セブに旅行に来る方、または留学を検討されている方にとって一番の気がかりは治安ではないでしょうか。
日本並みの治安ではないのはわかっているものの、果たしてどの程度のものなのか・・・
・女性一人で歩いても平気なのか
・実際の街並みはどういった感じか
・夜はどの程度暗くなるのか。
・アジア特有のボッタクリは?
・公共交通機関は安全か
・空港から自力でホテルまで行けるのか
などなど、ここではマクタン島内の治安に限定して徹底的に歩き、走り、調べ、まとめました。
私自身は、通算30回以上のセブ旅行になります。私は在住者ではないのですが、毎回2週間程度の滞在を、2ヶ月ごとに繰り返しているため、マクタン島内はそれなりに詳しいです。
友人が経営するダイビングショップにいるため、在住者からの情報、また旅行者からの情報などを得やすいです。
そういった経験から、私が感じたマクタン島の治安状況、そして実際の旅行者が感じているマクタン島の治安状況、在住者が感じている治安状況などを紹介したいと思います。
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初めてのセブ島はパシフィックセブリゾートに宿泊しました。
ダイビング以外で個人で外へ出歩こうとしましたが、外へ行けませんでした。ホテルの場所は奥まった場所にあるので、徒歩での外出は不可能で、タクシー利用するも行きたいところもなかったので、ホテルに缶詰でした。
二回目はアネモネリゾート(現在閉業)というホテルに泊まりましたが、それでも外を出歩くのは怖かったです。17カ国と色々な国へ行ってましたが、ホテルから出られなかったのは初めてでした。
ですが、何回か行くにあたりどういった場所が行きやすいか、乗り物の乗り方など知っていくうちに出歩けるようになりました。
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最初はフィリピンの独特の雰囲気に慣れるのには難しいと思います。
ただこの記事を読んでもらって、いくつかの注意点に気をつけて滞在してもらえば、セブは日本人も多く、気候も人々も暖かく、海も綺麗で治安も良くとてもいい場所だと感じてもらえるはずです。
CONTENTS
マクタンは一言で言えば「田舎」です。国際空港がマクタンにあるのですが、マクタンはリゾート内以外は田舎、橋を渡ったセブシティが都会です。
http://www.japph.com/Cebu/sebushithiaemaku.html
実際、セブシティ中心部はビルやコンドミニアムが立ち並んでいますが、マクタン島は高級マンションや高級ホテル以外は高いビルは見当たりません。
マクタンはタクシーに乗って移動しているとわかりますが、 動物が多くて驚く方が多いです。そこら中に、牛やヤギ、ニワトリや犬、猫が歩いています。
そのほとんどが鎖などに繋がれていなく、自由に散歩しています。写真でもわかるように、牛の散歩が突然現れます!
また、野良犬・猫はほとんど見た目が汚く、怪我をしていたり病気になっています。狂犬病の可能性があるので、野良犬・猫には絶対に触らない・近づかないでください。
たまにコウモリがいますが、コウモリも狂犬病の可能性があるので注意してください。
近づいてきますが、こちらが興味を示さないと向こうもむやみやたらに近づいてはきません。
近づいてきても私たち観光客が怖そうなそぶりを見せたり、逃げていると、周りにいるフィリピン人やレストランの店員さんなどが追い払ってくれるので安心してください。
こちらの猫はとても懐いていて、膝に手をかけて「餌くれ!」とせがんできています。
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ちなみに、パンダノン島やマラパスクア島の犬たちは、レストランの席まで来て餌を待っています。決してお皿の料理には手はつけません。人から与えてくれるのをずっと待っています。あげても構いませんが、手を噛まれないように気をつけてください。
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また、少し気が立っている、吠えている犬には静かに立ち去ってください。基本的にフィリピンの犬は大人しい性格が多いので、やたら構わない限りはつきまとってきません。
人々も働いている人半分、無職が半分といった感じでしょうか。昼間でも暇そうに道端で座っているフィリピン人が多く、観光客が歩いているとジロジロと見られます。
特にマクタンはリゾートエリアで、外国人はお金を持っていると思われているので必ず声をかけてきます。特に日本人は、 はっきりとノーと言わない・お金を持っているのでつきまとわれやすいです。
私も一人で歩いているときは、必ず「アイランドホッピング?」と勧誘されます。
話の内容としては、アイランドホッピングに行かないか?や、いいレストランがある、ジェットスキーなどのマリンスポーツの勧誘、バイシクル(バイクの横に人が乗れる箱がついてる乗り物)へ乗って観光スポットを回ったりする勧誘です。
いらないのであれば、はっきりと「No, thank you」と言いましょう。
