英語ができるようになる方法を探している方は多いでしょう。英語の先生に聞いても、参考書を読んでもいまいちピンとこないという方もたくさんいるのではないでしょうか?
しかし、身構えなくてもいいのです。英語は、より多くの人とのコミュニケーションを図るための道具として考えていきましょう。身につけてしまえば、日本語と同じように自由自在に使っていくこともできます。世界でもっとも話されている言語が話せるようになって、自分の世界を広げていきましょう。
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英語と聞くと、「勉強しなきゃいけない」、「がんばらなくちゃいけない」とネガティブな感情になってしまう方も多いのではないでしょうか?たしかに、英語は日本人にとっては普段使わない異国の言葉で、学校で始めて習うものです。そのため英語に勉強というイメージがついてしまっているのでしょう。
英語は日本語と同じただの「言葉」で、勉強ではないのです。英語圏の人々がコミュニケーションを取るための道具でしかありません。英語はもともとわたしたちが「知らない言語」だからです。知らないことは話したり書いたりすることができなくて当然ですよね。
そのため、臆せず発信していくことが大切なのです。知らないということは、「なにがわからないのかもわからない」ということです。まず発信してみて、つまずいたところが、自分のわからないことだといえます。それを次にはできるように、また学びなおしてみましょう。それが英語を習得することができる、英語ができるようになるということなのです。
英語は勉強ではない、身構える必要はないといいました。しかし、だからといってやみくもに話したり聞いたりするだけでは上達しません。まずはいい習得方法を学んでいきましょう。今回は大きく3つに分けて、英語ができるようになるコツをまとめてあります。
英語をただ習得しても、使い道がなければすぐに忘れてしまうでしょう。また、挫折してしまうおそれも十分に考えられます。そのため、「目的」と「ゴール」を明確にすることが重要だといえます。「目的」とは、なぜ英語を習得したいのか、という理由のことです。そして「ゴール」とは、目的を達成し、どんな自分になりたいか、どんな状況になりたいか、ということです。
たとえば、「英語を習得し、海外で働きたい」これは目的です。そしてその目的を達成するためには、「ビジネスの話を英語でペラペラ話せるようになる」ということがゴールになります。イメージは湧いてきましたでしょうか?このように、「目的」と「ゴール」を明確にし、なりたい自分をイメージしてみることを最初にしてみましょう。モチベーションの向上につながり、なにをどうすべきかがはっきりしてきますよ。
英語がなかなか上達しない理由のひとつに、「普段なかなか触れる機会がない」ということが挙げられます。です。わたしたちは日本語をなにも考えずに話すことができますが、それは小さいころから毎日聞いてきたからです。英語の習得に大切なのはとにかく慣れることです。
毎日聞いたことで日本語が話せるようになったということは、英語も同じような方法で習得できるはずです。そこでまずは、英語に触れていきましょう。たとえば、普段から日本語でしかやってこなかったことを英語でやってみることは有効な手段です。
◆新聞を英字新聞に変え、英語で読んでみる。
◆日記を英語で書いてみる。
◆洋画を英語の音声でみてみる
◆洋楽を聴いてみる
◆英語のニュースを聴いてみる
こういったように、生活習慣に溶け込んでいる身近なものを英語にしてみることで、どんどん英語が習慣化していきます。最初は英語で読んだり聞いたりすることに違和感があったり戸惑いがあったりするでしょう。しかし、だんだんと慣れてきて、英語に居心地の良さを感じることができるかもしれません。そうなってしまえば、英語を楽しむことができるようになってきて、英語ができるようになるための基礎がついてきたと判断していいでしょう。
また以上で紹介した英語に触れる方法は、すべてひとりでおこなうことができるものです。気軽さは自分の趣味に没頭するぐらいのものでしょう。少しでもハードルは低い方がいいので、有効です。また、ひとりでなくても、周りに英語を話す人がいたらその人と積極的に英語で話してみるなどもいい方法です。自分ひとりで英語を身につけることがすべてではなく、コミュニケーションを取っていくことも有効な手段だといえるでしょう。
英語だけではなく、なにかを間違えてしまうことはとても怖いですよね。そのため、間違いを気にして英語を話すことをためらってしまったり、挑戦せずできる範囲でのことしかしなくなってしまうことがあるかもしれません。しかし、それでは英語の上達にはつながっていきません。まずは気にせず話していきましょう。
