フィリピンセブ島留学では基本的に授業料に宿泊施設代や食費も含まれますが、最近は授業のみを提供し、宿泊施設は留学生自身で手配するプランも出てきました。
宿泊施設といえばまずホテルが思い浮かびますが、 「民泊」を利用する選択肢もあります。
民泊はホテルといった宿泊施設ではなく、個人が所有するマンションやアパートの1室、空き家に宿泊することです。ホテルとの宿泊と比較すると、 料金や物件の種類の多さ、キッチンがあるので自炊ができるなどのメリットも多くあります。
この記事では、 民泊を手軽に利用できるWebサービス「Airbnb」について説明し、実際に物件を予約する手順まで紹介していきます。
フィリピンセブ島留学をしたい方や、セブ島旅行したい方は必見です!
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文字文字Airbnbは「エアービーアンドビー」と読みます。
文字文字空き家・空室を貸したい人と、部屋に泊まりたい人をつなぐWebサービスです。民泊サービスのなかでもAirbnbは世界的に知名度が高く、利用者も多い点が特徴です。
Airbnbでは物件を貸す人を「ホスト」、物件を借りる人を「ゲスト」、また掲載されている物件を「リスティング」といいます。Webやスマホアプリから利用可能です。
ホテルとの大きな違いは主に4つあります。 物件のバラエティの豊富さ、価格、チェックイン・チェックアウトの方法、宿泊先での交流です。ひとつずつ説明していきます。
Airbnbではマンションやアパートの1室からドミトリー、コンドミニアムなど、 バラエティに富んだ物件を利用できる点が、ホテルとの違いのひとつです。
全スペースを占有できる「まるまる貸切」、1室を借りられる「個室」、相部屋になる可能性がある「シェアルーム」の3種類があります。
立地がいいほどホテルの価格は高くなりますが、Airbnbではホテルと同じエリアでも比較的安く宿泊できる傾向にあり、価格帯は、セブ島の場合 ホテルと同じ〜1/3といわれています。
またホテルと同じ値段でも、キッチンや洗濯機など設備が充実している物件があり、コストパフォーマンスの高い滞在が可能です。
ホテルに宿泊する場合はチェックイン・チェックアウトともにフロントで手続きをおこないます。
一方Airbnbの場合、フロントはありません。チェックイン・チェックアウトの方法はホストが指定した方法でおこないます。郵便ポストで鍵の受け渡しをおこなうスタイルが一般的ですが、手渡しのスタイルを取るホストもいます。
シェアルームや個室を借りる場合は、ホストやほかのゲストとの交流が可能です。一緒に食事をしたり、地域を案内してくれたりと、ホテルではできない体験ができます。
ホストやゲストとの会話によって英語を話す機会も増えるので、英会話の上達に一役買ってくれる宿泊方法ともいえます。
留学は旅行と違って、長期滞在が基本です。宿泊でのストレスをできるだけ軽減し、勉強に集中できる、充実した留学生活を送りたいものです。
Airbnbを使った現地滞在はホテルと異なる点も多く、向く人・向かない人に分かれます。ここでお伝えするメリットとデメリットを理解し、自分に合った宿泊方法を選びましょう。
Airbnbを利用するメリットは「価格、立地、設備、交流」と大きく4つあります。それぞれ説明していきます。
1.価格
ホテルと比較して安価に滞在できる物件が豊富です。とくに留学は1ヵ月以上の中長期滞在が一般的ですから、ホテル滞在とは大きく差が開くこともあります。
2.立地
ホテルがないような場所でも、Airbnbならリスティングがある場合もしばしば。ホテルは空港の近くや観光地、リゾート地に密集しているので学校のロケーションによっては Airbnbを利用するほうが、より学校の近くに滞在できる可能性もあります。
3.設備
Airbnbで借りられる物件は個人所有のマンションの1室やコンドミニアムです。したがって、 キッチンや洗濯機といった設備のある生活に向いている物件も多くあります。
キッチンがあれば自炊できるので、学食が合わない方も安心です。外食を控えて食費の節約にもつながります。また洗濯も自分でできればランドリー代の節約も可能です。
4.交流
ホストやゲストと交流できる点がAirbnbの特徴だとお伝えしました。チェックインやチェックアウト、滞在中の困りごとにも柔軟に対応してくれるホストも少なくありません。
たとえばチェックインの時間を早めてくれる、帰国の際に車で空港まで送ってくれるなどです。
ホストやさまざまな国から訪れるゲストとは英語でやりとりしますから、 プラスアルファで英語力の向上を狙える点も留学生にとっては大きなメリット学校の授業でしょう。
ここまではメリットをお伝えしましたが、もちろんデメリットも存在します。
Airbnbのデメリットである、コミュニケーションの多さ、掃除、滞在場所の特定、の3点について説明します。
1.コミュニケーションの多さ