そうでないと永遠とくっついてきます。それでなくても暑いセブなのに暑苦しいフィリピーノが密着してきます。
(彼らはマリンスポーツ店、レストラン、バイシクルの運転手からのコミッション目当てです。それが収入源になりますので、皆さん必死です。)
http://www.cebupia.com/map/1386
マクタン島は基本的にリゾートエリアです。
セブはリゾート!海が綺麗!と思ってセブに来る方がほとんどです。嘘ではありませんが、リゾートといってもハワイやグアムみたいに、空港から街中からホテルから全てがリゾートで統一されているわけではありません。
セブは海沿いのホテルはリゾートエリアとなっていますが、、、
基本的にホテルの外はアジア特有の町並みです!。戦後の日本のような家が立ち並び、誇りまみれのテーブルが並んでいる食堂、柵が取り付けられたローカルの小売店が並んでいます(とはいえ、この写真は極端ですが)。
クリムゾンリゾートホテルやプランテーションベイなどの高級リゾートホテルですら、一歩外を出るとTHEアジアです。
これらのホテルは、アジア屈指の5スターホテルリゾートとしてオススメのホテルですが、そういったリゾートホテルほど交通の便が悪い場所に建っている場合も少なくありません。
外に出ても永遠と古い家が立ち並び、とても観光客が歩ける場所ではありません。また、歩いても歩いてもなにもありません。なので、 リゾートホテルに宿泊の際は必ず、ホテルからタクシーに乗り目的地まで行ってください。
http://4travel.jp/travelogue/10955495
ホテルにはしっかりとしたゲートがあり、ガードマンが必ず立っています。敷地内に入るときは部屋番号など、立ち入る目的を聞かれます。宿泊の場合はルームナンバーを、レストラン利用ならそれを伝えましょう。
また、外出する際もタクシーなどで出るときもどこへ行くのか聞かれたりする場合もあります。歩いて出掛けようとすると、女性一人の場合は止められるときもあります。近くのスーパーへ行く、マッサージへ行く、など外出先を伝えましょう。
セキュリティがしっかりとしているので、ホテル内にそこらへんの地元民が立ち入ることはありません。観光客としっかりと教育されたスタッフがいるだけなので、 ホテル内は安全です。これは語学学校も同様です。
ホテル内で過ごす分には、グアムやバリなどのリゾートと変わらず快適に過ごせます。
マクタン島でのタクシー事情について少し説明します。
マクタン島はリゾートエリアで観光客が多いエリアですので、比較的ぼったくりやメーターを使わない、乗車拒否などが多い印象です。昼間は比較的スムーズにメーターを使ってくれたり、行きたい場所に行ってくれますが、 夜間は注意が必要です。
夜間はマクタン→セブシティに行く場合またその逆を利用すると、乗車拒否をするタクシーが多いです。理由は帰りの乗客が拾えないから行きたくないそうです。行けたとしてもメーターではなく最初から500ペソや、ひどい場合は1000ペソと言われることもあります。
夜間どうしてもタクシーに乗らなくてはいけない場合は、レストランなどお店からタクシーを呼んでもらいましょう。また、タクシーの運転手がなにか行ってきたら、マクタンーセブシティ間であれば500ペソなら許容範囲内です。
次のタクシーを待っても必ずメーターで行ってくれるか確証がないので、500ペソ以内であれば私もそのタクシーを利用します。
また、有名なレストランのマリバゴグリルからリゾートホテルに帰るタクシーの場合も、ぼったくりするタクシーが多いです。マリバゴグリルからプランテーションまで350ペソと言っているタクシーもいました。通常であれば150ペソ程度で行ける範囲です。
Jパーク前のタクシーもぼったくりで有名で、観光客とみると昼でもセブシティまでは1,000ペソと言ってきます。
なので、 タクシーを利用する際は現在のおかれている状況をよく考えて判断するようにしましょう。
大雨が降っている場合、夜間の場合、他にタクシーが全然いない場合は多少高くても交渉に乗ることが手です。ぼったくられても100〜300ペソと日本円で1,000円以内なので神経質になりすぎて危ない目に合うよりいいです。
マクタンーセブシティ間であれば500ペソは範囲内です。マクタン島内の移動は300ペソ以内であれば範囲内と考えています。なにも言わずメーターを利用するタクシーも多いですが、最初からいくらだ?と言ってくるタクシーも多いです。
昼でタクシーがつかまりやすい状況でしたら他のタクシーを利用しましょう。
気をつけて頂きたいのは、あまりにも値段交渉に執着しすぎてフィリピン人を絶対に怒らせないようにしましょう。
フィリピン人は怒られたりするのが一番嫌いです。交渉する際も必ず笑顔で、冗談まじりで話すのがコツです。
マクタン島内の移動で1,000ペソというタクシーも実際にはいます。そういう場合は利用しないのも手ですが、「なに?あなたの息子の誕生日なの?」と冗談まじりにはなし、「メーター+50ペソでいいからいってよ!」というと言ってくれる場合があります。
英語ができる人は、そういった切り返しもオススメです。
最近はスマホのアプリでタクシーが呼べるサービスがあります。これらを上手に利用しましょう。
