不登校の状態から抜け出す方法の1つに、留学をするという方法があります。留学にはさまざまなメリットがあり、もしかしたら不登校からやり直せる可能性もあります。
この記事では、不登校から留学するメリットや、留学後の進路などについてご紹介していきます。留学で不登校から脱却したいと思う方の参考になれば幸いです。
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学校を不登校になってしまうと将来が不安になったり、この先どうしたらいいのわからないという方もいらっしゃるでしょう。不登校から抜け出す方法の1つとして、留学するという方法があります。この章では、不登校から留学するメリットやデメリットについてご紹介していきます。
不登校から留学するメリットは、環境が大きく変わることです。不登校になる理由はさまざまですが、環境が原因のことが多いです。そのため、不登校から脱却したい方にとって留学は、環境を変えられるチャンスといえます。
また、海外には日本とは違う考えや文化があります。住む環境を変えて日本とは違う考えや文化に触れると、自分の考え方や価値観が広がり物ごとの感じ方が変わります。そのため、不登校から抜け出して今後生きていくうえで、留学の経験というのは大きな糧になるでしょう。
しかし、留学はメリットばかりとはいえません。留学では、考え方や文化の違う場所にいくことになります。そのため、考え方や文化の違いについていけずストレスを感じてしまかもしれません。ストレスによって、また不登校に逆戻りしてしまう可能性があります。
また、留学には多額の費用がかかります。自分で留学の費用を用意するのが難しい場合、親を頼ることになると思います。しかし、不登校だった子供がいきなり「留学したい」となると親としても「本当に大丈夫なのか?」と却下されてしまう可能性もあるのです。親を納得させる方法については、後の章でご紹介するので参考にしてみてください。
留学には、短期と長期留学という方法があります。この章では、短期/長期留学についてご紹介していきます。
短期留学は、1週間~3ヶ月程度の留学です。期間が短いため、海外に今までいったことがない方が不登校から留学するという場合は、短期留学がおすすめです。
学校の長期休暇期間を利用することも可能なため、場合によっては休暇明けに日本の学校に復帰することもできるかもしれません。1週間の留学であれば、国や留学プランにもよりますが約20万前後でおこなえます。
長期留学は、6ヶ月以上の留学です。短期留学に比べて費用が高いですが、その分じっくりと時間をかけて海外の文化や価値観に触れたり、自分と向き合える時間を確保できます。
短期・長期留学後は、もう1度高校に通うという選択肢があります。もう1度高校に通う場合は、留学で取得した単位が反映されるか確認をとるようにしましょう。学校によっては、単位が反映されないことがあり、留年扱いになってしまうことがあります。
また、留学後そのまま就職するという選択肢もあります。就職する際は、留学で得た語学力や経験を活かしていきましょう。
この章では、不登校から留学する方法の1つである高校卒業留学についてご説明していきます。
高校卒業留学は、海外の高校で卒業する留学です。高校の卒業資格を取得することができるため、留学後の進路が広がります。短期・長期留学に比べて留学費用が高額になりやすいので、留学先をじっくり検討する必要があります。
高校留学後の進路は、大学に進学や就職です。日本の大学に進学する場合は、帰国子女枠として入学できるケースがあります。しかし、大学によっては留学で取得した卒業資格が認められない場合があるため進学する場合は注意しましょう。
日本で就職する場合は、海外の企業と関わりのある企業に就職すると、留学の経験を生かしやすいかもしれません。そのような企業の場合、面接の場においても留学経験は大きなアピールポイントとなります。
また、留学先の大学に進学したり、現地の仕事に就くというのも1つの手です。
不登校から留学する場合は、親を納得させる必要があります。しかし、どのように相談したらいいのかわからない方もいらっしゃるでしょう。この章では、不登校からの留学を親に納得してもらえる相談方法についてご紹介していきます。
親を納得させるためには、留学する目標を伝えることが重要です。しかし、あいまいな目標では親を納得させるのは難しいです。留学をしたいと思ったら、留学のプランや目標、将来の進路などを具体的に伝えられるようにしましょう。
また、留学が反対される理由には費用の問題があります。そのため、留学意思を見せるためにもなるべく留学費用は自分で稼ぎましょう。自分で費用を稼ぐことによって、留学したいという意思を感じさせることができるかもしれません。
また、反対理由を受け入れることも大切です。親の反対意見に反抗しているだけでは、話が進みません。反対理由を受け入れて話し合ったうえで、お互いが納得できる解決方法を親と一緒に考えましょう。
不登校からの留学は、新しくやり直せるきっかけになるかもしれません。留学は、新しい考え方や価値観に触れ、自分を変えることができるチャンスです。
しかし、ときには考え方や価値観の違いなどがストレスにつながってしまい、不登校を悪化させてしまうおそれもあります。また、留学には多額の費用がかかるため気軽にいけるものではないです。
また、不登校からいきなり留学するとなると親に反対されることもあるかもしれません。お互いが納得できる留学をできるように、よく話し合いましょう。