ホテルの場合、予約を終えたらチェックインまで、特別な事情がない限りコミュニケーションは発生しません。
Airbnbを利用する場合は到着時間や鍵の受け渡し方法など、ホストとAirbnb内でメッセージをやりとりする必要があります。もちろん英語です。
英語に自信がなくても翻訳ツールを使えば問題なくコミュニケーションをとれますが、そもそもメッセージのやりとりをする手間がかかります。
2.掃除
Airbnbを使った滞在中は、ベッドメイキングや部屋の掃除をすべて自分でおこなう必要があります。ホテルではスタッフが部屋を清掃してくれるので、 掃除の手間もデメリットといえるでしょう。
またAirbnbではゲストを評価する仕組みがあるため、部屋をきれいに利用しなければホストから低評価をつけられてしまう可能性もあります。評価の低いゲストはホストから敬遠され、物件を予約しづらくなります。
評価を下げないためにも借りた物件はきちんと掃除し、きれいに使いましょう。
3.滞在場所の特定
Airbnbでは個人宅、個人が所有する物件を貸し出すため、滞在場所の住所は予約後にしかお知らせされない仕組みになっています。
ただし物件のあるざっくりとしたエリアは分かるので、治安の悪い場所でないかどうかを必ず事前に確認しましょう。
なお住所を事前に知ることはできませんが、「スーパーまで徒歩◯分」、「空港までタクシーで◯分」など、ホストが詳細を記載してくれている場合がほとんどです。
ここからはAirbnbのスマホアプリ(Android)を使って宿泊先を予約する具体的な手順を4つに分けて説明します。
Airbnbをはじめて利用する場合は、はじめにアカウントを作成します。GoogleアカウントやAppleアカウントとの連携を使えば簡単です。
アカウントを作成してログインしたら、プロフィールを作成します。まだ評価のついていない初回利用の場合はとくに、ホストに安心してもらえるようプロフィール写真や必須項目をもれなく入力することが大切です。
画面の最上部に表示されている「行き先は?」の入力欄をタップして目的地・日付・ゲストの人数を入力します。
今回は「IT Park周辺で2023/2/1〜3/31まで、大人1名」の条件で検索してみました。
検索結果が表示されました。画面の右上に表示されている丸いマークをタップすると、検索フィルターをかけて物件を絞り込めます。
滞在に必要な条件にチェックを入れて物件を探していきます。気になる物件の詳細をチェックしてみましょう。
写真が豊富に掲載されている物件も多く、部屋のイメージをつかむのに助かります。
また、とくにハウスルールと物件の★評価・レビュー、ホストについてのレビューは予約前に必ず確認しましょう。
レビューが少ない物件やよくない内容の物件は避けたほうが無難です。
滞在したい物件を決めたら、予約します。身分証明書(パスポートや運転免許証など)の提示が必要な場合もあります。
予約が成立するとAirbnb上でホストとメッセージのやりとりをできるようになります。多くの場合はホストから予約についてのお礼と、チェックイン・チェックアウトの時間、門限がある物件は門限の時間、物件の住所、鍵の受け渡し方法などが送られてきます。
住所が分かったらGoogle Mapで確認し、到着時間をホストへ連絡しましょう。空港や目印となる建物までホストが迎えに来てくれるケースもあります。
筆者が実際にAirbnbを利用した際、ホストはとてもフレンドリーにメッセージのやりとりをしてくれました。空港への送り迎えのほか滞在中も親切にしてくださったおかげで、ストレスも不安もなく、安心して滞在できました。
無事に滞在を終えたら、ホストにお礼の連絡を入れると丁寧です。 こちらはホストに対する評価をおこない、ホストはゲストの評価をおこないます。
口コミの投稿は必須ではありませんが、今後Airbnbを使う際の信用度が変わるので投稿するほうがおすすめです。
セブ島留学では授業と宿泊がセットになっている場合がほとんどです。しかしなかには授業のみ提供する学校・プランも出てきており、今後増えていくかもしれません。
滞在先の選択肢のひとつとして、Airbnbを利用する方法をお伝えしてきました。
Airbnbは滞在費用を抑えられるほか、ホストと交流できる点がホテル滞在とは大きく異なります。
コストを抑えながらさらなる語学力アップが期待でき、留学生活をより充実させられる滞在方法ともいえます。留学生にとっては魅力的な候補のひとつとなるでしょう。
大小7100以上の島々からなる東南アジアの島国フィリピンは、島ごとにも特徴が異なります。 国全体に美しいビーチリゾートが散在しており、高級リゾートから自然の美しさを生かしたトロピカルな雰囲気漂うリゾートまで様々。 フィリピンは熱帯性気候のため、1年を通して暖かく、マリンスポーツなどリゾート気分を味わえるのも魅力の一つ。 日本からも4時間の距離にありながら世界第3位の英語使用国のため、フィリピン留学では比較的気軽にリーズナブルに語学を学ぶことができます。