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ニュージーランドの大学に留学する方法を解説!入学や編入など

更新日2025.03.01

ニュージーランドの大学に留学する方法を解説!入学や編入など

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スマ留編集部

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ニュージーランドは、治安の良さや豊かな自然で、観光だけでなく留学先としても人気があります。全体的に大学や専門学校の教育水準が高いことも留学先としての人気の理由です。

ここで「ニュージーランドの大学って、日本の大学とどう違うの?」と疑問に思った方もいらっしゃるかもしれません。ニュージーランドの大学と日本の大学では、入学する方法から異なっています。

この記事では、ニュージーランドの大学に入学する方法や大学の特徴を解説していきます。ほかの国とは違うニュージーランド留学ならではのポイントを見ていきましょう。

1.ニュージーランドの大学の制度と入学条件

ニュージーランドの大学は、日本の大学とはどう違うのでしょうか。大きな違いの1つが、学期が始まる時期です。

どちらの国の大学も一般的に2学期制であることは一緒です。しかし、日本の大学の1学期が4月から始まるのに対し、ニュージーランドの大学の1学期は2月から始まります。2学期の始まりも、日本は9月ですが、ニュージーランドでは7月となります。

また、もう1つの違いとして、ニュージーランドの大学では基礎的な教養科目をあまり履修しません。日本の大学では、1年生のうちは基礎教養科目を中心に勉強して、2年生から専攻科目の勉強が本格的に始まります。いっぽう、ニュージーランドでは入学してからすぐに専攻科目を勉強し始めます。

ニュージーランドの大学と日本の大学の違いをお伝えしたところで、ニュージーランドの大学に入学するにはどういった条件があるのかを解説していきます。

ニュージーランドの大学入学は、高校卒業が第1の条件となり、留学生の場合はプラスとして、規定の英語力が求められます。大学によって、TOEFLやIELTSといった英語試験のスコアが設定されているのです。

しかし、留学生が大学に直接入学するのはハードルが高く、多くの留学生は大学の付属コース「ファンデーションコース」を経て、大学に入学する方法をとっています。

「ファンデーションコース」とは大学進学の準備のような教育内容で、英語力の補強に加えて、大学の専攻科目に関係する分野も勉強します。ファンデーションコースを終えると、付属する大学や提携している大学への入学がしやすくなるのです。

ニュージーランドの大学の制度と入学条件

2.大学入学へのステップ!ニュージーランドの学校の種類

ニュージーランドの大学に入学するには、大きく3通りのステップがあります。それは、ファンデーションコースから大学に入学するステップ、専門学校から大学に編入するステップ、語学学校から大学に入学するステップです。

・ファウンデーションコース
ファウンデーションコースは、ニュージーランドの大学に付属したコースです。大学進学を希望する留学生が、大学の勉強で必要な力を補います。ファウンデーションコースの生徒は、英語力を補強することはもちろん、大学の専攻科目に関係する講義やレッスンを受けます。

大学や学部にもよりますが、ファウンデーションコースで一定の成績をおさめると、IELTSやTOEFLのスコアなしでも提携大学に入学できるケースもあります。そのため、ファウンデーションコースを学ぶ際には、どの「大学」のどの「学部」に入りたいかを明確に決めておくといいでしょう。

・専門学校(ポリテクニック)
ニュージーランドには、ポリテクニックといわれる専門学校が多くあります。ポリテクニックは職業訓練学校のようなところで、職業に直結する技術や知識を学ぶことができます。

ポリテクニックによって提供しているコースはさまざまで、医療や料理、設計、デザインなどがあげられます。コースにもよりますが、ポリテクニックのなかには、大学卒業で取得できる学位「diploma」という学位が取得できる学校もあります。

また、ポリテクニックのコース終了後、提携大学へ編入する学生もいます。学校によって編入コースや提携大学が異なるので、大学入学を希望する方は入りたい大学に編入しやすいポリテクニックを選ぶといいでしょう。

・語学学校
語学学校で英語力を伸ばし、直接大学に入学するケースもあります。その場合、大学が入学条件として定める英語力やその他の基準をクリアしていなくてはならず、かなりハードルは高いといわれています。

現実的にこのステップで大学進学するケースは少なく、大学によってはファウンデーションコースを必須としているところもあります。

3.ニュージーランドの8大学を紹介

ニュージーランドには、8つの大学があります。それぞれの大学の概要を簡単にまとめてみました。

・University of Otago(オタゴ大学)
オタゴ大学は、ニュージーランドでもっとも歴史ある大学です。理系分野が強い大学としても知られています。留学生の割合が多いため、留学生へのサポート体制が整っている大学です。

