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留学前に知りたいカナダの税金システム|留学生も関係するお金事情を徹底解説

更新日2025.01.30

留学前に知りたいカナダの税金システム|留学生も関係するお金事情を徹底解説

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スマ留編集部

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カナダの税金は日本の税金システムとは異なります。税金と聞くと日本でも難しく感じてしまうのではないでしょうか。さらに他国の税金となると大変複雑と感じる方もいることでしょう。

しかし、カナダでワーホリを考えている方は避けては通れない課題となるでしょう。しっかりと税金の知識を深めることでのちに得することがあるかもしれません。ここではカナダの税金について解説していきたいと思います。

カナダの税金について①:消費税

カナダの税金について①:消費税
カナダの税金と日本の税金の違いとして消費税があります。カナダの消費税はおもに3つの種類に分かれています。名称もそれぞれ異なり、GST(連邦税)・PST(収税)・HST(統合売上税)があります。日本には3つもないので少し混乱してしまうかもしれませんが一つずつご紹介していきます。

まずGSTの消費税率はカナダすべてで5%となっています。PSTは州ごとによって税率が違います。PSTがある州はGSTとPSTの税金を両方とも払わなければなりません。3つ目のHSTはノバスコシア、オンタリオ、ニューブランズウィック、プリンスエドワードアイランド、ニューファンドランド・ラブラドール州などで制定されています。

これらの州にはGST、PSTの税金を支払う義務がないためHSTだけになります。カナダに行った際には気をつけなければならないことがあります。それは外税がほとんどだということでしょう。外税とは商品の価格表示が税抜き価格で表示されており、支払時に税が加算されるものです。

この事実を知らず商品を購入してしまうと購入後想定していた値段よりも高額になってしまうということがあるかもしれません。そのため買い物時は十分注意しましょう。また、カナダには消費税がかかる商品とそうでないものが存在します。日本ではすべての商品に消費税がかかるので驚きですよね。

PTSが非課税になる対象のものとして、書籍類、電子書籍、外食、ケータリングサービス、子供服、へアサロン・理髪店、固定電話通信費、電気代、靴修理、タクシー、ガソリン、薬などがあげられます。非課税対象品はこれらのほかにも多数存在しています。

カナダの税金について②:所得税

次にご紹介するカナダの税金は所得税です。カナダには2種類の所得税があり、連邦法人所得税(Federal Income Tax)と州法人所得税(Provincial Income Tax)があります。これらの所得税はカナダで手に入れた所得によって変わるでしょう。

連邦法人所得税の税率は15%と定められており、カナダで働くすべての人に支払い義務があります。もう1つの州法人所得税は州によって違う税率が定められており、各形態によって税率の幅が約0~16%と大きく変わります。

カナダへのワーホリで働いた場合でも、税金が課せられるので給料から所得税として引かれることになります。カナダでは確定申告を自身でする必要があり、会社ではしてくれません。そのためカナダにワーホリできた方は個人で確定申告をしなくてはなりません。
確定申告の方法は次章でご紹介します。

ワーホリの方は必見!確定申告でタックスリターンを受ける方法

ワーホリの方は必見!確定申告でタックスリターンを受ける方法
タックスリターンとは、簡単にいうと日本でいう確定申告のことです。日本での確定申告は会社に属している場合、自身が手続きする必要はありませんが、カナダではどんな場合でも自身でしなくてはいけません。

カナダでの税金を払い過ぎた場合には、タックスリターンをおこなうことでほとんどの方が返金を受けることができるでしょう。その理由として、カナダの会社は日本の会社と同じくおおよその税金をあらかじめ給料から引いています。しかしワーホリでお金を稼いでいる方々の収入は高くない傾向にあるため返金が期待できるのでしょう。

ここからはタックスリターンの申請方法をご紹介します。タックスリターンにはT4(源泉徴収)が必要になります。T4は会社から入手できるので、自身が働いているところでもらうようにしましょう。次に申請フォームのT1 General(申請書類)の記入項目を埋めていきます。

このT1Generalは1月末ごろから郵便局や税務署での取得が可能です。その後これらの書類をカナダ税務局に送付するという流れになっています。これでタックスリターンの個人申請は完了となります。これらの作業自体はシンプルですが、記入漏れや送付期間には気をつけてください。

次は専門業者に頼むという方法があります。上記で説明したことが面倒という方ももちろんいるでしょう。そういった時は専門業者を頼むことで簡単に申請をしてくれます。しかし無料ではないので値段を確認する必要があるでしょう。

外食ではチップを忘れずに!会計する際の注意点

カナダの税金以外での違いにはチップ制度があげられるでしょう。チップ制度は日本人にはなじみがなく、カナダなどのチップが必要な国では困惑する人も多いのではないでしょうか。チップは店のサービスに払うものですが、平均的には税込み金額の約10%~20%を払うとよいといわれています。

お店のサービスの質が普通、または良くなかった場合、10%以下のチップを支払うケースもあるそうですが、10%以上は払うほうがよいでしょう。ただ、チップは義務ではないので、お店のサービスの質によっては払わないという選択肢を取ることもできます。

チップの払い方は店によって違う傾向があるので、料金支払い時に確認しましょう。基本的にカナダで品物や食事の買い物をするときは税抜きで表示されているので、会計時に思っていた金額より高くなったということがないようにしておきましょう。

まとめ

カナダの税金システムは日本と違い少し複雑になっています。中でも消費税に違いがあります。カナダでは消費税がおもに3つにわかれておりGST(連邦税)・PST(州税)・HST(統合売上税)があります。これら3つの消費税のうちPTSとHSTは州によって違うためあらかじめ確認が必要になってくるでしょう。

所得税も連邦法人所得税と州法人所得税の2つに分かれています。カナダにワーホリできた場合連邦法人所得税が課せられるので所得税の知識についても理解が必要になってくるでしょう。

カナダではタックスリターンという日本でいう確定申告がありワーホリの方はタックスリターンを申請することによって返金を受けることができるかもしれません。税金以外の違いとしてはチップ制度があり、カナダで生活する方はチップについても知っておく必要があるでしょう。チップの相場は10%~20%といわれており、これらの額もお店や週によって変わるため確認しておくことをおすすめします。

カナダ留学ついて

世界2番目の国土を誇る広大な大地と雄大な自然が特徴のカナダは、都市ごとに雰囲気や気候が異なり、 冬にウィンタースポーツが楽しめる都市があるなど四季折々の魅力が溢れています。 多民族国家で移民が多く協調性を大切にする温かい国民性から、異文化の様々なバックグラウンドを持つ人々が仲良く暮らす国としても有名。 留学生が受け入れられやすい環境や雰囲気があり、訛りの少ないニュートラルな英語を話すため、 英語初心者も安心して留学することができます。

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