念願のオーストラリア留学の出発が近づいてきたころは、必要なアイテムを買いに行ったりスーツケースに荷物を詰めたりするため、忙しくなります。荷造りの際に、「もしかしてこれもいるかも」と考えて荷物がどんどん増えてしまう方も多いのではないでしょうか。
この記事ではそんなお悩みを抱える方のために、オーストラリア留学の持ち物で本当に必要な物や荷物を少なくする方法をご紹介していきます。さらに、知らないと現地に到着してから困ってしまう、持ち物に関する注意事項や禁止事項についてもまとめたので、ぜひ目と通してみてください。
またこちらの記事でも、留学に必要な持ち物についてまとめていますので、持ち物にお悩みの方や、何が必要かまだわかっていない方はぜひこちらも合わせてご覧ください。
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留学に持っていく荷物は少ないほうがいいといわれています。それは、飛行機に持ち込める荷物の重量に制限があったり、荷物が多いと移動が大変だったりするからです。
この章ではオーストラリア留学への持ち物を少なくするために、「持っていく物」「現地で手に入る物」「日本から送る物」をリストアップします。
飛行機に持ち込む手荷物は、現金や携帯電話といった貴重品や渡航に必須な重要書類がメインとなります。重要書類とは、パスポートや航空券(eチケットの印刷)、学生ビザ、入学許可証、海外保険証書などがあります。また、体調不良にそなえ、数日分の常備薬を携帯すると安心でしょう。
航空会社によって規定は異なりますが、チェックイン時の預け荷物の重量は、エコノミークラスの場合30kgまたは32kgまでと制限されていることが一般的です。そのため、留学中に必要な荷物をすべて持っていくことはむずかしいでしょう。
預け荷物には、到着後1か月以内に必要な物をピックアップしておくのがおすすめです。具体的には、衣類やタオル、石けん、シャンプー、リンス、スキンケア製品、予備の靴、文房具などがあげられます。また、コンタクトレンズを使用している方は、予備のコンタクトレンズと洗浄液も必要です。
スーパーマーケットや百貨店が家から遠いケースがあるかもしれませんが、英語圏の留学先では基本的に、生活に必要な物はひととおり買うことができるでしょう。現地で売られている石けんやシャンプー、リンス、スキンケア製品のなかには、日本でもみかける商品があるかもしれません。
紫外線が強いオーストラリアで必須な日焼け止めも、現地のスーパーマーケットやドラッグストアで十分な品ぞろえがあります。
衣類については、現地に到着してしばらく経ち、季節が変わってくるころに気温にあわせた物を買い足してみてはいかがでしょうか。留学先で衣類を購入することは、現地の流行ファッションにふれるいい機会かもしれません。
留学中、どうしても恋しくなるのが慣れ親しんだ日本食です。留学先のスーパーやアジア系のお店で日本の調味料やインスタント食品が売られていることも多いでしょう。しかし、現地で販売されている日本の商品には、輸送コストと関税がかかっているため、日本で購入するより価格が高くなります。
そこで、通常より送料が少し高くなりますが、日本食を日本から郵送するのをおすすめします。現地の割高な日本食を何回も購入する場合、まとめた量を日本から郵送するほうが、送料を含めても安くすむでしょう。
また、すでに持っているものを現地で新たに購入したくない場合にも、郵送はおすすめの手段です。留学出発前にあらかじめ日本から必要な物を郵送して、現地で新たに購入する費用を抑えてみてはいかがでしょうか。
この章では、オーストラリア留学への持ち物として意外と忘れられてしまったり、「これがあればなぁ」と現地で生活してから思ったりすることがあるアイテムをあげていきます。
オーストラリア留学で便利な物としてよくあげられるアイテムは、折り畳み傘です。オーストラリアでは、日本ほどコンビニや店の数が多くないため、簡単に傘が手に入るとはかぎりません。雨の日にそなえて、日本から折り畳み傘を持っていくといいでしょう。
また、耳かきや爪切りといったアイテムは、日本から持っていくといいといわれることがあります。なぜなら、オーストラリアでは綿棒は一般的に売られていても、耳かきを売っているお店が少ないからです。爪切りについては、日本の製品のほうが日本人の爪にあって使い勝手がいいと評判です。
爪切りと同じ理由で、歯ブラシも日本で売っている物がいいといわれています。オーストラリア人が使う大人用の歯ブラシは、日本の商品に比べてサイズが大きく、使いにくいと感じる人が多いそうです。
そして、オーストラリアでは使うことがないと思われる「日本円」も、役立つケースがあります。留学中は、現地の生活費を国際キャッシュカードで引き出したり、クレジットカードで決済を済ませたりする人が多いでしょう。しかし、カード類が使えない場合や、スキミングをさけるためにカードを使いたくない場合は、日本円があれば現地通貨に両替ができます。
