メニューボタン

留学の際は保険に入るべき?入っておく意味と選び方のポイント

更新日2021.05.15

留学の際は保険に入るべき?入っておく意味と選び方のポイント

post by

スマ留編集部

記事一覧を見る
"Make The World Your Stage ."をビジョンに、世界11カ国への英語留学を年間9,000人以上の留学生をサポート。これまでの留学サポートの実績で得られた情報をもとに、皆さんが安心して海外留学を楽しめる役立つコンテンツを配信中!

留学に向けての準備の1つに、海外保険の加入があります。留学先や留学期間などによっては保険加入が義務でない場合もあるため、「留学中、保険に入らなくていいのでは?」と考える人も少なくありません。

しかし、海外保険はあなたの安全と財産を守るために欠かせないものです。いくら短期間の留学といえど、留学保険は加入必須と言っても過言ではないくらい必要性が高いです。

留学保険を提供している保険会社や保険プランによって内容は様々です。保険料が多少高くとも、長期滞在でも安心できる補償内容を含んだ保険内容を選ぶことが大切です。

そこで今回は、海外留学保険の基礎知識や補償内容などについて詳しく説明していきます。

海外旅行保険とは違う?留学保険とは

海外旅行保険とは違う?留学保険とは

海外旅行に行く際、ほとんどの人が海外旅行保険に加入します。そのため、留学の場合でも、「海外旅行保険に入れば大丈夫だ」と考える方がいらっしゃるかもしれません。しかし、旅行で加入する海外旅行保険と留学で加入する留学保険は補償内容が全く異なります。

では、どういった点が異なるのでしょうか?大きく2つの点で異なります。

長期間補償してくれる

1つ目の違いは、補償期間です。海外旅行保険は短期間の旅行者をターゲットにした商品なので、補償期間は一般的に1ヶ月以内です。一方留学保険は、現地に長期間滞在する人をターゲットにしているため、補償期間は数ヶ月や1年間などの様々な期間が用意されています。

補償内容の範囲が広い

2つ目の違いは、補償内容の範囲の広さです。留学保険は海外旅行保険に比べ、補償内容が多く充実しています。なぜなら、留学は長期間現地に滞在するため、その分トラブルに遭遇する可能性も高くなるからです。

海外旅行保険では飛行機が遅れた際の宿泊費、手荷物の破損や盗難の補償費、現地での医療費といった基本的な内容がカバーされています。一方、留学保険はこれらの補償内容に加え、ホームステイ先や学生寮での物損の損害賠償費、急病による緊急帰国費用なども補償してくれます。

留学保険は加入すべき?

保険は万が一の時のために備えてかけておくものなので、補償期間中に何も起こらなければお金が無駄になると考える人もいるかもしれません。しかし、留学する際にかける保険は決して無駄なものではありません。

留学生が保険に加入すべき理由について、2つのパターンに分けて紹介します。

思いがけないトラブルが起きてしまった場合

慣れない海外ではどんなトラブルに巻き込まれるか分からないということが第一に挙げられます。自分がどんなに気をつけていたとしても、他人から危害を加えられるという可能性もあります。

また、「思いがけない瞬間にものを壊してしまった」なんてこともあるでしょう。保険をかけていないと病気であれ事故であれ、すべて自己責任で支払いをしなくてはなりません。それに比べ、自己責任の全額支払い場合の費用負担の額を考えると、保険の掛け金が安く感じられます。保険をかけておけば、安心感もあるので、留学保険は決して高い買いものではなく、身の安全を保障してくれる心強い味方と言えます。

海外で医療機関を利用した場合

海外の医療費はとても高いです。よく耳にするのはアメリカの例です。アメリカは基本的に医療費が高く、救急車も無料ではありません。

例えば日本で歯科医院にかかると、1回の治療で数百~数千円程度です。これは、高齢者や未就学児を除き、医療費の3割を国が負担しているためです。一方、アメリカでは治療の度合いによるものの、歯科医院での1回あたりの治療費がトータルで1,000ドル(日本円で100,000円以上)を超えることも珍しくありません。

このように、国によっては医療費そのものがかなり高額なため、保険をかけていないと後にとんでもない額を支払わなければならなくなる場合があります。お金のことを気にせずに勉学に集中するためにも、保険は留学に必須です。

海外トラブル発生!こんな時に役立つ留学保険!

