フィリピンセブ島留学中や旅行中に、財布やスマホなどの貴重品を盗まれたりなくしてしまったら、、、
貴重品の紛失は日本国内であっても一大事ですが、海外でそんな目に遭ったらどうすれば良いか焦りますよね。特にクレジットカードやスマホであれば早く対応する必要があります。
今回はセブ島で 財布やスマホ、パスポートまで「紛失・盗まれた」経験がある私が無くさないためにはどうすれば良いのかについて解説
します。
留学中や旅行中、持っていたはずの財布やスマホがいつの間にかなくなっていた…カバンやポケットを何度捜しても出てこない…想像するだけでも真っ青になってしまいそうですね。
いざそんな目に遭ってしまったら、ただただ焦っていても事態は解決しません。まずは落ち着いて、解決に向けた「行動」をとるようにしましょう。
当たり前の話ですが、まずはなくしたものを捜してみます。
すぐ近くに落ちているかもしれませんし、立ち寄ったお店に置き忘れてしまっているなどの場合であれば、すぐに見つかる可能性もあります。
お店が近いようであればすぐに戻り店員さんに聞きましょう。 セブ島でもしっかりとしたお店では、お客さんの忘れ物はスタッフがオフィスで預かってくれていることが多いです。
また、グラブタクシーのようにカーシェアサービスを利用している場合は、問い合わせフォームから連絡をすぐに入れることで、ドライバーが返してくれる場合もあります(そもそも座席の後ろにあるため気づかずに次のお客さんを乗せてしまう場合もある)。
実際にセブでその方法でカメラが帰ってきた方を知っていますし、私自身もセブではなくハワイですが、UBER(ウーバー)を使ったときにパソコンを車に忘れ、20分後に気づいて慌てて連絡を入れたところドライバーが、保管しているとのことで後ほど送り届けてくれました。
カーシェアサービスのドライバーはマナーの良い人が多いので、このように万が一のためにも出来るだけ使っておくと便利です。
過去に私はセブ島に行く際に飛行機で使ったユニクロのジャケットにパスポートを入れ、そのまま気づかずに日本帰国直前になって「パスポートがない!」と慌てた経験があります。
まあ、最終的には領事事務所まで行って再発行したあとに、帰国日当日にユニクロのジャケットを再び着て気づいたのですが・・・苦笑。
ただそれでも見つからなかった場合は、いつまでも長時間捜すことはおすすめしません。悪意のある第三者に不正使用されてしまう可能性もあるからです。
下記を試して見つからないようであれば、速やかに次のステップに進むようにしてください。
スマホには便利な機能があり、紛失時に効率よく捜すことができるようになっています。
iPhoneであれば「iCloud」機能、Androidスマホであれば「端末を捜す」機能にて捜索可能です。(それぞれ、ブラウザからでもアプリからでも利用可能)
他の端末からご自身のアカウントにログインし、上記サービスにアクセスしましょう。
役立つ機能としては、下記のようなものがあります。
特に音を鳴らすのは有効で、マナーモードにしていても強制的に音を鳴らすことができます。
発見を早めるのに役立ちますし、もし盗難されていた場合でも、相手に紛失に気付いていることを伝えることができるため、一定の効果があります。
スマートフォンならではの技術を駆使した捜索方法ですね。紛失に気づいてからすぐに使用できるよう、渡航前に一通りの機能を確認しておくとことをおすすめします。
財布にはスマホのような便利な捜索機能はないため、人力で捜すしかありません。
しかし、財布はスマホほど頻繁に取り出すことはしないものです。取り出すとしたら、買い物や食事をしたときでしょう。となると、それらのお店に置き忘れてしまっている可能性があります。またはタクシーの中でしょうか。
財布をなくしがちな方は「SAFEDOME」というアイテムがあります。
こちらはスマホにアプリ、財布にこのカードを入れることで、どちらかをなくした場合にボタン一つで鳴らしたり場所を特定できるアイテムです。
実は私の友人が、あまりにも私が物を忘れてくるので、心配してプレゼントしてくれました。クレジットカード2枚分ぐらいの厚みはあるものの、財布を忘れがちな方にとっては便利なアイテムです。ただし、財布もスマホも同時に忘れる方には効果がありません(苦笑)。
紛失した財布やスマホがすぐに見つかりそうにない場合、第一にすべきことは「不正利用の防止」です。そのまま放置しておくと、悪用されることで更なる損害を生んでしまう可能性があります。
クレジットカードやスマホは、それそのものを紛失することよりも、不正利用による損害のほうが恐ろしいといえます。
引用元:ゼロから始めるクレジットカード
