「イギリス料理はまずい」と、よくジョークとしていわれているのを耳にしたことがあるでしょう。しかし、それはあくまでも過去のお話で、現代のイギリス料理はおいしいものがたくさんありますし、おいしいレストランもイギリス国内にたくさん存在しています。
この記事では、おいしいイギリス料理の代表や、そもそもなぜイギリス料理はまずいといわれているのかなど、イギリス料理についてのさまざまな話題を紹介します。この記事を読んで、イギリス料理への理解を深めていただければ嬉しいです!
イギリスへ留学に行った際はぜひ参考にしてイギリスの料理を堪能してみてください!
CONTENTS
イギリス料理は今でも「まずい」といわれることの多い料理です。しかし、最近のイギリス料理はすべてまずいというわけではなく、おいしいものもたくさん生まれています。 イギリス料理がまずいといわれていたのは過去の話で、イギリスの食文化は大きく変わり、進化しているのです。
イギリスの料理の変化を象徴するかのように、イギリス料理の展覧会などが日本でもおこなわれるようになっています。定番のものから最近生まれたイギリスの新しい料理まで、幅広く出品されているのです。
イギリス料理がなぜまずいといわれるようになったのかは、次に紹介します。イギリス料理の過去のルーツを知ることで現代のイギリス料理がより美味しく感じてくるかもしれません。
イギリス料理がまずいといわれているのには、いくつかの理由があります。それぞれの理由は、イギリス人の国民性やイギリスの文化にもしっかりつながっているものばかりといえるでしょう。ここでは主に3つの理由を解説していきます。
イギリスは、島国という環境が関係して十分な食材が供給されなかったり、宗教上の都合で野菜しか食べなかったりする人が昔からたくさんいたといわれています。その文化背景が現代にも影響していて、 食にあまり関心を向けない国民性が根付いたという見方があるようです。
イギリス料理は味付けが薄いものが多いため、そのまま食べるとおいしくないと感じてしまうようです。それはイギリスであまりしっかり味付けをするという文化がなく、味付けを人それぞれの感覚に任せている部分があるからといわれています。
逆をいえば自分で好みの味付けにすることができるので、味のバリエーションが効くという意味ではいいかもしれませんね。
イギリス料理は、あまり手の込んだ調理方法をせず、ただゆでたり揚げたり、焼いたりするだけの場合が多いようです。その理由は産業革命時代にあるとされています。
産業革命のころイギリスでは、農村が減少して食料は貴重になったうえ、労働時間が増え、工場などによる衛生的な問題も出てきたのです。そのため手の込んだ料理をする余裕はなく、素早く、衛生的に、まるごと食料を使うために、火を通すだけのシンプルな食事が増えていったと考えられています。
イギリス料理は「まずい」といわれてきたのは確かです。しかし、先にもお伝えしたとおりイギリス料理は日々進化し、おいしいものもたくさん出てきています。以下で主なおいしいイギリス料理を3つ紹介しますので、現地でぜひ食べてみましょう。
こちらはイギリス料理のなかでも特に定番のものです。日本でおこなわれるイギリス料理の展覧会でも必ずといっていいほど出品されていて、イギリス料理を提供しているお店でもメニューに外せないものとなっています。
フィッシュアンドチップスはフライドポテトと、揚げた白身魚がワンプレートで出てきます。これだけだと少し味気ない気もしますが、付属のタルタルソースなどのバリエーション豊富なソースに付けて食べるととてもおいしくなるでしょう。
イギリスを代表するスイーツの1つが スコーンです。日本でも人気で、おしゃれなカフェなどではメニューに載っていることもあります。スコーン自体にほんのり甘い味がついていたり、生地にトッピングが練り込まれていたりするので、それだけでもおいしいです。
さらにジャムやバターなどを付けて食べるとより一層おいしくなります。
イギリスにはパイ料理がいくつかありますが、そのなかでも特におすすめなのが 「シェパードパイ」です。野菜やミートソースなどを混ぜ込んだものを、ジャガイモで作ったパイで包み込みオーブンで焼いたものです。特にジャガイモ、ミートソース好きの人にはたまらない一品となっています。
ここで、おいしい料理とはまた別に、イギリス料理のなかでも独特な料理を紹介します。食べるのには少し勇気がいるものもあるかもしれませんが、どれもイギリスでしか食べることのできない珍しいものなのでぜひトライしてみましょう。
イギリス料理がまずいといわれるのは、これらの独特な料理を見た目だけで判断しているからかもしれませんが、どれも美味しいものなので安心してください。
名前からしても少し食べることに抵抗してしまいそうな料理ですね。 ブラック・プディングは豚の血を、豚の脂身などとともに腸詰めにしたソーセージのことをいいます。別名「ブラッドソーセージ」ともいわれていて、見た目も赤黒く少し焦げたソーセージのようです。味は通常のソーセージよりも脂が少なくあっさりしているため、ヘルシーなものが好きな方にはおすすめだといえるでしょう。
もともとは、ロンドンで労働に従事していた労働者の間で食されていた イギリスの定番料理です。ウナギが入っているので高級そうに見えますが、イギリスではウナギを安く仕入れることができるのか値段は高くありません。見た目が茶色っぽいためあまり見栄えがよくありませんが、ウナギが好きな方はおいしく食べられるでしょう。
イギリス料理のなかでももっともインパクトの強いネーミングの料理がこの トード・イン・ザ・ホールです。この料理は日本語にすると「穴のなかのひきがえる」という意味になります。だからといってかえるが入っているわけではなく、ソーセージをプディングにしたものがオーブンで焼かれて提供されるのです。味はとてもおいしいので、名前にだまされず食べてみることがおすすめです。
イギリス料理がまずいといわれている理由はさまざまなものがあります。たとえばイギリス人が食にあまり興味がなかったり、味付けを薄くする文化があったり、あまり手の込んだ調理をしないことが代表的な理由です。
イギリス人料理のなかでもおいしいといわれているのは、フィッシュアンドチップスやスコーン、シェパードパイなどです。日本ではそこまで定番ではありませんが、現地では食べることのできるお店もたくさんありますのでぜひ食べてみることをおすすめします。
イギリス料理は、昔から世界的に「まずい」といわれてきました。しかしそれはあくまで過去のお話で、 現代のイギリス料理にはおいしいものがたくさんあります。イギリスの食文化も日々進化しているので、偏見にとらわれず、さまざまなイギリス料理を食べてみてください。
イギリス留学の費用について気になる方はこちらの記事をご覧ください。
期間別!イギリスの留学費用まとめ
Q&AまとめQ&A
歴史ある文化や伝統が色濃く残るイギリスは、古い伝統も守りながらも、 常に流行の発信地としてファッション・アート・音楽・考え方や技術などを生み出し世界中に発信している国としても有名です。 英語教育にも長い歴史をもち、語学学校の質や教育レベルも世界的に高いです。 イギリス留学では、英語発祥の地として、上品なクイーンズイングリッシュを学ぶことができることが魅力。 多国籍国家でもあるため、国際色豊かで留学生でも住みやすい雰囲気があります。 ヨーロッパ各国へ小旅行を楽しむこともできる、ヨーロッパの魅力たっぷりの国です。