかなりあるので座れない事はまずないでしょう。
マクタン空港内には(出国審査前も後も) フリーWiFiがあります。
実際に使ってみたら、ギリギリでもキンドル書籍のダウンロードや数M程度のアプリのダウンロードは全く問題ありませんでした。
ただし、早朝だったため使うユーザーが少なく快適だった可能性もあります。混み合ってくる遅くなるかもしれませんね。
航空会社のラウンジとプライオリティパスのラウンジですが、この階ではなく一階下にあります。
行き方ですが、こちらの真ん中付近にあるバーを左手に向くと・・・
このエレベーターがありますので、ここから一階下に降ります(注意:階段やエスカレーターは現時点では恐らくありません)。
エレベーター右に何やら通路があり、ここから下れそうな気がしますが、先にあったのはトイレでした苦笑。
エレベーターを降りたら左手側がフィリピン航空の看板が出ているので、フィリピン航空のビジネスクラスと一部の提携している航空会社のビジネス以上のクラスでしょう。
フィリピン航空のビジネスクラス以上かJALのダイヤモンド会員などが入れる対象。また、 ビジネスクラス以上のラウンジにも関わらず、無料Wi-Fiがありませんでした。
部屋はプラザラウンジと違って一室のみ。
食事もご飯類はなく、上記写真のような軽食ばかりです。
ほとんど人がいなく落ち着いているのはいいのですが、あまりサービスがいいとは思えませんでした。ですが、機内食が出るのでここでは軽食でいいのかもしれないですね。
ラウンジはもう一つあります。右手側に「PLAZA PREMIUM LOUNGE」と書いてあり、こちらのラウンジはプライオリティパスかDinersカードを持っている方が利用できます。
まずこちらでプライオリティパスとボーディングチケットを提示&サイン。
通路にいくつかの雑誌、新聞、書籍あり。
部屋が3部屋あり、こちらが一つ目の食事が置いてあるエリアです。
時間帯や日によって変わりますが、訪れたときの食事内容は以下のとおりです。
バジルのペンネパスタ、ポークアドボ(フィリピン料理)。
じゃがいもと人参の炒め物、ウインナー。
ポークグリル、隣に添えてある醤油につけて食べます。
ガーリックライスとウィンナー
ハムと温野菜
グラタン
サラダ類
サラダ類とスイカ
おかゆ
トーストとジャム
りんごとオレンジ
それから確かライスヌードルのスープもあったと思います。
それにしても、 置いてある料理も品数もターミナル1の時と、驚くほど全く変わってないですねー(笑)
いくつかローテーションがあるのですが、シェフが変わらない限りは恐らく今後もそのローテーションが続くと思われます。
味は中々美味しく、ご飯が進みます!
あとは、サンミゲルビールや炭酸ジュース、炭酸水などが冷蔵庫にあるので、自由に持って行ってOKです。
以前との違いで一番印象的だったのは、小さいながらキッズの遊び場を用意した事です。小さい子供を連れている親御さんにとっては、プライオリティパスで入る価値が上がりましたね。
食事が置いてある部屋の隣は、ソフトドリンク、ペットボトルの水、コーヒーやワインなどが頼めるスペースになっています。
また、本格的にくつろいだり、仕事をしたい方もこちらのスペースがおすすめです。
朝日が眩しいです。
一番奥の部屋です。同じような感じですが、こちらは飛行機の離発着や外の景色を眺めたい方におすすめです。
PLAZA LOUNGEのWiFi速度調べて見たところ、7Mでした。
悪くはありませんね。
新しいPLAZA LOUNGEではシャワーも浴びられるようになりました。飛行機に乗る前にシャワーを浴びてスッキリできるのは嬉しいですね。
最後に帰国前の過ごし方について考えて見たいと思います。
第2ターミナル内には実はAEROTELという仮眠やシャワーが浴びられるホテルがあります。
空港3階入り口横のエレベーターで2階に降りましょう。
コースは3時間から。
