ChatGPTは、OpenAIが2022年11月に公開したチャットボットです。
公開されてから瞬く間に拡散され、YouTuberもこぞって紹介しているおすすめのサービスです。
chatGPTはWEB上でチャット形式でAIとやりとりでき、まるで本物の人間と話しているような感覚になります。
chatGPTはあらゆることに対応できるのですが、 特に優れているのが英語学習としての利用です。
今回は、 最近話題沸騰のチャットAIのchatGPTについて詳しく紹介していきたいと思います。
私自身、このサービスが登場してからchatGPTを効率的な英語学習にどのように役立てることができるかを考えてみましたので、ぜひ一度chatGPTのアカウントを作り、英語に触れる機会を増やしてみましょう。
*この記事を書いたライター経歴
英語学習に関して発信をしている23歳の社会人、バビと申します。学生時代にイギリスに交換留学経験があり、DMM英会話講師として約2年間勤務していました。
CONTENTS
chatGPTとはユーザーが質問をしたことに関して、AIが回答してくれるサービスです。
基本的に質問したことに答えてくれるので、英会話学習にも役立つのではないかと噂になっています。
私自身は、chatGPTは英語の初心者にとっても、上級者にとってもストレスなく英語を上達させることのできるプラットフォームだと思います。
もちろん、まだ改善点はいくつかあると思いますが、活用方法によっては、英会話の練習や英語試験の対策にも役立てることができるのではないかと思い、今回紹介させていただきます!
※有料版(月額20ドル:約2600円)ではチャット時の応答時間が短縮されたり、アップデートされた機能を優先的に使うことができますが、 今回は無料版での英語学習について紹介していきます。
(1)最初にメールアドレスと自分で決めたパスワードを入力します。
これでアカウントの作成は完了します。登録する際に、請求されたりクレジットカードの情報を入力したりする必要はありません。
(2)ご自身のメールアドレスに確認のメールが届くので、メールの中にあるリンクをクリックすればアカウント作成が承認されます。その後、苗字と名前を入力し、電話番号を入力するとコードが届くので、そのコードを入力すれば、chatGPTが使えるようになります。
chatGPTは英語学習に活用することができます。もちろん英語力の基盤があることは重要ですが、 chatGPTを使えば、翻訳、ライティング添削、簡単な英会話などで英語を学習することができ、これらの機能の質もGoogleの機能と匹敵するか、それ以上であると言えます。
chatGPTを使えば、辞書を使って調べたりする必要もないので、このプラットフォームだけで効率的に英語を学習することができます。
ここでは chatGPTを英語学習でどのように活用することができるのか、4つ紹介したいと思います。
みなさんも英語で話したり書いたりしているときに、「これって英語でどうやって表現するのだろう」と感じたことがあると思います。それを瞬時に解決してくれるのがchatGPTです。
日本語で「〜(和文)を英語で。」と入力すると、その日本語を英語に翻訳してくれます。
翻訳のされ方も教科書的な英語ではなく、日常的に使われる英語が多用されているため、その表現を外国人との英会話にそのまま使うことができます。
ただ、「バカやアホ」などの不適切なワードや侮辱的な言葉は自動的に排除される仕組みになっており、入力した段階で「OpenAIのポリシーに反する」というメッセージが表示されます。
また、日本語から英語だけでなく、英語から日本語への翻訳もしてくれます。
「〜(英文)を日本語で。」と入力すると、その英語を日本語に変換してくれます。
例えば、英語のニュースや論文、試験勉強でリーディングをしている時などに、この機能は重宝すると思います!