留学保険は現地滞在中に起こりうるトラブルに対応したものですが、実際にはどんな場面で役立つのでしょうか。留学中に保険が活用されることが多い、3つのケースを紹介します。

健康面に関するトラブル(体調不良や怪我など)

海外トラブルで最も多いのが、健康面に関するトラブルです。思いがけない状況に陥ってしまい、どうしても病院に行く必要があるとなった場合、保険はとても重要です。

症状がひどく大きな病院に搬送される場合、治療費や手術費だけでなく、搬送費用も留学保険が適用される場合が多いようです。また、症状が軽い場合は最寄りのクリニックで診察を受けるのが基本ですが、その際の診察費や薬代も留学保険で補償されることが一般的です。

もちろん、一般的な治療や救援に要した費用も保険でカバーされます。各保険会社の商品ごとに違いがあるものの、主な補償内容は、診療や入院に関する費用、治療で必要になった通訳の費用とその交通費、入院の際に必要となった身の回りの購入費用、保険金を請求するための診断書の作成費用などになります。入院しても費用負担が少なく済むので、海外に長時間滞在する留学生にとっては必須の補償内容となります。

また、治療や療養するために帰国しなくてはならなくなった場合、日本への渡航費は救援者費用によって補償されます。さらに自分のお見舞いのために、日本から家族が現地に渡航する際にも、この救援者費用が適用されます。

器物破損

滞在先のシャワーやトイレを壊してしまったり、ガラスを割ってしまったりすることがあるかもしれません。あるいは、キッチンで調理しているときに不注意でボヤを起こしてしまうおそれもあります。こういった場面で、他人の物や建物を弁償したり、修理したりするために、留学保険の損害賠償が活用されます。

航空手荷物

留学中の手荷物にまつわるトラブルも多く発生するトラブルのひとつです。そんな際に適用されるのが「携行品損害保険」です。

この保険は何かしら私物を盗まれたり、壊れたりした際に損害額に応じて補償してくれます。ただし補償には限度額があります。必ずしも全額補償されるわけではないので注意しましょう。

また損害額の計算方法に、携行品の時価額を計算する方法があります。時価額とは購入時からの経過年数や消耗具合などを考慮したものです。破損したものの修繕可能なケースでは、修繕費と時価額のどちらか低い方の金額が適用されます。

携行品損害が適用されるケースは盗難や破損以外にも、空港などで行われる安全確認検査によってスーツケースの鍵などが破壊された場合などを含むことがあります。一方携行品損害が適用されないケースには、ガラスや陶器などの壊れやすいもの、機能に支障をきたさない見た目だけの損害、置き忘れや紛失、故意による破壊などです。

ただし、保険商品によってカバーできる範囲は異なるため、申し込みをする前に必ず事前確認をしましょう。手荷物に事故があった場合で事故を証明できる書類などがあれば必ず取得しておきましょう。

そうしたことに加え、航空機内や列車内内にまつわるトラブルに関しても、留学保険で補償される場合があります。「旅行事故緊急費用」と言って手荷物トラブルの他、航空機が悪天候などの理由で飛ばなかったり、あるいは列車が運休した場合などに適用され補償される保険です。遅延や欠航によって乗り継ぎに乗れなかったり宿泊を余儀なくされたりした場合は、ホテル代や食事代、交通費、国際電話などの通信費といったものが補償されます。こうした際必ず事故証明書類を取得しておいてください。

留学保険を選ぶときのポイント

留学保険について調べていると、どれも似たような補償内容に感じて、結局どの保険がいいのかわからなくなってしまうことはありませんか。大手保険会社の留学保険プランは、じつはそんなに大きな違いがないといわれることがあります。そこで、留学保険を選ぶときのポイントを3つお伝えします。

補償内容の充実度

補償内容の充実度が高いかどうかは、各社の保険プランを比較するサイトを利用するとわかりやすいでしょう。留学期間と国が確定していれば、こういったサイトでさまざまな保険プランを比較できます。各社のプランを比較する際には、ほかのプランと比べて補償項目の多さと金額に注目してください。

