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大学のプログラムでの留学でした。留学を考え出したのは、大学生活にも慣れ、中だるみしていた大学2年生の時期でした。安直な考えですが、留学へ行ったら何か変わるんじゃないか、と思い参加を決めました。今思うとつまらない大学生活に刺激が欲しかったのだと思います。
いくつかある大学の提携先の中でカナダの学校が一番英語力が伸びるといわれていたからです。せっかく高いお金を払っていくなら英語力を最大限伸ばしたいと思っていたので、結果としてカナダを選んで大満足でしたが、当初はあまり国へのこだわりはありませんでした。
学生ビザでの渡航だったので、1年間みっちり英語の勉強ができました。全て英語での授業で、クラスメイトと話す言語も英語オンリーな環境だったので、留学してるなぁと実感する瞬間が多々ありました。学校の授業や友人から学んだ言い回しやフレーズを現地のお店やホストファミリーとの会話の中で使ってみて、通じたときは言葉にできない嬉しさを感じました!
カナダのバンクーバーに滞在していたのですが、夏は湿度が低くからっとした暑さで過ごしやすく、冬は雪もそれほど積もらずとても過ごしやすい環境でした。また、カナダは移民の方が多い国柄もあるのか、英語が拙い私のことも快く受け入れてくれるフレンドリーな方が多かったです。さらに、日本食のレストランやスーパーも充実しており、ホームシックになることはありませんでした。
ホストファミリーに最初に連れて行ってもらったバンクーバーの観光地「スタンレーパーク」という広い公園です。そこでサイクリングを楽しみ、そのあとホストおすすめのアフリカ料理を食べに行ったのが強く印象に残っています。見たことも食べたこともない料理ばかりで、ホストは私に丁寧に説明してくれるのですが、半分以上何言っているのかわからなかったことを覚えています(笑) アウトドアと美味しい料理と楽しんで、言葉は通じないけど楽しいって感情は万国共通なんだなと感じた瞬間でした。
だいたい2~3か月くらいで相手の言っていることが8割聞き取れるようになってきましたが、自分の言いたいことをうまく伝えれるようになるにはかなり時間がかかりました。
留学前に受けたTOEICは、恥ずかしながら400点ほどしかありませんでした。基礎の基礎はまあ理解できるというレベルです。そのため、留学序盤は学校の先生もホストファミリーも何を言ってるのか全く分からず、電子辞書片手に会話する毎日でした(笑)
TOEICは800点近くまで上がりました。特にテスト対策の勉強をしたわけではないのですが、リスニング力が圧倒的に伸びていました。留学中に自分なりに英語漬けになれる環境を作るなど工夫したことが結果につながったと感じています。現地で日本人のボーイフレンドもできましたが、絶対に日本語では話しませんでした(笑)LINEなどのメッセージのやりとりも絶対英語を貫いていました。留学に行けば英語話せるようになるといったイメージでしたが、現地でも英語を習得しようという強い気持ちがないと英語力の変化は感じられないと思います。
私が身をもって感じたのは海外に行くだけでは英語ができるようにはならないということです。日本人特有なのか、ちゃんとした文法で完璧な発音で話せないと!みたいな気持ちが留学当初は強く、なかなか人と会話することができませんでした。そう過ごすうちに何か月もいるのに全然話せない自分がいました。そこから、完璧には伝えられないかもしれないけど、こういえば伝わるかもと試行錯誤し、ホストファミリーに話してみて、直してもらってカフェやレストランで実践!ということを何度も繰り返しました。失敗と挑戦を繰り返して少しずつですが会話の数も増えました。
いい意味で楽観的(ポジティブ)になれます。日本で生まれて育ち、受験のための英語しか学んでこなかった私は話す時も過去形が、進行形が、、なんて考えてしまい会話が全くできませんでした。逆転の発想で私たちがカタコトの日本語を聞いてもなんとなく理解できるように、英語でも多少文法がおかしくても通じます。仲良くなれるんです。なので留学してからは細かいことでうじうじ悩むことが減りました。考えるよりまず行動。そんな行動力を留学を通して学びました。
普段の日常生活から観光地巡り、クリスマスなどのイベントと全部が印象強く思い出に残っています。日常生活ではカフェでの注文ひとつドキドキでした。ちゃんとオーダーが通じたときは嬉しくて、英語の勉強もっと頑張ろうというモチベーションのひとつになりました。観光は語学学校のお休みを使ってオーロラを見に行ったり、アメリカのシアトルへ足を延ばし、スターバックス第一号店に行ったりもしました。クリスマスはホストと盛大にパーティを開き、日本とはまた違う時間の過ごし方や文化の違いを学びました。言葉も文化も違う中で、何年もたった今でも連絡を取り合える仲間と出会えたことは私のかけがえなない財産です。今は社会人になりなかなか時間がなく会いに行くことは難しいですが、生きているうちに必ずもう一度ホストファミリーや友人に会いにカナダに遊びに行きたいなと考えています。
世界2番目の国土を誇る広大な大地と雄大な自然が特徴のカナダは、都市ごとに雰囲気や気候が異なり、 冬にウィンタースポーツが楽しめる都市があるなど四季折々の魅力が溢れています。 多民族国家で移民が多く協調性を大切にする温かい国民性から、異文化の様々なバックグラウンドを持つ人々が仲良く暮らす国としても有名。 留学生が受け入れられやすい環境や雰囲気があり、訛りの少ないニュートラルな英語を話すため、 英語初心者も安心して留学することができます。