自分の書いた英文が正しいかわからない時、正確な英語での表現を知りたいとき、「添削」が必要になります。本当はネイティブの人や英語講師に添削してもらいたいけど、お金がかかるから断念している人もいるのではないでしょうか。
chatGPTでは 正確な英文添削もしてくれるので、自分の書いた英文を正しい表現に添削してくれます。
また、これも(1)の翻訳と同じでこれも「〜(英文)を添削して」と入力すると、その英文が瞬時に添削されて返信されます。お金がかからないだけでなく、講師に頼むよりも何倍も早く添削作業を行ってくれるというメリットがあります。
特に文章量の制限もないので、英検のライティング対策やIELTS、TOEFLなどの資格試験のライティングの対策をしてくれます。
また、なぜそのように添削をしたのか、添削の根拠を説明してくれたり、細かい文法を説明してくれたりするので、 適切なフィードバックをもらうことができます。
chatGPTでは簡単な英会話を学習することもできます。自分の好きなトピックを挙げるとそれに関して、会話を広げてくれます。また、たくさん質問をしてくれたり、そのトピックについて詳しく説明してくれます。
私は自分の好きなサッカーの話題で、ひたすらchatGPTと会話をしていろいろなことを教えてもらっています(笑)
実際に会話をしているのではないかと錯覚するほど瞬時に返事が返ってくるので、アウトプットをするためのいい練習になります。
もちろん、わからないことがあれば適宜「〜を和訳して」と入力すると日本語で返してくれるので、プレッシャーを感じることなく簡単な英会話を楽しむことができます。
更なる活用方法としては、英検や英語の資格試験のスピーキングの練習があります。実際に話す相手にはなってくれませんが、スピーキング試験で与えられたトピックのアイディアを提供してくれます。
例えば、英検1級の対策本に、
「Will there ever be a world without religious conflict?(宗教的対立がなければ世界は存在し続けるか)」
といった質問があるのですが、これについてアイディアが浮かばない場合はchatGPTに聞くと色々と教えてくれるので、自分のスピーキング試験で話す内容の参考材料にすることができます。
さらに、chatGPTは主観的に物事を述べるのではなく、客観的にいろいろな人の意見・立場を踏まえた上で建設的な回答をしてくれるので、様々な角度からの視点を得ることができます。
chatGPTは英語を学習していて、 わからない文法や単語の具体的な使い方を教えてくれます。実際、英語学習をしていると、微妙に似ている単語や実際の英会話でどのように用いられているかわからず、それをインターネットで見つけることも大変です。
例えば、日本人がつまづきやすい「atとinの違い」について聞いてみたところ、どのような場面でそれぞれの前置詞が使われるのかを具体例と一緒に教えてくれました。
また、その違いを教えてくれるだけでなく、「何が重要なポイントか」を教えてくれるので、学習する際に重点すべき点がとても明快になります。
ここまでは、chatGPTを英語学習でどのように活用できるかについて解説してきました。
ただ、chatGPTで英語学習をするにあたって、注意しなければならない点もいくつかあります。
まだシステムが発展段階なので、今後はこれらの注意点は不要になるかもしれませんが、ここでは3つ、英語学習におけるchatGPTの限界について説明したいと思います。
上述したように、chatGPTは瞬時にライティングの添削作業はしてくれますし、その理由も解説してくれますが より良い表現やアドバイスを提供することはできません。
あくまで、自分が書いた文章に対する添削なので、それ以上に「こうした方がいい」といったアドバイスを受けることはないのです。
他方、英語講師であれば、もっと違った表現について教えてくれたり、細かい文法や表現となぜその表現が好ましいかを教えてくれるので、より理解が深まるかもしれません。
chatGPTにおける情報の正確性については問題視されていますが、私がchatGPTで英会話学習をしているときにも、「この情報本当に正しい?」と感じることが何度かありました。
なので、会話している内容が正確ではない可能性があることも考えながら、英会話学習に取り組む必要があると思いました。
知識を身につけるためではなく、 あくまで「英会話を上達させるため」という目的のためにchatGPTを活用することをおすすめします。
Googleでも同じことが言えるのですが、英語で何かを調べる時の方が必然的に情報量は多くなります。なので、chatGPTで英語で何か質問をした時の方が、日本語の時よりもより多くの情報を提供してくれます。
言語による情報量の差は一朝一夕で変わるものではないので、英語で質問をし、それを理解できるようになることが重要になります。
このように、chatGPTでは様々な方法を使って英語学習を行うことができます。今回紹介した以外にも、chatGPTは簡単なストーリーや小説も作ってくれるので、リーディングのマテリアルとしても使えるのではないかと思います。
まだ、改善中の機能・システムはいくつかありますが、今回紹介した学習方法を使えば、英語のアウトプットをすることが効率的にできるだけでなく、正確な英語を学習することができます。
ぜひ一度ダウンロードをし、英語学習に役立ててみてはいかがでしょうか。
AIについては、こちらのサイトも是非参考にしてみてください。
メタバース相談室