昼間は基本的に安全です。ただ、路地やあてのない徒歩での散歩はやめておいたほうがいいです。マクタン島は観光客が訪れる場所はだいたい決まっているので、それ以外の場所を歩くのはやめておいたほうがいいです。
路地は基本的に現地人の家しかありませんので、なるべく行かないようにしましょう。また、空港の反対側はスラム街となっているのであまり近づかない方がいいです。 徒歩での散歩はやめましょう。
現地の人からの情報で、マリバゴブルーウォーター、コスタベラリゾートあたりまではいいですが、それより奥に入ると治安が少し悪いです。また、行ってもなにもないので散歩で歩いて行かないようにお願いします。
マクタン島は夜になると街灯も少ないので真っ暗になります。昼間は歩きやすいところも真っ暗になるので、日が落ちたら徒歩での外出は控えましょう。
ホテルからレストランやスパ、マッサージ、スーパーなどはタクシーを利用しましょう。
夜は一人で出歩かない、これはどこの国でも同じです。必ずタクシーを利用しましょう。留学生の方も夜の外出は慣れてきた頃が気が緩みがちです。複数人での行動を心がけ、なるべくタクシーを利用しましょう。
マクタン空港からマクタンのリゾートエリアやセブシティへ行く場合、 タクシーで問題ありません。昼間も夜間も安全です。
語学留学生の方で送迎を頼んでいる方は、看板を持った人が出口に立っているのでそちらを利用してください。
荷物を受け取って出口を出たら、左方向前方にタクシースタンドがあります。
歩いているとカウンターにいる人にタクシー?と言われることがあります。ここは定額で車の手配をしてくれます。
大人数や大荷物の人はこの定額配車サービスを利用してもいいでしょう。たしか450P前後だったかと思います。
そのほかの人は、奥へ進むとタクシーが見えて来ます。手前にイエロータクシーレーン。通称エアポートタクシーで、白タクシーよりもたしか初乗り30ペソほど高くてその後もメーターがまわるのが早いですが、綺麗で快適です。
1時間乗っても日本円で300円ぐらいの差なので、混雑状況によってこちらの方が空いていることが多いので利用してもいいと思います。
その奥が白タクシーレーンです。フィリピンセブのタクシーは基本この白タクシー。こちらを使えば問題ありません。
乗車時に、スタッフからこのような紙をもらいます。タクシーの情報が書かれた紙です。
なにかあった場合や忘れ物をした場合などに有効です。すぐにタクシードライバーが判明するので、タクシーも悪いことができません。
空港からのタクシーは基本安全ですが、まれにメーターを使ってくれなかったり、メーター+いくらと言ってくる場合があります。
私の場合、メーター+100であったり、最初から500ペソと言われたりと実際に起こっています。 メーターを使って欲しい場合はきちんと言いましょう。
マクタンのリゾートエリア内にはだいたい200ペソ〜250ペソ前後、セブシティには250〜300ペソ前後で着きます。
マクタンニュータウン
マクタン島の治安は比較的、良好です。
観光客の方は、アクティビティやスパの移動は送迎サービスを利用したりしましょう。 その他ホテルからレストランへお出かけの際は、タクシーを利用しましょう。
いきなりジプニーなどに乗るのは難しいです。行き先の地名がわからないと乗れません。バイクなどのバタバタは乗っても大丈夫です。ほぼ交渉制なのでタクシーが見つからない場合は利用しても大丈夫です。だいたい相当近場でない限り、100ペソ〜200ペソが相場です。
留学生の方は、なるべくタクシーを利用しましょう。ジプニーを利用する際は目に付く高価なアクセサリーやカバンなどは持たないようにしましょう。狭いので荷物も最小限にしましょう。
現地の人の変なギャンブルなどの誘いには乗ってはいけません。トランプカード系、ビリヤード、バレーボードなどお金をかけた賭け事はしてはいけません。絶対に勝てません。
以上のことを気をつければ、マクタン島は海があり、暖かく楽しいリゾート地区です。
綺麗な海にアイランドホッピングに出掛けたり、美味しい料理を食べたり、海を眺めながら昼寝したり、陽気なフィリピン人と交流したりととても楽しいところです。
ニュースでよくある殺人事件は、ほとんど日本人男性とフィリピン女性の恋愛がらみの事件です。フィリピン人はとても嫉妬深く、喧嘩して勝ったりしても必ず復讐してきます。それさえなければ安全です。夜の遊びは節度を守りほどほどにしましょう。
フィリピンセブはハワイやグアムのリゾートとは違います!ですが、良きアジアの雰囲気が出たとても暖かく優しい国です。是非一度、お越しください。
大小7100以上の島々からなる東南アジアの島国フィリピンは、島ごとにも特徴が異なります。 国全体に美しいビーチリゾートが散在しており、高級リゾートから自然の美しさを生かしたトロピカルな雰囲気漂うリゾートまで様々。 フィリピンは熱帯性気候のため、1年を通して暖かく、マリンスポーツなどリゾート気分を味わえるのも魅力の一つ。 日本からも4時間の距離にありながら世界第3位の英語使用国のため、フィリピン留学では比較的気軽にリーズナブルに語学を学ぶことができます。