クレジットカードは、電話一本で使えなくすることができます。カードの裏面に、盗難・紛失時の連絡先電話番号が記載されていますので、早急に電話をかけるようにしましょう。
紛失受付窓口は24時間対応しているところが多く、深夜であっても受け付けてくれます。
経験上、各クレジットカード会社はすぐに電話を取ってくれる場合が多いようです。
電話のかけ方ですが、お持ちの携帯電話で国際電話を使うのが一番ラクです。
有料になるケースが多いと思いますが、有料といっても1時間〜2時間かけない限りはバカ高い金額にはなりません。
国際電話の目安は1分50円〜100円で、コールセンターとのやり取りはせいぜい10分程度ですので、1,000円以下ぐらいの金額を見ておけば大丈夫。
より安く抑えるならスカイプやラインの有料電話に加入する方法があります。
海外によく出られる、かつスカイプのIDを既にお持ちの方は、1000円分ぐらい予めチャージしておくと何かと便利です。
もしくは部屋やホテルのフロントデスクに相談してみるのも手です。ほとんどのクレジットカードでは不正利用された分は補償してくれるため、適切な手続きを取れば大きな損害を被ることは少ないです。
複数のクレジットカードを同時に紛失した場合、同様の手順でカード枚数分の会社に電話をかけることをお忘れなく。
しかしクレジットカードを紛失しているのですから、そもそもカードが手元にないという状況の人が多いですよね。そういう場合は、インターネットでGoogleなどの検索サイトにアクセスし、「クレジットカードの名称 紛失」のキーワードで、検索をかけてみてください。
例:楽天カード 紛失
すぐに連絡先すべき電話番号が見つかるはずです。
スマホの使用停止方法は、先ほど紹介した紛失時の捜し方とほぼ同様です。
iPhoneであれば「iCloud」、Androidスマホであれば「端末を捜す」にアクセスすることで、端末のロックおよびデータの消去を行うことができます。ロックをかけることで、おサイフケータイなどの付帯機能も停止させることができます。
そのうえで、携帯電話の各社(ドコモ、au、格安SIMの場合は各SIMキャリア)に紛失した旨を連絡します。
連絡先が不明な場合はインターネットで検索しましょう。クレジットカードの連絡先を調べるのと同様に、「SIM会社名 紛失」のキーワードで検索可能です。盗難・紛失の連絡は24時間受け付けている会社がほとんどです。
ロックはしたもののスマホがすぐに見つからなかった時点で、残念ながら本体は戻ってこないと思ったほうが良いと思います。
写真などのデータを失うのは心苦しいですが、「データ消去」を行い、情報漏洩を防止するようにしたほうが安全です。
クレジットカードやスマホの利用を停止したら、次は警察署に届け出ます。届出は必須ではないですが、保険で補償してもらう場合には警察署で発行してもらう「証明書(ポリスレポート)」が原則必要です。
*例外的に帰国直前で盗難にあった場合は、交渉次第では補償してもらえるかもしれません。
しかし慣れない海外では、警察署がどこにあるのかもわからないし、何をどう伝えたら良いかもわからないですよね。
「どこで何をするべきか」といったノウハウは、慣れた人たちに相談しましょう。何をしたらいいか、適切なアドバイスを得られると思います。
具体的には、下記の人たちに相談してみることをおすすめします。
留学中の方は、学校スタッフに相談してください。
過去に他の生徒さんで同じようなケースを対応しているはずなので、最寄りの警察署や手続きの流れも知っているはずです。
ツアーでセブ島に滞在している場合は、現地ガイドさんに報告、または緊急時の連絡先の番号を渡されていると思います。多くの旅行者を相手にしている仕事ですので、貴重品の紛失といったよくあるトラブルの対応は慣れているはず。
個人手配の旅行や出張などの場合は、ホテルのコンシェルジュに相談するのも有効です。コンシェルジュはホテル周辺の施設を把握していますので、最寄りの警察署の場所や移動手段などを案内してくれるでしょう。
英語でのコミュニケーションに自信がない人もいると思いますが、言語だけではなく、身振り手振り、筆談など、あらゆる手を尽くしましょう。経験上、困っている人の気持ちは必ず伝わります。
現地ですぐに相談できる相手がいない場合は、電話でサポートを求める方法があります。具体的には、海外旅行保険のサポートデスクです。
海外旅行保険は、基本的には病気や怪我をしたときに利用するものですが、実は海外旅行の手助けもしてくれるのです。具体的には、トラブル対応時の対応手順や、必要機関の連絡先などを案内してくれます。
こういった方々の支援を受けてとるべき手続きがわかったら、次は警察へ向かいましょう!
