お家でイギリス留学気分が味わえる！本場”サンデーロースト”のレシピ

歴史ある文化や伝統が色濃く残るイギリス。古い伝統も守りながらも、常に流行の発信地としてファッション・アート・音楽・考え方や技術などを生み出し世界中に発信している国として知られています。

イギリス留学について詳しく知る

 
今回はそんなイギリスで古くから食べられている伝統料理サンデーローストのレシピをご紹介します。作り方は簡単なのでぜひお家で作ってイギリス留学気分を味わってみてください！

サンデーローストとは？

イギリスの伝統料理であるサンデーロースト(Sunday Roast)とは鶏肉や豚肉、ラム肉や牛肉、ターキーなどのローストしたお肉とヨークシャープディング、ジャガイモやグリーンピースなどの野菜を付け合わせたワンプレート料理のことを言います。オーブンでお肉をローストする、といういたってシンプルな料理。お肉全体にはたっぷりのグレイビーソースやアップルソースがかかっています。

今回は日本人にもなじみのある牛肉を用いて、オーブンを使わず簡単に作れるサンデーローストのレシピをご紹介します。

材料(2～3人前)

• 牛モモ肉ブロック…250ｇ
• 塩コショウ…適量
• オリーブオイル…大さじ１

費用

￥1,000程度

調理時間

120分

作り方

１．牛肉を冷蔵庫から出し、必ず室温に戻しておきます(30分～1時間)
※お肉は必ず室温に戻しておきましょう。弱火で蒸し焼きにするため、お肉が冷たいと火が通りにくくなってしまいます！

２．牛肉の全ての面に塩コショウを多めに振ります。

３．熱したフライパンにオリーブオイルを引き、強火で肉1面につき2分ほど加熱し、焼き目をつけます。

４．ごく弱火にし、蓋をして5分程蒸し焼きにします。

５．牛肉を取り出してアルミホイルで2重に包み、冷めるまで寝かせます。

６．お好みの大きさに切ってお皿に盛り付ければ完成！

本場の味に近づくポイント

味の決め手はソース。本場イギリスではお肉によってソースが異なりますが、最も一般的なものはグレイビーソースです。ローストした肉汁を使ったグレイビーソースは肉の旨味がたっぷり詰まっており、付け合わせのヨークシャープディングや野菜との相性抜群です！

お肉自体はソースではなく塩コショウでもおいしくいただけますが、本場の味を楽しみたい方はぜひグレイビーソースも作ってみてください！

サンデーローストの豆知識

その昔、イギリスでは日曜日に教会へ行き、礼拝を終えた後牛肉を焼いて食べる習慣がありました。諸説はありますが、それが現在でも「サンデーロースト(Sunday Roast)」という形で残っていると言われています。

そのため、イギリス人にとってローストビーフは日曜日のランチの定番メニューです！今もなおイギリスの家庭料理として親しまれているサンデーローストですが、日曜日になるとほとんどのパブやレストランでも楽しむことができます。

サンデーローストで欠かせない付け合わせはヨークシャープディング。これは、卵、小麦粉、ミルクを混ぜ合わせたものをオーブンで焼き上げたシュークリームの皮のようなもので、これがなくてはサンデーローストとは言えない！という人もいるほどイギリス人にとってとても重要な存在です。

イギリスの食文化

イギリスは日本と同様島国なので、新鮮な魚介類が食べられます。特に有名なのが、タラなどの白身魚をフライにした料理「フィッシュアンドチップス」です。他にも国の半分が放牧地や牧場のため肉類や乳製品も豊富です。

またイギリスでは1つの料理に1つのお皿を使うような文化はなく、多様な品をワンプレートで彩るというのが主流です。ボリュームも多く、一皿だけで非常に満足感が得られます。イギリスの朝食として有名なイングリッシュブレックファストや今回ご紹介したサンデーローストもその特徴を生かした料理です。

そしてイギリスのあまり知られていない食文化の1つとしてカレーがあります。昔インドやパキスタンがイギリスの植民地だったこともあり、イギリスではカレーが国民食とも言われるほどカレー文化が根付いています。今やイギリス全土で1万件程のカレー屋さんが存在すると言われている他、スーパーマーケットでもカレーのコーナーには様々な種類がずらりと並んでいるため、家庭でも簡単に本格的なカレーを食べることができます。

おわりに

歴史のある街並みと新しい文化が入り混じるイギリス。そんなイギリスの伝統料理”サンデーロースト”のレシピ、いかがだったでしょうか？お肉の種類を変えたり、付け合わせやソースを変えたりすることで様々なサンデーローストを楽しむことができます。

ご家庭でも簡単に作れるのでぜひ挑戦してみてください！