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留学前後でTOEICスコアはどう変わるか?留学に必要な点数・効果とは

更新日2020.11.25

留学前後でTOEICスコアはどう変わるか?留学に必要な点数・効果とは

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スマ留編集部

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TOEICは近年多くの方に認知されており、学生や社会人まで数多くの方が受験しています。TOEICを受験しようとしている方の中には、留学をするにあたって、自分の英語力を確認しようとしている方もいらっしゃるようです。

しかし、実際どの程度の点数を所持していれば海外に留学することができるのか、疑問に思う方も多いのではないでしょうか。ここでは留学する際に、どの程度のTOEICスコアを所持していればよいのかご紹介します。また、TOEIC留学についてもご紹介します。

1.日本でもっともメジャーな英語試験「TOEIC」とは

TOEICは世界共通の英語能力テストです。TOEICのテスト内容は、日常生活やビジネスシーンにおいての円滑なコミュニケーション能力を測るものとなっています。TOEICは留学する際に英語力を測るために用いられるほか、大学や企業の試験にも取り入れられています。

日本では多くの人に認知されており、受験したことがある方も多いでしょう。TOEICは主に2つのテスト形式からなっています。1つはTOEIC Tests、そして2つ目がTOEIC Bridge Testsになります。ここから2つに分けてご紹介します。

TOEIC Tests

まずTOEIC Testsは「TOEIC Listening & Reading Test」、「TOEIC Speaking & Writing Tests」、「TOEIC Speaking Test」の3つにわかれています。この中でも一般的に受けることが多い試験は、Listening & Reading Testでしょう。こちらはリスニングとリーディング能力を測る試験になっています。

試験の内容はマークシート方式をとっており、10~990点のスコアで自身の英語力を確認することができます。時間はリスニング45分、リーディング75分の合計120分となっています。

「TOEIC Speaking & Writing Tests」と「TOEIC Speaking Test」は、Listening & Reading Testと比べると受験者数が少なく、200点満点で算出するという違いがあります。これらの試験は、日本人が苦手とするライティングとスピーキングの能力を測る試験になっています。

Speaking & Writing Testsは、20分間のスピーキングと60分のライティングで構成されています。そのうちの20分間のスピーキング試験のみをおこなうのが、Speaking Testになります。

日本でもっともメジャーな英語試験「TOEIC」とは

TOEIC Bridge Tests

TOEIC Bridge Testsは、日常生活においてのコミュニケーション能力を測るテストとなっています。ビジネスシーンにおいての英語力を測るTOEIC Testsとはまた少々違った内容になるため、各々の対策が必要になるでしょう。

TOEIC Bridge Testsは「TOEIC Bridge Listening & Reading Tests」と「TOEIC Bridge Speaking & Writing Tests」の、2つのテスト項目にわかれています。名称にもあるように、この2つのテストはそれぞれリーディングとリスニング、そしてライティングとスピーキングの能力を測る試験になります。

テストの評価方法はListening & Readingがマークシート形式となっており、30~100点のスコアで結果が出されます。Speaking & Writingはマークシートではなくモニターの前で回答に応える、回答用紙に記述する形になります。これらも同じく30~100点でスコアがわかるようになっています。

2.TOEICは留学する際に何点あればいい?留学形態ごとの目安点数

TOEICのスコアは、基本的に「TOEIC Listening & Reading Test」を基準にしています。日本の学校や企業などのほとんどがこのテストを想定しているため、TOEICのスコアといえばこちらのテストのスコアだと考えてよいでしょう。

留学で求められるTOEICスコアの目安

TOEICのスコアによって、留学した際になにができるのか、ということをある程度明確に考えることができます。ここではTOEICが留学する際にどれくらい必要になるのか、項目別にご紹介します。

語学留学
語学留学ではTOEICのスコアはあまり重視されません。英語力をあげるためにおこなう留学なので、もとからの英語力はほとんど求められず、TOEICのスコアが入学基準になることもないでしょう。

しかし、事前にTOEIC500点ほどとっておき、日常会話で使う英語は身につけておくことがおすすめです。現地でのコミュニケーションがとりやすくなるほか、言語の壁によるストレスを軽減することが可能になり、勉強に集中することができるでしょう。

勉強してから留学するのと、勉強せずに留学するのでは、英語力ののびが各段に変わってきます。そのため、最低でも500点ほどのスコアがあれば、よりスムーズに英語力がのびることが予想できます。

ワーホリ
ワーホリで必要になる最低スコアはおおよそ500点といわれています。しかし、この点数の方々は文章の組み立てや、英語での密なコミュニケーションはまだまだ難しいとされています。とはいえ、ワーホリでは基本的に高度な英語表現は必要ないため、最低ラインの500点でも生活することができるでしょう。

大学留学
大学留学は各大学ごとに設けられている点数が違います。一般的に、アメリカの大学入学に必要なTOEICのスコアは約700点以上からとなっています。これはあくまで平均的で、難関大学になってくるとさらにTOEICの必要点数はあがり、800点以上のスコアを求められることになるでしょう。

700点のスコアは日本では英語が得意な部類に入りますが、海外の大学となると英語力がまだ不足しているという状態です。教科書理解やコミュニケーションにはまだまだ苦戦するかもしれません。

専門学校
専門学校で必要になるスコアはおおよそ500点といわれています。専門学校では技術や専門知識を学ぶことに重きをおいており、基本的にTOEICで高いスコアを求められることは少ないようです。とはいえ、すべての授業は英語でおこなわれるため、できるだけ英語力は高いほうがよいでしょう。

