初めての留学に選ばれる国として、費用が他国の留学に比べて安価なことや食事が日本人に合いやすいことなどを理由に人気なフィリピンのセブ島。
私は2023年の8月14日~9月10日まで、セブ島のCG Academyに4週間留学を行っていました。
留学する前はセブに対して発展途上国だからこその治安面への不安を抱えていました。初めての留学は、嫌な思い出ではなく、楽しい思い出でいっぱいにしたいですよね。
でも、対策さえしっかりすれば私はトラブルに巻き込まれることなく快適に、そして安全に過ごすことができました!帰国後の現在でもまた何度も訪れたいと思うほど、セブ島は大好きな場所です。
今回、私の体験談をもとに、セブ島の様々な知識を身につけて安全に過ごすためのTips10個をご紹介します。
海外に行く上で最も気をつけたいのは犯罪に巻き込まれないこと。
フィリピン人はすごく陽気でフレンドリーなので、スーパーの店員さんでさえ話しかけてくれますが、その分心を許してしまいがちです。
そこでまずは、セブ島滞在中私の身の回りに起きた犯罪の事例をまとめました。
・スリ:最も多いのは、携帯や財布。私の友人はlady boy二人組に声を掛けられ、楽しく道端で立ち話をしていました。ところが、彼らが去った後にはもう彼のポケットに携帯はありませんでした。夜間に出歩くのが危ないのは女性だけだと油断していると危険な目に遭います。
・ストリートチルドレン:ショッピングモールの帰り道に小学生程の子供たちに声を掛けられお金を求められました。日中よりも夜間に遭遇することが多かったです。
・ぼったくり:町中の小さなお店にはレジがなく、電卓で手打ちで会計が行われるため、金額を曖昧にされることが多いです。値札がある場合は、しっかりと自分で計算をして会計金額が適切か確認する必要があります。
発展途上国のセブ島では、 観光客や日本人はお金持ちというイメージを持たれているため、見た目で判断され、犯罪に巻き込まれることが多いです。
また、コロナ以前はかなり観光客や留学生で溢れていたようですが、コロナ明けの現在は以前に比べ観光客比率が少ないため、余計に目立ってしまうのです。
それでは上記のような犯罪に巻き込まれないためには、どのような対策をしたら良いのでしょうか?
これから、私が現地で学んだ対策法をご紹介します。
マニラ経由で航空券を取ると、確かに費用は抑えられます。しかし、マニラ空港は対応や設備が良くないことで世界的に知られています。マニラ経由でセブ島に行く場合、乗り継ぎ時間はかなりゆとりがあります。
もちろん問題ない場合がほとんどですが、乗り換えでロストバゲージした際に対応が悪く二週間荷物が手元に届かなかった、初海外で荷物から目を離すのが怖く乗り継ぎの持ち時間の間一睡もできなかったという話を友人から聞きました。
私は成田から セブ島のマクタン空港直通の航空券を利用しましたが、かなり高価格であったため、価格を抑えたい方は 韓国経由や シンガポール経由の航空券を利用することをオススメします。
いざという時にマップを開いたり、連絡をとることができないのは非常に危険です。
私の場合、500MB/日プランのポケットWi-Fiを使用していましたが全く容量が足りず、昼過ぎにはいつも使えない状態でした。そのため、 ポケットWi-Fiの場合もSIMカードの場合もデータ容量に余裕を持つことをおすすめします。
大きなショッピングセンターにはお店がありますし、語学学校に留学する場合、お金を換金しに行く際に一緒に購入する時間を設けてくれました。
現地人に馴染むことでリスク回避を行えます。
一年を通して気温が高いセブ島ではTシャツ・短パンで過ごす人がほとんどです。渡航前に宗教上ショート丈のものは履かない方が良いという意見を聞いていましたが、露出を控えたほうが良いのは教会などのみで、むしろセブ島ではショート丈のスカートやズボンを履いている女性は多数派でした。
セブ島にはフィリピン発祥ブランドがいくつかあります。セブスタイルを学びましょう。
– ‘‘PENSHOPPE(ペンショップ)’’
若者に人気のブランドです。品揃えが豊富なことに加え、One Directionをモデルに使用していた時期もあり、知らないフィリピン人はいません。
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-‘‘BENCH(ベンチ)’’
世界展開も行っており、セブ島にも数多く出店しています。人気韓国アイドルや俳優をモデルに起用しており、年代問わず人気を集めているブランドです。
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どこの国の留学にしても共通して言えるのは、世界展開のブランドのものを着用する、または 持っていく衣類を最低限にし、現地調達することが望ましいです。セブ島のショッピングモールにもZARAやユニクロ、H&M、MANGOなどが出店しているため、日本から持っていく服はこれらのブランドで扱われているようなシンプルなデザインのものをオススメします。華美な服は、セブ島では悪目立ちしてしまいます。以下は私が現地で実際にしていた服装の例です。参考の一例になれば幸いです。
現代では直接目に触れる機会はほとんどありませんが、男性はバロンタガログ(Baro ng Tagalog)女性はリアクララガウン(Maria clara gown)と呼ばれるバナナの葉やパイナップルの葉の繊維で織り込まれた民族衣装があります。
セブ島では基本的にスーパーの店員さんやタクシーの運転手さんでも英語が通じますが、英語が通じない人も少なくはありません。私が語学学校でお世話になったフィリピン人の先生に、英語とタガログ語両方の助けの求め方を教えていただきました。タガログ語の発音は複雑なので暗記せずとも万が一に備えて携帯のメモに入れておくといざという時に役立つと思います。
<英語>
I’m in trouble, please help me!