オーストラリア留学の持ち物について、持っていく際に注意が必要な物があります。
まず、1つ目は、電気製品です。オーストラリアは日本と電圧が違うため、日本の電化製品を現地で使うことはできません。
そのため、日本の電化製品をオーストラリアに持っていく際には、変圧器が必要です。また、オーストラリアのコンセントの形は日本と異なるため、変換プラグがなければ日本の電化製品を使えません。
変圧器は日本で購入して持っていくこともできますが、意外と重さがあり、かさばります。フライトの預け荷物の重量やスペースが気になる方は、変換プラグとあわせて現地の空港や電化製品店で購入してみてはいかがでしょうか。
次に、2つ目の注意が必要な持ち物は、携帯電話(スマートフォン)です。オーストラリアで携帯電話を使用する予定のある方は、留学に出発する前に携帯電話のSIMロックを解除しておく必要があります。SIMロック解除を忘れてしまうと、オーストラリアで現地のSIMを入れられなくなってしまいます。
SIMロックの解除方法は携帯会社によって異なるので、契約している会社に問い合わせてみましょう。
そして、3つ目の注意が必要な持ち物は、食品類です。オーストラリアは外国からの荷物の持ち込みをチェックする検疫が非常に厳しく、さまざまな基準が定められています。日本からインスタント食品やおやつを持ち込もうとして、検疫にひっかかってしまうケースは少なくないようです。詳しくは次の章で解説していきますので、ぜひ目を通してみてください。
オーストラリアに入国する際に、機械でスキャンされたり、検査犬に臭いをチェックされたりすることがあります。それは、オーストラリアに持ち込んではいけない物があるためです。
オーストラリア留学の持ち物には、これからあげていく物が入っていないか確認しましょう。オーストラリアへ持ち込みが禁止されていることを知らない場合でも、検査員に見つかって罰金や刑罰が科されるケースもあるので、十分に注意が必要です。
まず、1つ目の持ち込み禁止アイテムは、危険物です。銃といった凶器となる物はもちろんですが、日本で使っている包丁やナイフでも、危険物とみなされることがあります。
そして、2つ目に、食品類です。オーストラリアは自国の自然環境や生態系を守るため、それらに危害となり得る食品類を細かく定めています。肉類を持ち込み禁止としている国は多いですが、オーストラリアは肉類に加えて、卵、乳製品、魚などが含まれる食品も基本的に持ち込みが禁止されています。
また、空港でおつまみとして販売されているナッツ類や、野菜・果物も持ち込み禁止となっています。なぜなら、これらの食品には植物のタネが含まれていることがあり、オーストラリアの自然環境や生態系に影響をおよぼすおそれがあるからです。
同様の理由で、種類によっては漢方の常備薬も持ち込み禁止となる場合があります。そのうえ、ワラやツルといった植物素材を使用した工芸品やバッグなども、持ち込み禁止となっているのです。
留学する際は、荷物の重量制限があるためなるべくため、なるべく荷物は少なくまとめることをオススメします。飛行機に乗せる荷物は、貴重品や重要書類を手荷物に、留学後1か月程度の必要物資を預け荷物にしましょう。また、現地で手に入る物は現地で購入したり、日本から送ったりすると、渡航時の荷物を少なくできます。
オーストラリア留学の持ち物として「必須ではないけれど、あったら便利」といわれる物が、折り畳み傘や爪切りなどです。大きなアイテムではないので、スーツケースのスペースに余裕がある方は持っていくといいでしょう。
そして、オーストラリアに持ち込む際に注意が必要な物が、電化製品です。オーストラリアで日本の電化製品を使用する際には、日本と異なる電圧と電源プラグに対応するため、変圧器と変換プラグが必要となります。携帯電話については、出発前にSIMロック解除を忘れないようにしましょう。
また、オーストラリアへの危険物や食品類の持ち込みにも注意が必要です。とくに食品類は、細かい規定が定められています。留学の際に日本食などを持っていく場合には、あらかじめオーストラリア政府のホームページで確認することをおすすめします。
オーストラリア留学は、海外渡航経験の少ない方にも自信を持っておすすめできます。 気さくでフレンドリーな人柄が魅力のオーストラリアは、多文化・多民族国家であるゆえ、外から来た人も馴染みやすく、何度も訪れたくなる心地よさがあります。 他の国に比べて留学生に対する制度が充実していて、国を挙げて手厚くサポートする体制が出来上がっているため、不安が多い海外生活も安心して送ることができるでしょう。 期間や渡航スタイルの選択肢が広く、短期留学やワーキングホリデーなど自分に合った形を選ぶことができるのもオーストラリア留学の大きなメリットです。