短期大学

短期大学は500点以上のスコア所持が必要になります。大学と比べるとTOEICのスコアは低い傾向にあるため、入学することは難しくないといえます。

しかし短期大学に通う場合も大学と同じく、専門分野や資格の取得などコースごとに英語力にばらつきがあるため、高い点数を所持していたほうがいいでしょう。

上記で述べた点数はあくまでも大まかな数字です。これくらいの点数を所持していることで最低限コミュニケーションをとったり、相手のいっていることが理解できるようになる、という風に考えるとよいでしょう。

TOEIC以外のスコアが求められる場合

上記で紹介したとおり、海外の大学や短期大学ではある程度のスコアが必要でしたが、実際はTOEICのスコアが評価されないということも多々あります。なぜなら、TOEICはビジネス英語やコミュニケーション能力を測る試験であり、大学ではほとんどの内容が通用しないからです。これらの教育機関に必要になる資格として、TOEFLやIELTSがあげられます。

TOEFLは英語が母国語でない方に向けておこなわれる、大学や短大などで英語力を測るための試験です。TOEICはビジネス場や日常でのコミュニケーションを想定されているのに対し、TOEFLは教育機関であつかう英語を想定しています。そのため、教育を受けるうえでTOEFLはTOEICよりも実践的な試験といえるでしょう。

もう1つのIELTSは、海外での進学や就職、移住をしようとするときに必要になる資格となります。IELTSもTOEFLと同様に大学や短大などで英語力を測るために採用される試験です。また移住する際にもIELTSのスコアが必要になることがあります。

しかしテストの形式や評価方法が違うため、試験を受験するまえにそれぞれの出題傾向を学習する必要があるでしょう。これら2つの試験は似ていますが、国や教育機関によっては入学時にこの資格が入学条件として認められない場合もあります。

自身が海外でなにをしたいかによってどちらを学習するか決めなければなりません。一般的に大学留学に必要になるスコアは、IELTSなら約6.0以上、TOEFLなら約70以上となっています。

3.TOEICは留学でどれくらいのびる?留学期間ごとの目安

語学留学をする場合は、現地でTOEIC留学のコースを受講して点数アップを目指すこともあるでしょう。しかし、どれくらいの期間で点数が伸びるのか疑問に思っている方もいるかもしれません。ここでは、どれくらいの留学期間でTOEICのスコアをアップさせられるのかの目安をご紹介します。

留学によるスコアアップの目安

TOEICのスコアが留学によってどの程度伸びるかは人により変わります。TOEICの日本人平均スコアは約500点前後といわれており、TOEICの対策をしていない方でも、日本の学校で英語教育を受けた方なら最低でも200から300点の取得は可能といわれます。ここでは留学前に400点のスコアを所持している方を想定します。

400点の方が600点を獲得するには約3カ月以上かかるといわれています。それ以上のスコアは700、800、900とありますが900点に到達するには、1年以上時間がかかることもあるでしょう。

目標のスコアを目指すには、毎日の学習を継続することが大切です。多く学習時間を確保できれば、そのぶん早く目標点数に達することができるかもしれません。目標点数に達成するまで学習をするなどのゴールを決めておくことで、TOEIC学習のモチベーション維持につながるでしょう。

留学がTOEICに効果的な理由

そもそもなぜ留学することでTOEICのスコアをアップさせることができるのでしょうか。主な理由として、英語学習に取れる時間が日本滞在時よりも多いことがあげられます。海外では生活のすべてが英語です。

普段の会話を聞くだけでもリスニングの練習になりますし、自分が会話をする際は文章を組み立てる必要があるため、文法読解の練習になります。これによってTOEIC Listening & Reading Test で求められるリスニング、リーディングの能力が鍛えられ、生活の中で自然と試験対策ができるのです。

また、留学での経験はスピーキングやリスニング、リーディングやライティングといった、英語の基本的な4技能を向上させることができます。TOEIC Listening & Reading Test以外のテストに関しても、自然と効果を発揮することでしょう。

4.より効果をあげるなら!留学先を決める際のポイント

TOEIC留学にいくことでTOEICのスコアアップにつながりますが、留学先をどこにすればよいか悩む方もいらっしゃるでしょう。留学地を選ぶポイントとして、マンツーマン指導があるか、日本人の割合が少ないか、費用が安いかなどを考えておくとよいでしょう。

TOEIC対策のコースはさまざまな国で実施されていますが、費用が安い留学地として、フィリピンへの留学がおすすめできます。フィリピンは費用が安く済むだけでなく、マンツーマンでの授業を受けることができるため、わからないことや苦手な部分を集中的に学習することができます。

しかし、学校にもよりますが、フィリピンには日本人が多いため、日本人と離れて学習したい方には向きません。日本人がいない環境でTOEIC対策をしたいという方には、アイルランドがおすすめです。アイルランドは日本人が少なく、TOEIC対策が可能な学校も多くあるため、目的にあった留学生活をおくることができるでしょう。

そのほかにも、フライト時間の短い国、治安がよい国など、自身が重視したい項目を設定しておきましょう。そうすることでどの国へ留学するか、どのように学習するかなどの計画が立てやすくなるはずです。

5.まとめ

TOEICは留学時に必ず必要になるというわけではありませんが、500点以上のスコアを所持しておくといいでしょう。語学留学を考えている場合は、これから英語学習をしにいく立場なため、スコアを所持している必要はありません。しかし、渡航前にある程度は学習しておくことをおすすめします。

留学では日常的に英語に触れることができるため、リスニングやリーディングの能力が向上します。そのため、TOEICのスコアアップには大変効果的です。留学先を決めるときには日本人の少ない国、などの自身の重視する項目にあわせた計画を立てることをおすすめします。

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