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高校時代に、他の人とは違う経験がしたいと思い留学を考え始めました。当時から英語留学は考えておらず、 将来働く際の選択肢を増やしたいと思い第三言語での留学を決めました。大学1年生の時に短期留学でもスペインに行き、そこで更にスペイン語とラテン文化への関心が強くなり、大学3年生時に1年間の長期留学を決めました。
小学生の時からずっとサッカーをしていて、サッカー強豪国のスペインに興味があったことと、通っていた小中学校の同級生に多くの南米の方がいたことで日常からスペイン語を触れる機会があったことでスペイン語に関心がありました。また、スタンダードなスペイン語を学びたかったのもほかのスペイン語圏の国を選択しなかった理由です。
表現方法が増えることだと思います。日常で問題なく生活できるだけのスペイン語は留学から半年くらいで身についたと思います。ただ、そこからの半年でスラングや比喩表現・婉曲表現、敬語など短期留学ではなかなか教わる機会がないことも長く生活する中で身に付けることができました。
特に魅力的だと思う点は2つあります。1つ目は、同じ国?!と思うくらい、都市ごとに全く違う表情があることです。イベリア半島には元々いくつもの国が乱立しており、それが歴史を重ね今のスペインの形となっています。そのため、今でもスペインでは主要言語が4つあり、また都市の中にかつての面影を多く残すなど、州ごとに独自の文化が形成されています。例えば、スペイン南部はかつてアフリカのイスラム文化の王朝が支配していたこともあり、現在でもイスラム式の建造物が多くあったり、アフリカ料理が日常的に食べられたりしています。バルセロナなどの北部の都市は、レンガや石畳の建造物が多く見られたり、フランスの国境に近い都市では、白色を基調とした落ち着いた雰囲気の建物がみられたり‥。本当に都市ごとに違った風景を楽しめます!2つ目は、スペイン人の国民性です。スペイン人はおおらかで陽気な方が多く、観光客にも気さくに話しかけたり親切に接してくれます。パーティーやお祭りなど楽しいことが好きな人が多いので自分も陽気な気分になれます!
スペイン北部のバスク地方にある、サンセバスティアンという街が一番好きな場所です。サンセバスティアンは『美食の町』と呼ばれていて、広さは東京23区の10分の1の面積と小さい街ですが、繁華街の通りには数百軒のバルがひしめき合っていて、店ごとにオリジナリティ溢れるタパス(一口サイズのおつまみ)を出しているので、飲み・食べ歩きに最高です!また、スペイン国内のミシュラン3つ星獲得店の半分がサンセバスティアンに店を構えていたり、日本でも最近話題のバスクチーズケーキもこの街にあるお店が起源です。食だけでなく海に面した街なので、景色を楽しむにも最高のロケーションですし、美術館や大聖堂など観光スポットも盛りだくさんです!
語学力の上達を実感したのは、留学から3か月の時でした。きっかけはちょっとしたことで学校の事務局の方とちょっとした口論になってしまった時、スムーズにコミュニケーションが取れたことに上達を実感しました。また、日本で使っていた教科書のリスニングのCDを現地にいる時に聞いたら、スロー再生に聞こえたときは耳が慣れてきたんだなと成長を感じました!
初~中級くらいだったと思います。大学では外国語学部などには所属しておらず、もちろんスペイン語も必修科目ではなかったので、学習機会は少なくあまり堪能ではなかったです。
留学前とは比べ物にならないくらいに成長しました。ディスカッションやプレゼンに力をいれていた先生だったので特にリスニングとスピーキング・発音は成長しました。日本に帰ってからはスペイン語学科の講義に参加させてもらい、そこで優秀な成績をとることができました。また、自分の学部では教授の補助として教える立場に立つことが出来ました。
とにかく話す!なによりもアウトプットが大事です。授業中はミスを恐れず発言をしたり、質問をしたり、学外では友人や学校の先生、ホストファミリーととにかく習ったことを実生活で使用する!これが本当に大事です。教科書に書かれていることは言語においてはほんの一部の要素なので、実生活の中で失敗しながらも、話して聞いて覚えていくことが語学力向上には重要だと思います。
価値観の幅が広がったことです。日本とスペインでは全く文化が違うので、カルチャーショックは大きかったです。また、語学学校には世界中の国から留学生が来ていたため、異文化体験も多く経験出来ました。最初は受け入れられないこともありましたが、長い時間生活していく中で異文化の許容範囲が大きくなっていきました。さらに、留学中にいろんな国を旅行できたこともヨーロッパ留学して良かったなと思いました。
サッカーに関するビッグイベントを何度も現地で経験できたことです!マドリードに住んでいたのですが、留学していた年がワールドカップ開催の年だったため、クラブチームの世界一を決める大会でマドリードのチームが優勝したり、スペイン国内リーグでもまた別のマドリードのチームが優勝するなど、マドリード中が大騒ぎでした。優勝した日はマドリードで一番大きな通りがサッカーファンで溢れかえり、駅構内には夜通し応援歌が鳴り響いていました。スペインは特にサッカーに対する熱がすごく、学校の先生もお気に入りのチームのユニフォームを着て授業をする方もいました。僕自身も留学中サッカーチームに所属していたりなど、サッカーに関する思い出が一番印象的でした。