セブ島留学は英語をあまり勉強してこなかった初学者の人も、ある程度わかる中級者の人にもおすすめです。
もちろん留学に行ってから一生懸命勉強する、という流れでも問題はないのですが、せっかく行く留学をさらに効果的に、意味のある時間にするために、今回は セブ島留学前【英語学習の準備】事前に勉強したい3つのことを紹介します。
いざ英語学習の準備を始めようと思っても、なにから勉強すればいいのでしょうか。
まず、 英語学習は6つのカテゴリーに分類することができます。
・1つ目は単語力(ボキャブラリー)
・2つ目に文法力(グラマー)
・3つ目に読む能力(リーディング)
・4つ目に聞く能力(リスニング)
・5つ目に書く能力(ライティング)
・6つ目に話す能力(スピーキング)
以上の6つの能力に分解できます。
この中で単語力(ボキャブラリー)、文法力(グラマー)の2つは基礎系インプット。
読む能力(リーディング)、聞く能力(リスニング)の2つは応用系インプット。
残りの2つ、書く能力(ライティング)と話す能力(スピーキング)はアウトプット系の能力です。
すべての要素が繋がっているため、バランス良く学習することをおすすめします。ですがセブ島留学前の事前学習としては、ご自身のレベルや状況によって、勉強内容の重点を変えましょう。それではそれぞれについて具体的に解説します。
CONTENTS
英語学習の初学者・英語学習にブランクがあり、 基礎から学習したい人におすすめの学習方法です。
・なぜ1番最初に勉強するべきか
基礎系インプットは、文字通り基礎、英語学習のベースとなるものです。また基礎系のインプットは、独学で勉強できるため、日本にいるうちにどんどん進めましょう。その学んだ基礎系インプットをベースに、セブ島留学中はアウトプットを中心に授業を組んだ方が効果的に留学できます。
少なくとも英単語を知っていれば、最低限のコミュニケーションが取れます。例えば旅行に行った際、単語だけで言いたいことを伝えられた経験はありませんか。単語を知っていれば、その単語と置かれた状況から相手がこちらの意図を理解してくれたり、自分が話を聞いているときは、ざっくりとした内容をイメージできたり、とても役に立ちます。
有名な「キクタン」や「英単語ターゲット」など、自身が使いやすいもの、見やすいものでいいかと思います。ただこれらはテストや受験など、試験に出やすい順にカスタマイズされている場合があります。
もし日常的に使われる英単語を学びたいということであれば、「オックスフォード ピクチャー ディクショナリー」がおすすめです。シチュエーションやカテゴリーごとに、絵で確認しながら単語を覚えられるため、体系的に視覚的に英単語を覚えやすくなっています。
文法は文の構造、骨組みです。単語を並べる際のルールがわかっていたら、理解しやすそうですよね。文法は、この後に勉強する読む、聞く、書く、話すという要素のベースになり、知っていると効率的に学習できるため最初に勉強しましょう。内容は、中学で学習するレベルで十分です。
「Mr.Evineの中学英文法を修了するドリル」は解説もわかりやすくて、30日間で中学英文法を復習できるためおすすめです。
もし英語で英語を勉強したい人は、「English Grammar in Use」がおすすめです。世界中で使われている、ベストセラーの英文法書です。もちろん解説も全て英語で書かれています。
英語中級者・TOEIC600点程度の人が重点的に勉強すると効果のあるものです。
なぜ2番目に勉強するべきか
基礎系インプットの単語力(ボキャブラリー)、文法力(グラマー)があると、スムーズにこの段階に移行できるからです。基礎をある程度勉強したら、英文を読む、聞くステップに移行しましょう。今までは一語や一文単位で部分的に学んでいましたが、その集合体、いろいろな単語や文法が使われた文書を勉強することでさらに、さまざまな表現が勉強できます。
単語と文法の集合体です。最初は英単語の羅列に心が折れそうになることもありますが、勉強した単語と文法を活かして読み進めましょう。 自分のレベルに合った読めそうな文章か、興味が持てそうな文章を選択して続けましょう。
例えばハリーポッターが好きならば、ハリーポッターの英文小説、サッカーが好きならば、サッカーの英文ニュースなど、英文に触れられれば、どんなジャンルでも勉強になります。
ニュースであれば、「NHK WORLD – JAPAN」というWebサイトがおすすめです。日本のニュースも、世界のニュースさまざまなジャンルのニュースが英語で勉強できます。
TOEICのスコアアップが目的の人は、「公式TOEIC Listening & Reading問題集」で、1日1文章、Part7の長文を読むこともおすすめです。1、2ページの短い英文で、隙間時間でも読みやすく、勉強しやすい内容です。
