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アメリカ留学にはどんなビザが必要?期間別に取得が必要なビザの種類

更新日2022.05.31

アメリカ留学にはどんなビザが必要?期間別に取得が必要なビザの種類

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スマ留編集部

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アメリカ留学には学生ビザが必要な場合がある

ビザとは各国の政府が与える入国のための事前審査証のことです。観光目的でアメリカに行く場合は、ビザ免除プログラムを利用して入国することが可能ですが、留学の場合、滞在期間によっては学生ビザを発行する必要があります。

学生ビザには滞在期間や目的によっていくつかの種類があり、自分の留学スタイルに合ったものを取得しなければなりません。この記事では、アメリカ留学で必要な学生ビザの種類とビザの申請方法について解説していきます。アメリカ留学をスムーズに進められるよう、ぜひ参考にしてみてください。

【留学期間・目的別】アメリカ留学で必要なビザの種類

アメリカ留学に必要な学生ビザには、滞在期間や目的に応じて複数の種類があります。それぞれの概要を紹介しますので、自分に必要なのはどのビザなのか確認してみてください。

3ヶ月未満ならビザは不要

留学期間が3ヶ月未満で、午前または午後のみのパートタイムプログラム、週18時間未満の授業しか受けないという場合は、学生ビザを申請する必要はありません。その場合、短期の商用や観光目的と同じ扱いになり、ビザ免除プログラムの「VWP」(Visa Waiver Program)で入国することができます。

 

1ヶ月の短期でもフルタイムの場合はF-1ビザ

F-1ビザは、大学や大学院、語学学校などに留学する学生に発給される、最も一般的な学生ビザです。週に18時間以上の授業を受ける場合は滞在期間に関わらず申請する必要があります。

ビザの有効期限は最長5年間ですが、実際に滞在できる期間は「I-20」という入学許可証で許可されている滞在期間を元に決定されます。

専門性の高い学校への留学にはM-1ビザ

M-1ビザ(職業訓練学校生ビザ)は、専門性の高い学校に留学する学生に発給されるビザです。アメリカでデザインや美容など学術以外の職業的な教育や研修を受ける留学生が対象となります。

学位を取得することを目的とするビザではないため、滞在できる期間は1年間、もしくは入学許可証に記載されている期間プラス30日間とF-1ビザに比べて短い設定になっています。

交換留学生やインターンならJ-1ビザ

J-1ビザは、交換交流プログラムの一環で渡米する人を対象としており、大学や研究機関に滞在し、技術や知識を得ることを目的とする交換留学生が取得するビザです。

また、就労ビザよりも取得しやすいことから、アメリカでのインターンシップを希望する若者を中心に注目を集めています。J-1ビザを取得すればワーキングホリデーと同じような扱いになり、アメリカで働きながら有給インターンシップで給料が支給され、現地で働きながら生活を送る資格が認められます。

J-1ビザで滞在できる期間は、交流プログラムの主催者が発行する許可証に記載されている交流プログラム期間の開始30日前から終了の30日後までとなっています。

J-1ビザの家族ならJ-2ビザ

J-2ビザは、J-1ビザの保有者が同行を希望する配偶者や21歳未満の未婚の子どもに発給されるビザです。

交流訪問者の配偶者や子どもは、J-2ビザを保有していても就労許可を申請しない限りは、アメリカ国内で就労することは認められませんので注意が必要です。

 

アメリカ留学でF-1ビザの申請時に準備が必要な書類

ここからは、アメリカ留学のビザの中でも最も一般的なF-1ビザの申請方法を解説していきます。まずは、申請に必要な書類を確認していきましょう。

入学許可証のI-20

I-20は留学生を受け入れるアメリカの大学や語学学校が発行する入学許可証で、F-1ビザを申請する際に必要です。

I-20を取得するためには、まず通いたい学校に問い合わせを行い、入学申し込み手続きを行います。それからしばらくするとI-20が郵送されてきます。問い合わせから1週間ほどで手元に届くこともありますが、もう少し時間がかかる場合もあります。