・University of Canterbury(カンタベリー大学)
カンタベリー大学は、南北の島に分かれているニュージーランドの南島において、トップレベルの大学といわれています。教育の質の高さと、高度な研究で、優秀な学生を輩出しています。

・The University of Auckland(オークランド大学)
オークランド大学はニュージーランドの大都市にある人気の大学で、学生の数はニュージーランドにある大学のなかでもっとも多いといわれています。

・Auckland University of Technology(オークランド工科大学)
この大学は工科大学ということで、工業系の企業へ就職する学生の割合が高いです。それは、この大学は、以前はポリテクニック(専門学校)で、職業に直結する教育がもともと根付いていたからです。

・The University of Waikato(ワイカト大学)
ワイカト大学は、ニュージーランドの大都市・オークランドから車で1~2時間ほどの場所にある大学です。この大学の特徴は、ニュージーランドの原住民であるマオリ系の学生が多いことです。

・Massey University(マッセー大学)
マッセー大学は、農業学部が有名な大学です。また、インターネットで授業が受けられるシステムが整っているので、遠方の学生や就職している学生でも勉強しやすい環境となっています。

・Victoria University of Wellington(ビクトリア大学)
ビクトリア大学は、オタゴ大学にならび歴史が長い学校です。法学部のレベルが高いことで知られています。

・Lincoln University(リンカーン大学)
リンカーン大学は農業大学で、自然のなかにあるキャンパスで農業を勉強します。ニュージーランドは酪農やワイン生産が盛んな国なので、この大学を志望する農家の学生は多いようです。

4.ニュージーランド留学の費用と節約法

ニュージーランドの大学に留学するにはどれくらいの費用がかかるのでしょうか。大学の学部や滞在場所によって費用の差はありますが、相場としては1年間で200万円から400万円程度となっています。この金額は、授業料が半分近くを占めていて、残りは生活費や滞在費です。

留学費用を抑えたい場合には、奨学金を利用するという手段があります。大学には留学生向けの奨学金システムがあるところもあるので、志望する大学のホームページを確認してみるといいでしょう。また、日本とニュージーランドには国や地方自治体、民間の団体が運営している奨学金制度もあるようです。

奨学金を利用するときに注意していただきたいのが、返済の必要があるかどうかです。留学資金が不足しているのに、返済が必要な奨学金を受け取ってしまっては元も子もありません。奨学金を利用する際には、条件や基準を十分に確認するよう心がけましょう。

留学費用の節約方法として、滞在する学校を家賃が安い場所にするのもいいでしょう。全体的に、都市の中心部や大学の近くでは家賃が高くなる傾向にあります。滞在先を決める際には、こういった場所以外のエリアにも目を向けてみてはいかがでしょうか。

また、留学費用を抑えることにはなりませんが、アルバイトによって留学費用を補うこともできます。ニュージーランドの学生ビザは、留学期間が14週間以上の場合にはアルバイトが許可されています。就労時間は1週間で20時間までという上限がありますが、生活費の足しとしては少なくない給料となるでしょう。

ニュージーランド留学の費用と節約法

5.まとめ

ニュージーランドの大学の特徴は、基礎的な教養科目が少なく、入学してからすぐに専攻分野を勉強する点です。また、日本の大学と同様2学期制ですが、学期のスタート時期が異なるのも特徴の1つです。

ニュージーランドの大学に入学するには、3つのルートがあります。もっとも多いのが大学付属のファウンデーションコースで勉強し、提携大学に入学するルートです。次に、ポリテクニックという専門学校から大学に編入する方法です。最後に少ないケースではありますが、語学学校から大学に入学する方法です。

ニュージーランドには8つの大学があり、全体的に高い教育水準が保たれています。大学によっては、特定の分野が強い大学や専攻分野に関係する産業への就職が強い大学もあります。学費を抑える手段として、大学や国の奨学金システムを利用する方法があるので、条件にあてはまる方は応募してみてはいかがでしょうか。

今回は、ニュージーランドの大学の概要や入学条件、種類などについてご紹介いたしました。
その他、2年制の公立大学であるコミュニティカレッジの概要やメリットなどはこちらの記事でご紹介していますので、海外の大学への進学をお考えの方はぜひ合わせてご覧ください。

 

ニュージーランド留学ついて

日本の7割ほどの国土に「地球の箱庭」とよばれるほどの壮大な大自然が ぎゅぎゅっと詰まっているニュージーランドは世界中の人々を魅了しています。 南半球に位置しますが、歴史的背景からイギリス文化が色濃く残る国でもあり、イギリスにいるかのような優雅な雰囲気も味わえます。 物価も日本の3分の2程度、安全な国の一つでもあり治安も良好で、住みやすい国でもあります。

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