単語と文法が終わったら、読む能力と同時に聞く能力も養いましょう。単語も文法も知っている文でも、聞くと全く聞き取れない場合もあります。音と音のつながりで発音が変わったり、スピードについていけなかったり、聞く能力はとにかく慣れが必要です。何度も何度も反復して学習しましょう。
海外ドラマや映画、Youtubeなどの動画を字幕付きで見ることがおすすめです。コンテンツは続けられればなんでもいいのですが、難しいものだと挫折してしまう可能性もあるので、最初は子供でも楽しめるようなディズニー系の映画などがおすすめです。
また、読む能力でもおすすめした「公式TOEIC Listening & Reading問題集」のリスニングパートもおすすめです。内容がレストランの予約や予約内容の変更、お店で商品を探しているなど日常的なシチュエーションで使えそうな表現も多いため、実用的な英文です。
英語中上級者はこの学習方法から入っても問題ありません。
なぜ3番目に勉強するべきか
基礎系、応用系のインプットを留学前に増やして、セブ島留学中に多くアウトプットをするためです。セブ島留学はまたとないアウトプットのチャンスです。留学前にインプットした英単語、文法、読む、聞く能力を活かして、積極的にアウトプットをしてコミュニケーションをとり、通用するかどうか試してみましょう。
日本の英語学習では、学ぶ機会も少ないカテゴリーだと思います。仕事で海外とメールのやり取りをする人、外資系企業に応募する人、ワーキングホリデーで履歴書を作成する人などは、下書きを作成して、留学中に添削してもらってもいいかと思います。また書けることは話せることなので、話すベースとして書く能力を高めることもおすすめです。
英文の応募書類などはインターネット上に書き方の見本があるため、参考にしてみましょう。話すためのライティングとしては、「どんどん話すための瞬間英作文トレーニング」がおすすめです。英文の内容は中学校レベルの単語と文法で、基礎系インプットがあれば、問題なく勉強を進められます。単語ではなく、ちゃんとした文章で会話したい人はこの本で、トレーニングするといいでしょう。
自分の意見や気持ちを伝えるための、非常に重要な能力です。日本では発言する人は主張が強く、ちょっとめんどくさい人というイメージになってしまいますが、海外では発言しない人は、意見がない人、考えてない人、となってしまいマイナスのイメージを与えてしまいます。
例えば海外の会議では、発言をしなければいてもいなくても変わらない人。つまり必要がない人と認識され、次回の会議には呼ばれないこともあります。自分の考えや意見を言えるように話す能力を鍛えましょう。
ひとりごとがおすすめです。ちょっと怪しいですが、その日の出来事や感想など、内容はなんでもいいので、ひとりごとを言ってみましょう。ひとりごとを録音して聞き返し、客観的に検証するのもおすすめです。
また準備としては、自分の自己紹介を考えたり、日本のことを学んでおいたり、日本語や英語でなんて答えるかを準備しておきましょう。セブ島留学では先生も生徒も、周りにいる人はほぼ初対面で、自分がどんな人か今までどんなことをしてきたのかを紹介する機会がたくさんあります。
フィリピン人先生との授業は、なぜそう思うのか、なぜそうするのか、ということを1日で何回も質問されます。特に日本の出来事や歴史、問題に関して外国人の先生は興味を持ちやすいです。
日本人なら、なんとなくそういうもの、と曖昧に認識しているものに関して、はっきりと回答しないといけないため、日本のことについても学んでおきましょう。答えられないと恥ずかしい気持ちになります。
今回はセブ島留学前【英語学習の準備】事前に勉強したい3つのことを紹介しました。
本来はインプットとアウトプットをバランスよく勉強するべきですが、留学前は意識的にインプットを中心に勉強して、留学中にたくさんアウトプットできるように準備を進めましょう。
少なくとも基礎系インプットは一通り終えてから留学すると、有意義な時間を過ごせます。せっかくの貴重な留学の機会、英語初心者でも中級者でも、学んだインプットを最大限に活かして、積極的にコミュニケーションをとりましょう。
伝わった喜びが、さらなる英語学習のモチベーションになります。
良いセブ島留学になることを願っております。
大小7100以上の島々からなる東南アジアの島国フィリピンは、島ごとにも特徴が異なります。 国全体に美しいビーチリゾートが散在しており、高級リゾートから自然の美しさを生かしたトロピカルな雰囲気漂うリゾートまで様々。 フィリピンは熱帯性気候のため、1年を通して暖かく、マリンスポーツなどリゾート気分を味わえるのも魅力の一つ。 日本からも4時間の距離にありながら世界第3位の英語使用国のため、フィリピン留学では比較的気軽にリーズナブルに語学を学ぶことができます。