留学生本人のパスポート

滞在日数プラス6ヶ月以上の有効期限があるパスポートが必要です。パスポートを持っていない場合は最初に取得手続きをしましょう。過去10年間に取得したパスポートがあれば、それもアメリカ大使館に提出する必要があります。

提出の際には顔写真が見えるように開いた状態で提出しましょう。

英文の財政能力証明書

留学中に必要な費用を支払う能力があることを証明するために次の書類のうちいずれかを用意してください。

  • 申請者本人名義の銀行もしくはゆうちょ銀行の英文の預金残高証明書
  • 保証人名義の英文の預金残高証明書と保証人が財政的に援助することを誓約した英文の信用保証書(Letter of Guarantee)
  • 会社発行の英文の保証書(企業派遣の場合)
  • 費用負担宣誓供述書(スポンサーがアメリカにいる場合に取り寄せが必要。スポンサー名義の銀行残高証明書または年収証明書を添付)

6ヶ月以内に撮影した証明写真

ウェブサイトにデジタルの写真をアップロードし、さらに大使館に証明写真を提出する必要があります。デジタル写真は次の条件を満たす必要があります。

  • 正方形で最小寸法600ピクセル×600ピクセル、最大で1200ピクセル×1200ピクセル(縦×横)であること

大使館に提出する証明写真は次の条件を満たす必要があります。

  • 正方形で5cm×5cm(縦×横)であること
  • 6ヶ月以内に撮影したもの
  • 正面、無帽であること
  • 頭部(頭髪の頂点から顎まで)が25~35mm、目は写真の下から28~35mmであること
  • 眼鏡を着用した写真は不可

 

アメリカ留学でF-1ビザ取得に必要な費用

F-1ビザの取得には次のような費用がかかります。

パスポートの取得費用

パスポートを持っていない、もしくは有効期限が不足している場合には、新たにパスポートを取得する必要があります。パスポートの取得費用は、5年間有効なもので11,000円、10年間有効なもので16,000円となっています。

SEVIS(DHS)費用

SEVISとは、米国国土交通省が作ったオンラインシステムです。ビザ申請者はこのシステムを管理するためのSEVIS費用を支払う必要があります。

SEVIS費用は、F-1とM-1ビザ共通で350ドル(2019年6月24日より)です。日本からの支払いの場合、オンラインでのクレジットカード払いが便利です。クレジットカードで支払うとI-901という証明が発行されます。

F-1ビザの申請料金

ビザ申請料金として、F-1ビザ、M-1ビザともに160ドルを支払う必要があります。

 

アメリカ留学でF-1ビザを申請するときの手順

F-1ビザを申請するためには、いくつかのステップを踏む必要があります。ここからは、それぞれのステップで行うべき内容を詳しく解説していきます。

ビザの申請書類であるDS-160を作成する

DS-160は、米国大使館・領事館で非移民ビザを申請する全ての申請者が提出する必要がある申請書類です。この書類はアメリカ大使館のサイトから作成することができます。

この書類を作成するにあたり、次の書類を用意する必要があります。

  • 滞在日数+6ヶ月以上の有効期限がある現在パスポート
  • 過去10年間に発行された古いパスポート
  • I-20
  • デジタル証明写真

ビザの申請を行う

ビザの申請はアメリカ大使館のサイトから行うことができます。申請の際に必要な書類は次の通りです。

  • パスポート
  • DS-160申請書
  • I-20
  • クレジットカード(もしくはインターネットバンキング、Pay-easy対応のATM)

また、申請を行うタイミングでビザの申請料金を支払いますが、ビザが取得できなかった場合も返金はされないため注意しましょう。

ビザの面接日を予約する

ビザの申請料金を支払い、申請料金の受付番号が有効になれば、ビザの面接日の予約ができるようになります。アメリカ大使館のwebサイトで、全国にある 面接会場の大使館や領事館を確認し、予約を取りましょう。

