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小学生の頃から英語が好きで、英会話教室に通ったり、高校の時に短期の留学プログラムに参加したりと、漠然と留学してみたいな…という気持ちはずっと持っていたのですが、費用や時間の面からなかなか行動に移せずにいました。そんな時、友人と行ったイタリア旅行で、言いたいことが思うように伝わらず「英語が話せたらもっと色々な人と会話ができるのに…」と悔しく思い、幼少期からの夢だった留学を決意しました。世界中に友人を作って、さまざまな考え方やものの見方に触れてみたいと思ったのも理由の一つです。
とにかくヨーロッパに留学したい!という憧れがあり、その中から物価も安くて治安も良く、日本人が少ないアイルランドを選びました。周辺のヨーロッパ諸国に旅行しやすいのも理由の一つです。また、大学の授業でアイルランドの伝統音楽と文化について学ぶ機会があり、そこからケルト音楽に興味を持ったのも決め手となりました。
英語を勉強しながら留学費用を稼ぐことができるので、最初の予算が少なくても長期の渡航に挑戦できることです。私の場合は少し特殊で、アイルランドは学生ビザだと8か月、ワーホリビザだと1年間の渡航が可能なので、「より長く留学したい!」と思ったのがワーホリを選んだきっかけでした。8か月間の語学留学に加え、現地で英語を使って働くことで、インプットとアウトプットを同時にでき、英語が身につくのも早かったように感じます。自分でお金を稼げることによって、滞在期間中の費用を気にしなくて良いので、貯金ができたら旅行して、旅行したらまた働いて…と自分の好きなペースで過ごすことができるのもワーホリの魅力だと思います。
とにかく人がフレンドリーで温かいです!スマホを持って立ち止まっているだけで「迷ったの?大丈夫?」と声を掛けてくれたり、パブやバスで隣に座っただけで世間話をするなんて日常茶飯事です。
また、「エメラルドの島」と言われるアイルランドは、自然も多く、首都ダブリンからバスや電車で1時間以内で海や緑が広がる場所へ行きリラックスできます。ヨーロッパや南米からの留学生が多く、日本人が本当に少ないので日本語に触れる機会が少なく、英語漬けの環境で英語を学べるのもアイルランドの魅力です。旅行もしやすいので、週末に他の国へ気軽に遊びに行ったり長期休暇を取ってヨーロッパの国を周遊することもできます。
「The Cobblestone」というダブリンにあるパブです。伝統的なアイリッシュセッションが聴けるパブで、普段プロとして演奏している奏者もセッションをしに訪れます。その時集まったメンバーで、その場で即興で始まる演奏をギネスビールを片手にじっくり聴くのが毎回楽しみでした!スケジュールなどは決まっていなく、奏者が各自楽器を持ち寄り、その時いるメンバー、その時ある楽器でセッションをするので行く度に違った曲や演奏を聴くことができ、何回行っても楽しめる場所です。
話せるようになってきたな、と感じたのは2か月目あたりです。最初ホームステイ先へ行った時は聞き取るのが精一杯だったホストファミリーとの会話も、2か月のホームステイが終わる頃には耳が慣れてきて、問題なく聞き取れるようになっていました。ネイティブ同士の会話や、英語で映画を観ることに抵抗がなくなったのはもう少し時間が経ってからでしたが、時間が経つごとに英語がクリアに聞こえるようになっていくのが自分でも楽しかったです。
アルバイト先が多国籍で、日常に英語が飛び交っていたので簡単な日常会話はできるくらいでした。最初のレベル分けではUpper Intermediateから始まりましたが、日本人でよくある「文法は得意だけどスピーキング力が足りない」状態で、放課後のフリーアクティビティの英会話クラスや英語のミートアップに参加し、必死でスピーキング力を鍛えました!
問題なく英語でコミュニケーションが取れるくらいになりました。現地でアルバイトをしたことで、ネイティブの英語や電話での英語を聞き取る力も付いたかなと感じました。
インプットとアウトプットを徹底すること!まずはわからない単語や文法が出てきたらその場ですぐに聞いたり調べて、それを次からどんどん使っていくことでしっかりと身につくと思います。単語を調べたときは、その意味を日本語で考えるのではなく、他の英語に言い換えたり、英語で説明できるくらいにしておくとより身につくと思います!また、渡航前に少しでも単語を覚えたり、1日に5分でもいいからとにかく毎日英語に触れる機会を作ることで、実際に留学してからのスタート地点も大分変わってくると感じました。
世界中に友人を作り、色々な価値観、ものの見方、文化に触れることができることです。全く違った環境で育ってきたクラスメイト達と話すことで、今までの自分の”当たり前”が一気に崩れ、新しい価値観に出会いました。それぞれの国の良さを知ると同時に日本の良さも再発見し、日本が改めて好きになりました。
歳が一回りも違うような異国の友人と二人で遊びに行ったり、日本にいたら絶対に経験できないようなことも沢山体験できました。そうやってできた友人は今でも大切な私の財産です。
また、日本では体験できないようなことを挑戦する機会や異国の文化に触れる機会も沢山あるので、色々なことに挑戦し、成長する機会も得ることができます。
私がアイルランドでの留学を終え、帰国が近くなった日に友人がFarewell Partyを開いてくれたことです。そこには私が1年間の中で出会った40人以上の友人が集まってくれ、泣きながら別れを惜しんでくれました。1年間のアイルランドでの生活の中で、こんなにも沢山のかけがえのない友人ができたことを実感して胸がいっぱいになりました。みんなからのメッセージが書かれたアイルランドの国旗のプレゼントは、今でも大切な私の宝物です。