<タガログ語(セブ訛り)>
Ako ay nagkakaproblema ngayon , tulongan niyo po ako!
発音:(A/ko /ay/ nag/ka/ka/prob/le/ma /nga/yon, tu/lo/ngan /niyo/po /a/ko)
<英語>
Please catch that person!
<タガログ語(セブ訛り)>
Maawa po kayo, tulongan niyo po ako na mahuli ang taong iyon!
発音:(Ma/a/wa/ po/ ka/yo,/ tu/lo/ngan/ niyo/ po/ a/ko/ na/ ma/hu/li /ang/ taong /i/yon)
スリやひったくりの一番の対策はバッグを持たないことですが、それは難しいですよね。特に女性に多い 肩掛けのバッグは、バイク社会のセブではひったくりの対象になりやすいです。
中身が見えにくい洋服のポケットに入れる、もしくは、小さなポシェットに財布や携帯を入れポシェットごと服の内側に入れることがベストです。バッグを持ち歩く場合は、最小限小さなものにしましょう。
やはり複数人より一人でいる人が狙われやすいです。どうしても一人で出かけなければならない場合は、 タクシーを利用しましょう。
セブ島はタクシー文化が強く日本と同じぐらい普及しています。料金も日本の4分の1程の価格なので利用しやすいです。一人で行動する際は、例え距離が短くともタクシーを積極的に利用しましょう。
タクシーが捕まえづらい場所でも、配車アプリ「Grab(グラブ)」を使用すれば呼ぶことができます。料金は通常時より割高ですが、安全が最優先です。
交通機関としてタクシーより価格が安いジプニーがありますが、日本のバスのように席が区切られてるわけではなく、長椅子におしくらまんじゅう状態で座るため、スリに合う確率は高くなります。しかし、スリ対策をきちんと行ったところ、私は問題なくジプニーを使用することができました!
配車アプリ「Grab」を使用した際は、アプリからクレジット決済を行うことができますが、直接道端でタクシーを拾った場合、クレジットカードを使用することができないため常に現金を常備しておいたほうが良いでしょう。
ショッピングモールやレストランの会計では、クレジットカードを使える店がほとんどです。 Can I use a credit card?(クレジットカード使えますか?)は必須暗記フレーズです。
日本同様、フィリピンでもフードデリバリーアプリはとても普及しています。繁華街は夜でも出歩いている人は多いですが、語学学校によっては繁華街から離れているため夜間に女性が歩くのは危険です。夜にお腹が空いた場合は、積極的に フードデリバリーサービスを利用しましょう。
日本からは既に撤退してしまっていますが、セブ島含めフィリピンで最も使用されているのは「Foodpanda(フードパンダ)」です。次いでユーザーが多いのはTip7でご紹介した「Grab(グラブ)」。この二つをダウンロードしておけば、食事で困ることはないでしょう。
・語学学校の付近
スリにあった友人は学校から100m程のところで被害を受けています。地域でも語学学校周辺には留学生が多いことが共通認識としてあるため、出先からの帰り道に学校近くだからといって油断をしないようにしましょう。
・クラブ
これは日本でも言えることですが、お酒の場では最も気が揺るんでしまいます。歌やダンスが大好きなフィリピンのお国柄上、フィリピンでも多くクラブが見かけられます。犯罪に限らず、友人はクラブで現地人にキスをされコロナに感染してしまいました。クラブでは羽目を外しすぎずに楽しみましょう。
・観光地の出店
観光地にあるお店に売られているものは大抵観光客価格に設定されています。また、移動販売を行っている現地人に、観光客がしつこく買うように迫られることが多々あります。押しにまけずに押し切るか、きちんと価格交渉を行いましょう。
学生寮やコンドミニアムは盗難などのトラブルはよくあることです。
スマ留スタッフが在中している スマ留レジデンスなら、トラブルにあった際にサポート対応が受けられます。スマ留レジデンスは、セブシティの中でも比較的治安が良い地域とも言われるITパークに位置しています。
敷地内にカフェやバスケットコートなどがあり設備が充実してるのに加え、ITパーク自体大きなショッピングモールや夜市があり休日の予定に困ることはありません。
また、日本人が多く滞在しているため、すぐに状況を理解し助けてくれる人脈を広げておくこともできます。
ぜひ選択肢の一つに加えてみてくださいね。
今回ご紹介したTipsを実践することで、十分にリスク遭遇率を下げることができます。
留学を成功させるためには、どれだけ現地の情報をしているかが鍵です。
みなさんが楽しく安全なセブ島ライフを過ごせることをお祈りしてます!
大小7100以上の島々からなる東南アジアの島国フィリピンは、島ごとにも特徴が異なります。 国全体に美しいビーチリゾートが散在しており、高級リゾートから自然の美しさを生かしたトロピカルな雰囲気漂うリゾートまで様々。 フィリピンは熱帯性気候のため、1年を通して暖かく、マリンスポーツなどリゾート気分を味わえるのも魅力の一つ。 日本からも4時間の距離にありながら世界第3位の英語使用国のため、フィリピン留学では比較的気軽にリーズナブルに語学を学ぶことができます。