シングルなら
・3時間:1,500ペソ(約3,900円)
・6時間:2,200ペソ(約5,720円)
・9時間:2800ペソ(約7,280円)
ダブルルームや、シャワーだけの利用も可能。
こちらがシングルのお部屋。清潔感がありますね。もちろんWIFIもあります。
ただ、問題が! 身長180cmある私は、体を伸ばして寝られませんでした(笑)ベッドの長さが足りません。
部屋にはシャワーもあります。
無料の飲み物はカウンターからセルフでどうぞ。
部屋数は少ないです。空いていれば予約なしでも大丈夫だと思いますが、予約はしたほう良いです。
公式HPからでも予約できますが、HPからは3時間プランは見当たりませんでした。一番早くて確実なのは電話です。
予約はこちらから
電話番号:+63-32-494-7829
まず第2ターミナルの出国審査前はほとんど何もお店がありませんので空港についてしまったら、チェックインし、出国審査まで終えてしまった方が良いかと思います。
お土産を買い忘れた方はあえてターミナル1に行き、そちらで購入したり、カフェで休む事も出来ます。その後シャトルバスで第2ターミナルへ移動しましょう。
また、 第1ターミナルの向かいにウォーターフロントホテルがあります。
小規模のカジノや食事ができるレストランがありますので、近場でゆっくりしたい方はこちらがおすすめ。
セブの美味しいマンゴーシェイクが飲める最後の場所といっても過言ではありません。
食事はウォーターフロントのハンバーガーがおすすめ。フレンチフライも美味しいです。
なお、ここから第二ターミナルへの移動は「第一ターミナルまで歩き、シャトルバスに乗る」もしくは「ウォーターフロントでタクシーを拾う」になります。ただ距離が近すぎて、タクシーはメーターでは行ってくれないと思います。100ペソ(約260円)ぐらいはしょうがないかなというところです。
お昼以降の便で帰国する方は、空港から一番近いマリーナモールで過ごすのもおすすめです。
マリーナモールには、スターバックスがあります。そこで時間を潰してもいいかもしれません。
スターバックスからはやはりタクシーで5分、メーターに少しプラスして100ペソ(約260円)ぐらいかと思います。2019年時点の営業時間は以下の通りです。
・スターバックス 営業時間:7:30〜24:00
また、ランチを食べる余裕がある方は、セブの名物「レチョン」はいかがでしょうか。
「Rico’s Lechon」という名店が近くにあるので、ここでのランチがおすすめです。
場所はここ
出国審査後の空港で過ごすパターンです。
ショッピングは「DUTY FREEショップ」「雑貨」「お土産」ぐらいなので、ざっくりなら10分、15分程度で十分見回れちゃいます。なので、大半の時間はレストランや、マッサージ、空港ラウンジなどで過ごす事になりそうです。
仕事、読書、マッサージ、仮眠、オンライン英会話なんかも出来そうです。
* 最近のオンライン英会話には、ネイティブキャンプのように予め予約してなくてもすぐにできるタイプもあるので、登録している方は時間を有効に使えそうです。空港でオンライン英会話は、ネタとしても面白いかもしれません笑。
以上が、新しくなったマクタン国際空港での出国の際の様子でした。まだ工事中の部分が多いため、これから色々なところがオープンして勝手が変わる可能性があります。
大小7100以上の島々からなる東南アジアの島国フィリピンは、島ごとにも特徴が異なります。 国全体に美しいビーチリゾートが散在しており、高級リゾートから自然の美しさを生かしたトロピカルな雰囲気漂うリゾートまで様々。 フィリピンは熱帯性気候のため、1年を通して暖かく、マリンスポーツなどリゾート気分を味わえるのも魅力の一つ。 日本からも4時間の距離にありながら世界第3位の英語使用国のため、フィリピン留学では比較的気軽にリーズナブルに語学を学ぶことができます。