スタンフォード大学といえば、世界の著名人やエリートを多く輩出してきたアメリカの名門校です。そんなスタンフォード大学に入学することは非常にむずかしいのが現実です。しかし、短期留学プログラムに参加すれば、あこがれのスタンフォード大学で勉強し、現地の生徒と交もできます。
この記事では、スタンフォード短期留学プログラムである「AUSL」と「STEM」をご紹介します。それぞれの特徴や費用についてまとめているので、留学に興味がある方はぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。
スタンフォード大学はいわずと知れたアメリカの名門大学で、数々の著名人を輩出しています。スタンフォード大学はどの分野でも教育や研究のレベルが高いと評判ですが、とくに政治、経済、ITといった分野が強いといわれています。
スタンフォード大学は、サンフランシスコから南に60kmほど離れた場所にあります。郊外にあるため、キャンパスは広々としています。その面積は、世界の大学で2番目の広さといわれるほどです。スタンフォード大学の広大な敷地内には、校舎や図書館のような学習施設のほかに、さまざまなスポーツの競技場や飲食店などがみられます。
スタンフォード大学は教育・研究だけでなくスポーツにも力をいれていて、学生のなかには世界的に活躍する選手もいるほどです。また、ゴルフプレイヤーのタイガー・ウッズもスタンフォード大学の卒業生として有名です。このように、スタンフォード大学は学問とスポーツどちらの分野でも、レベルが高い学校だといえます。
また、スタンフォード大学のキャンパスは、観光地としても人気があります。大学の敷地内にある、スペイン建築の影響を受けた建物は主要な観光スポットで、SNS映えする写真が撮れます。ここで、「なぜアメリカの大学にスペイン建築があるのだろう」と疑問に感じる方がいるかもしれません。
じつは、スタンフォード大学があるカリフォルニア州は入植時代にスペインに支配されていて、スペインの建築様式でつくられた建物が多くあるからです。歴史が長いスタンフォード大学の施設も、当時のスペイン文化の影響を受けているのです。
スタンフォード留学では、レベルの高い教育を受けたり高度な研究をしたりするだけでなく、アメリカの歴史が反映されたキャンパスを見て回ってみてはいかがでしょうか。
スタンフォード留学は一般的に大学・大学院留学のケースが多いですが、短期間で留学できるプログラムもあることをご存じですか。この章では、スタンフォード大学への短期留学プログラムを2つご紹介します。
1つ目にご紹介するのは、AUSL(Asia-US Service Learning)というプログラムです。このプログラムはVIA(Volunteer In Asia)という団体が運営していて、アジア(日本、本校、台湾、中国)の参加者とスタンフォード大学の学生が一緒に学ぶプログラムです。AUSLのコースは2週間のものもあれば4週間のものもあり、中心的に学ぶ内容も異なります。
2つ目にご紹介するプログラムは、スタンフォード大学の夏休み期間中に行われるSTEMというコースで、期間は1週間から2週間程度となります。STEMは、Science(科学)、Technology(技術)、Engineering(工学)、Mathematics(数学)、それぞれの科目の頭文字をとった名称です。
STEMでは、スタンフォード大学内だけでなく、現地の有名企業を見学できます。エンジニアやIT産業が発展しているカリフォルニア州で理工分野を学べることは、他の大学にはない魅力でしょう。
スタンフォードの短期留学にはAUSLとSTEMという2つの種類がありますが、具体的にどんなことを勉強できるのでしょうか。
AUSLでは、英語力の向上だけでなく、アジアとアメリカの学生同士の交流も、おもな目的としています。そのため、お互いの国や社会をよく知るためにプレゼンテーションやパネルディスカッションを行います。また、現地でのボランティア活動を通して、アメリカの社会問題について理解を深める機会もあります。
対して、STEMではプログラムに参加する世界の学生との交流をもちろん大切にしていますが、専門的なスキルを身につけることをおもな目標としているようです。
専門的なスキルとは、2D・3Dのデザイン、映画・音楽の制作、プログラミングといった、コンピューター技術を使用した技術です。また、GoogleやAppleといったカリフォルニアにある世界的なIT企業を見学するツアーもあり、世界トップのIT産業の現場を体験できます。
この章では、スタンフォードの短期留学プログラムである、AUSLとSTEMの参加費用をご紹介します。
AUSLプログラムは種類によって費用が異なりますが、約1ヶ月間コースの場合、参加費は100万円程度です。この金額には、授業料、渡航費(燃油サーチャージは含まない)、現地の滞在費、食費、ビザ申請料が含まれています。しかし、海外保険料や課外活動の参加費、燃油サーチャージに加え、現地での個人的な買い物や飲食は別途で負担となります。
STEMの参加費用は、1週間コースで50万円から60万円程度、2週間コースで80万円から90万円程度です。しかし、STEMは年齢や専攻分野で分けられるコースの種類が多いため、費用に差が出やすいそうです。
STEMの参加費用には、授業料、現地での滞在費、観光ツアーが含まれています。しかし、渡航費、燃油サーチャージ、海外保険料、ビザ申請料、現地での個人的な買い物や飲食は参加費用に含まれていません。
またこちらの記事で、アメリカの大学の学費についてや、留学生も利用できる奨学金を紹介していますので、アメリカ留学やアメリカへの進学をお考えの方は、ぜひこちらもご覧ください。
スタンフォード大学はアメリカの名門校です。学問では著名な政治関係者や経営者を、スポーツでは世界で活躍する選手を多数輩出しています。スタンフォード大学の歴史は長く、広いキャンパス内には、アメリカ入植時代のスペイン文化を残す、歴史ある建物もみられます。
スタンフォード留学は大学・大学院が一般的ですが、AUSLやSTEMといった短期留学プログラムがあります。AUSLは、ディスカッションやボランティア活動を通し、アジアの学生とスタンフォード大学の学生の交流や相互理解を目的としています。いっぽうでSTEMは、情報や工学分野の専門的な技術を身につけることをおもな目的としています。
AUSLプログラムの留学費用は、約1ヶ月間のコースで100万円程度です。STEMプログラムの費用は、約1週間コースで50万円から60万円、約2週間コースで80万円から90万円です。しかし、この金額は、渡航費や課外活動費などが含まれないケースがあるので、申し込み時には十分な確認が必要です。
今回は、名門スタンフォード大学で学べるコースや、必要となる費用についてご紹介いたしました。
合わせて、大学留学の概要についてはこちらでまとめておりますので、海外での進学をお考えの方は、ぜひこちらもご覧ください。
日本の26倍の国土を誇るアメリカは、北はアラスカ、南はフロリダやハワイの50の州で形成されており、 それぞれの地域で文化や気候が全く異なることが特徴。 「人種のるつぼ」とよばれているように、各国の人々が様々な想いや背景を持って集まります。 様々な分野で最先端を走るアメリカには、ビジネスチャンスも広がっており、語学留学だけでない様々な滞在スタイルが可能です。 日本とは180度異なる文化・価値観・多様性を尊重する精神に触れ、 英語を学ぶだけにとどまらない人間的成長や経験ができるのではないでしょうか。