警察の公的な証明があることにより、クレジットカード不正利用の補償が受けられたり、携行品損害の保険適用を受けたりすることができます。ポリスレポートの発行は、非常に重要な手続きです。
具体的な手続きは警察署によって異なる可能性がありますので、職員の方の指示に従うようにしてください。
パスポートも盗難・紛失してしまった場合は警察だけでは手続きが終わりません。現地の日本大使館・領事館へ届け出る必要があります。セブ島の場合には、アヤラモール近くにある在セブ領事事務所です。
大使館では、パスポートを再発行することができます。再発行されたパスポートは正規のものですので、この手続きができればパスポート復活です。
ただ、パスポート発行のためには戸籍謄本が必要です。日本にいる家族にお願いして発行してもらう必要があります。また受取まで少なくとも1週間以上はかかると見ておいたほうが良いでしょう。
そんなに待てないというケースも多いと思います。その場合、 「帰国のための渡航書」を発行してもらうようにしてください。イメージとしては「一回限りで使用できる帰国専用のパスポート」です。
帰国のための渡航書の発行については、必要な持ち物もポリスレポートと写真(パスポートサイズ)と身分証明書だけですので、パスポート再発行よりは簡単です。
落ち着いて対応すれば難しくないことでも、いざトラブルの渦中にいると混乱してしまい、行動が遅れてしまうことも多々あります。
「きっと大丈夫だろう」という慢心を捨て、下記の準備をしっかりしておき、トラブルに備えましょう。
利用停止手続きをするためにカード会社の電話番号を知る必要があります。カード会社の電話番号はメモしておくことをおすすめします。
しかし、カード会社の電話番号はカードの裏に記載されているため、紛失してしまうとわからなくなってしまいますよね。
また、クレジットカードには発行会社のほかにVISAやJCBといった国際ブランドも記載されているため、どちらに連絡すればいいか迷うことがあるかもしれません。
「カード発行会社」に連絡すればOKです。(下記に一例を示します)
スマホについては上述のとおり非常に便利な捜し方があります。紛失したり盗難に遭ったりした直後ならば、大音量で音を鳴らすなどの機能により発見できる可能性が高まります。
スマホを無くしたときにこれらの対応がすぐできるよう、渡航前に必要なアプリのインストールを済ませておくことはもちろん、実際にスマホを無くしてしまったシーンを想定した操作確認をすると良いです。
海外滞在中において、最も有効な身分証明書はパスポートです。しかし、パスポートそのものが盗難に遭ってしまうこともあります。
そんなときに役に立つのは、「パスポートのコピー」です。日本の国内で発行した運転免許証や保険証ではありません。
パスポートのコピーさえあれば、警察での証明書を発行してもらったり、大使館で帰国のための渡航書を発行してもらったりする場合の手続きが非常にスムーズになります。(パスポートのコピーで手続きできるシーンはたくさんあります。コピーでOKであれば、なるべく原本は出さずに済ませたいですね。)
万が一の場合に備え、パスポートのコピーをあらかじめとっておき、持ち歩くバッグとは別に保管しておくことをおすすめします。
財布やスマホを無くしたとき、各手続きのために大使館や領事館、警察などに行く必要があります。トラブルがあったときには駆け込むところですので、事前に場所を確認しておくと良いでしょう。
住所を把握しておくことに加えて地図も持っておくと、なお良いです。
タクシーに乗ったり道で人に行き方を尋ねたりする際、地図を見せて「ここに行きたい」と伝えることで、よりスムーズな意思疎通が可能です。
セブ島の領事事務所はこちらです。
留学生なら必ず保険は入っていると思いますし、旅行で来る方でも保険に加入している方は多いです。クレジットカードの付帯保険で言えば、ほとんどの方はお持ちじゃないでしょうか。
この保険の内容は、海外滞在中のケガや病気の治療費補償や、万が一の死亡に備えるためのものではありますが、この中に「携行品損害保険」が含まれていることがあります。
引用元:損保ジャパン
保険を契約するにあたっては、契約内容を確認してみてください。携行品損害保険を使うことで、財布やスマホを失ったときにも補償が得られる可能性があります。
注意したいのが、保証の対象となる「シチュエーション」。
一般的な携行品損害補償では、盗難など事故的なものは補償の対象とするものの、紛失や置き忘れは対象外となっているものが多いのです。
引用元:損保ジャパン
保険の種類によっては、紛失や置き忘れも補償対象となるものもありますので、ぜひ一度確認してみることをおすすめします。
引用元:AMERICAN EXPRESS
心配な方は、補償内容や金額で保険会社を選んでもいいかもしれませんね。