面接日が確定したら面接予約確認書をプリントアウトしてください。面接の際に必要となります。

大使館や領事館で面接を受ける

予約した日時の1週間前までに次の書類を郵送で提出する必要があります。

  • パスポートのコピー
  • 面接予約確認書
  • DS-160の確認ページ
  • 証明写真
  • 翻訳書類

また、面接当日は次の全ての必要書類を持参してください。

  • 滞在日数+6ヶ月以上の有効期限がある現在パスポート
  • 過去10年間に発行された古いパスポート
  • DS-160申請確認書
  • 面接予約確認書
  • SEVIS費用支払済確認書
  • I-20
  • 財務証明書
  • 証明写真

面接ではいくつかの質問をされます。言語は面接官によって日本語の場合と英語の場合がありますが、英語でも答えられるよう準備しておきましょう。

 

アメリカ留学のビザの面接で聞かれる質問例

大使館や領事館での面接では、書類の内容が正しいかどうかの確認に加え、書類では分からない点を口頭で質問されます。

質問内容は面接官によって異なりますが、その一例を紹介します。

現地に知人や友人はいないか

「現地に知人や友人はいないか」といったことを聞かれることがあります。これは、不法労働や不法滞在の可能性がないか確認するための質問です。したがって、この場合は「アメリカに親しい人はいない」と答えるのがベターです。

留学費用は誰が負担するのか

「留学費用は誰が負担するのか」と質問されることもあります。これも不法労働の可能性がないか確認するための質問です。そのため「留学費用は親が用意してくれた」もしくは「自分で貯金した」と答え、現地で働く必要がないことをアピールしましょう。

 

アメリカ留学の学生ビザに関する注意点

アメリカ留学のビザを取得するにあたりいくつかの注意点があります。しっかり確認して、スムーズに手続きを進められるようにしましょう。

予防接種は必ず必要

世界各国から人が集まるアメリカでは国内での感染症拡大を防ぐため、予防接種を徹底しています。留学先である州や学校が予防接種のワクチンを指定していることもあり、その場合は留学前に必ず予防接種を済ませておく必要があります。

「はしか」「おたふく風邪」「風疹」の3種類の接種証明書は必ずビザ申請時に要求されますので、早めに準備しておきましょう。

ビザ申請を却下されるケースもある

ビザは申請すれば必ず発給されるといわけではなく、中には却下されてしまうケースもあります。ビザ申請が却下されれば、アメリカへの留学は断念せざるを得ない場合もあります。

特に嘘をつく人や不法就労、不法滞在の可能性がある人は却下されることが多いです。一度却下されてしまうとESTAが許可されなくなったり、再申請の際にハードルが高くなるなどの支障が生じるので、注意してください。

費用を支払う人が親の場合は親の残高証明書が必要

出願者と費用を支払う人が異なる場合は、負担者の預金残高証明書が必要になります。口座名義が留学する本人でない場合は、英文による預金残高証明書と費用を負担する人の英文同意書を提出しなければなりません。

学生ビザでアルバイトはできない

アメリカ留学について調べていると、現地でアルバイトをしながら生活をしている人の話を聞くことがあるかもしれませんが、学生ビザでアルバイトなどの就労に携わることは違法行為になります。収入が発生する仕事をするためには、そのためのビザが必要ですので、この点については留学前に理解しておく必要があります。

 

自分の留学スタイルに合うアメリカの学生ビザを取得しよう

ここまで、アメリカ留学に必要な学生ビザについて取得方法を中心に解説してきましたがいかがでしたか?ビザを取得するためには、必要書類や十分な費用を用意する必要がありますので、余裕を持って準備を進めるようにしましょう。

また、滞在期間や目的に応じて必要なビザの種類が異なります。自分に必要なビザはどのビザなのか、しっかり確認して申請するようにしてください。

アメリカ留学ついて

日本の26倍の国土を誇るアメリカは、北はアラスカ、南はフロリダやハワイの50の州で形成されており、 それぞれの地域で文化や気候が全く異なることが特徴。 「人種のるつぼ」とよばれているように、各国の人々が様々な想いや背景を持って集まります。 様々な分野で最先端を走るアメリカには、ビジネスチャンスも広がっており、語学留学だけでない様々な滞在スタイルが可能です。 アメリカ留学では、 日本とは180度異なる文化・価値観・多様性を尊重する精神に触れ、 英語を学ぶだけにとどまらない人間的成長や経験ができるのではないでしょうか。

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