サポート体制

留学保険を利用するときは、たいていの場合が緊急事態でしょう。そのため、時間を問わずサポートセンターに相談できるか、迅速に対応してくれるかなどが需要なポイントです。

日本の留学保険に比べて、料金が安い現地の保険を選ぶ方もいます。しかし、現地の保険会社は相談や対応などのやりとりがすべて英語でなされます。ただでさえ難しい保険の説明を英語で理解するのは簡単ではありません。そのため、留学保険は料金が割高でも、補償内容やサポート体制がしっかりしている日本の会社がおすすめです。

キャッシュレス診断

キャッシュレス診療とは、保険会社が提携している医療機関で診察や処置を受けた場合、その場の支払いが不要なシステムです。

加入した保険がキャッシュレス診療に対応していない場合、その場で高額な医療費を請求されることがあるかもしれません。その場合、保険会社からキャッシュバックされるまで所持金が少なくなってしまうのです。保険プランを検討する際には、キャッシュレス診療ができる提携病院が滞在先にあるかどうかも確認しましょう。

留学保険にかかる費用は?保険料の相場

留学保険にかかる費用は?保険料の相場

期間 費用
1ヶ月間 2万5千円~4万円程度
3ヶ月間 5万円~13万円程度
半年間 10万円~20万円程度
1年間 15万円~30万円程度

※留学プランや渡航先によって異なります。

留学保険の費用は、補償内容やサポート体制などの充実度などによって異なります。目安としては、1ヶ月間では2万5千円から4万円程度が相場だといわれています。

そして、3ヶ月間では5万円から13万円程度、半年間では10万円から20万円程度、1年間では15万円から30万円程度が相場のようです。留学期間が長いと保険料は高くなりますが、1ヶ月あたりで計算すると、短期より長期のほうが割安だと言えます。

また、留学保険料はどの国に留学するかによっても異なります。一般的に、アメリカやヨーロッパは保険料が高く、アジアやオセアニア地域の国では安い傾向にあるようです。留学期間と滞在先が決まったら、保険プランをインターネット上で比較するサイトを利用し、費用を確認してみましょう。

まとめ

海外での留学生活でもいつどんなトラブルに巻き込まれるかは分かりません。そんな際に、私たちの強い味方になってくれるのは、留学保険です。

留学保険と海外旅行保険の大きな違いは、補償期間と補償内容です。学保険は短期留学から長期留学まで各期間に区切られており、現地生活で起こりうるさまざまなトラブルを補償してくれます。対して海外旅行保険は、基本的に1ヶ月以内の旅行者を対象としていて、留学保険ほど補償は手厚くありません。

留学保険に加入しない場合、現地で病院に行ったり滞在先の家具や設備を壊してしまったりした際に、留学保険があれば高額な支払いを避けられます。留学保険の加入は義務でない場合でも、必ず加入するようにしましょう。そして、留学保険プランを選ぶ際に、補償内容の充実度だけでなく、サポート体制がしっかりしていることも大切なポイントです。また、キャッシュレス診療が可能だと、高額な支払いをしなくてもいいので安心です。

留学保険の相場金額は、留学期間や留学先によって異なります。期間や国が決まったら、各社の保険プランを比較するサイトを利用して、自分にあった保険を選んでみてはいかがでしょうか。

Q&AまとめQ&A

Q海外旅行保険と留学保険の違いは何ですか?
補償内容や補償期間が異なるので、留学行く際は必ず留学保険に加入しましょう。さまざまトラブルを想定した補償内容が含まれています。
Q留学保険は加入必須ですか?
義務ではないですが、保険に加入していない状態でトラブルに巻き込まれてしまった場合、全額自己負担になってしまいます。高額な支払いとなってしまう可能性が高いので、必ず留学保険に加入して渡航しましょう。
Q補償内容とは具体的にどんなトラブルが対象になりますか?
健康面の問題、器物破損、航空手荷物などのトラブルが対象になります。
Qどんな保険を選べば良いですか?
補償内容の充実度、サポート体制、キャッシュレス診療の有無などに注意しましょう。
Q保険料はどのくらいかかりますか?
補償内容や期間によって金額に幅があるので、自身でよく調べて確認するようにしましょう。

無料オンライン相談も実施中!

スマ留TOPへ

無料オンライン相談も実施中!