携行品損害補償の内容確認に合わせ、海外旅行保険のサポートデスクではどんなサポートが受けられるかを確認しておくと良いです。
保険のサポートデスクは、保険に関する手続きを案内するのはもちろん、それ以外のちょっとした困りごとの相談も受け付けてくれるところがあるのです。
会社によっては観光情報を案内してくれたり、食事スポットを紹介してくれたりもしますので、トラブルがなくても活用する価値があるところも…。
引用元:東京海道日動
もちろん財布やスマホを紛失した時にも大いにサポートをしてもらえるでしょう。具体的なサポート内容について、いま一度確認しておくことをおすすめします。
海外で財布やスマホをなくしてしまった場合の対応と、万が一のための準備について解説しました。
ただなるべくならそんな目には遭いたくないですよね。トラブルに巻き込まれず過ごせるに越したことはありません。
最後に、なるべくトラブルに遭わないために気を付けることをご紹介します。基本的な内容ではありますが、今一度ご自身によく言い聞かせるようにしてください。
クレジットカードは基本的には財布の中に入っていると思います。つまり財布を紛失すると、持っているすべてのクレジットカードの利用停止手続きをしなければなりません。
使わないクレジットカードはそもそも持ち歩かないことが肝要です。セブ島ではたまに使えないクレジットカードがありますので、2種類ぐらいは常に用意しておきたいですが、それ以上は持ち歩くのはおすすめしません。
持ち歩くクレジットカードは厳選したうえで、電話番号を控えておくようにしましょう。
スキミングの被害も可能性がないとは言えません。以下のようなスキミング防止ケースを使うのも有効です。クレジットカードが汚れるのを防ぐことも出来ますので、一石二鳥です。
なお、デビットカード(VISA、マスター共に)、アメックス、ダイナース、JCBはセブ島では使えない場所がかなり多いです。そのため一般的なVISAかマスターを持っていきましょう。支払いではなく、引き出し(キャッシング)目的であれば問題ありません。
日本では財布やスマホを失くしても交番に届けてくれることはめずらしくありませんが、セブ島含め海外ではそれはほとんど考えられないケースです。
ある程度のランクのレストランで忘れた場合はスタッフが取っておいてくれることもありますが、基本的には忘れたものは戻ってこないと思った方が良いです。
またカフでは、次のことに気をつけましょう。
セブ島のカフェ内は実際安全で、机に物を置きつつ、一人でトイレにいっても殆どの場合は問題ありません。
ただし、11月〜12月のようなクリスマス前の時期は犯罪率が上がります。また、盗んでも気づかれにくい小物の方が、大きなものより盗まれやすいです。
そのため、パソコンやリュックよりは財布、スマホ、時計などが盗まれる可能性が高いので、小物は特に注意しましょう。小物をしまう際も絶対に盗まれたくないものは、簡単に取り出せる場所ではなく、出来るだけリュックの奥に入れてください。
そして一人でカフェに行く場合は、防犯のために出来るだけカウンターの目の前や、目立つ場所に座ることをおすすめします。
これも海外渡航における基本です。大量の現金は持ち歩かないようにしてください。見た目にお金を持っていることがわかると、スリの標的にされてしまいます。
また男性でズボンの後ろのポケットに長財布を入れている方も多いですが、海外ではそれが犯罪者の格好の的になることを忘れないでくださいね。女性でも、フタの閉まらないハンドバックは避けたほうが良いでしょう。
そして、「小銭やお札」と「クレジットカード」は海外では分けておくことをおすすめします。万が一盗まれた場合も、その場をどちらかで対処出来るからです。
セブ島で財布やスマホなどを紛失した場合の対応についてご紹介しました。
重要な心掛けとして、なるべくトラブルに巻き込まれないように行動することはもちろんですが、どんなに気を付けていてもトラブルはあるかもしれないということです。そういった場合にはとにかく迅速に行動することが重要です。
逆に神経質になりすぎても楽しくなくなってしまいますので、必要な準備をしたら「準備万端、これで何があっても対応できる!」と考えて、あとはセブ島を満喫してもらえればと思います。
大小7100以上の島々からなる東南アジアの島国フィリピンは、島ごとにも特徴が異なります。 国全体に美しいビーチリゾートが散在しており、高級リゾートから自然の美しさを生かしたトロピカルな雰囲気漂うリゾートまで様々。 フィリピンは熱帯性気候のため、1年を通して暖かく、マリンスポーツなどリゾート気分を味わえるのも魅力の一つ。 日本からも4時間の距離にありながら世界第3位の英語使用国のため、フィリピン留学では比較的気軽にリーズナブルに語学を学ぶことができます。