英語の学習方法には、ほんとうにさまざまなものがあります。お金がかかるものもありますが、お金をかけずにできることもたくさんあります。経済的な事情であまり費用のかかる方法はむずかしいという方も多いでしょう。
また、お金をかけないことで気軽さが生まれ、より気楽に学習できることもあります。そんな方法をいくつかメリットとともに紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
スマートフォンには、言語設定の機能があります。日本人の方はほとんどの場合日本語設定にしているでしょう。しかし、これを英語設定にしてみることも英語ができるようになるために有効な方法なのです。
スマートフォンを英語設定にすると、通知やさまざまな表示が英語になります。はじめは見慣れない言葉、単語も多いかもしれません。しかし、「これはなんという意味だろう?」という疑問が自分のなかに生まれやすくなります。
スマートフォンの場合、表示を無視することは誤操作や重要なお知らせを見逃してしまうことにつながります。そのためわからない言葉や単語が出てきたとき、「調べてみよう」という気持ちにつながりやすくなるのです。そうして知らなかった言葉や単語を知っていくことで、英語をどんどん習得できるようになってきます。
海外のニュースは、専用のサイトでみることができます。日本が作った英語のニュースサイトだと日本語のガイドがあったり、日本語に翻訳できたりなどして便利ですね。いっぽう海外のサイトは基本的にすべて英語で、日本語に翻訳するといった機能はありません。しかし、これはデメリットではありません。
簡単に翻訳できてしまえばそのぶん流し読みしてしまいがちなので、英語のサイトでわからない単語があった場合には、自分で調べてみようという気持ちになりやすいです。このように積極的に「英語に触れよう!」という意識につながりやすくなります。
前の章でも紹介しましたが、海外ドラマ・映画などのエンターテインメント作品をみることは有効な手段のひとつです。普段娯楽としてみる人も多いものなので、もっとも挑戦しやすい学習方法だといえます。物語なので会話文も多く、また作品によっては英語圏の人々が日常的に使っている言葉を多く聞くことができます。基本的かつ実用的な会話文を身につけるためにはぴったりな方法です。
SNSも有効な学習方法だといえます。SNSは基本的に短文で、かつフランクで普段ネイティブがよく使っている表現が多く用いられています。日本語での会話を想像するとわかりやすいですが、普段の日常会話をするときにむずかしい表現を使ったり、よく知らない言葉を使ったりはしませんよね。
それと同じで、英語もむずかしい表現を用いてしまうと、コミュニケーションが取りづらくなってしまいます。コミュニケーションツールとしての、実用的な会話表現を身につけることに最適なのがSNSなのです。
英語ができる人を対象に行ったアンケートでは、最も効果のあった学習方法として「動画や映画を使った学習」が挙げられています。また、動画や映画を使った学習方法と答えたほとんどの人が、学習にYoutubeを取り入れているようです。
もちろん「動画や映画を使った学習」が効果的だったと回答している人が他のツールを一切使わずに勉強したわけではありません。ですが「動画や映画を使った学習」の効果があったと回答していることから、英語の学習に動画や映画を取り入れると、効率よく学習ができるといえそうです。
ご紹介した以外にも英語の学習方法にはさまざまなものがあります。そのため、自分にあったものを見つけることが大切です。自分に合っていない勉強法に手を出して結果が出ず、英語そのものへの関心を失ってしまっては本末転倒です。英語を始める目的にあった勉強法を見つけて取り組みましょう。
出典:英語学習ひろば「本当に効果のある英語の学習方法とは?英語ができる人を対象に調査。」
英語を話しているときに、相手に通じなくて困った経験がある方も多いと思います。なぜ通じないのか、というところでつまずいてしまうこともあるでしょう。
英語が通じないということは、なにかがおかしい、間違っているということです。単語が間違っているのか、文法が間違っているのか、発音が間違っているのかはその場合によるのでわかりません。そこで、まずは伝え方のポイントをおさえていきましょう。
英語ができるようになるまでは、間違いをおそれてなかなか大きな声では話すことができないかもしれません。しかし、小さな声で自信なさげに話していると、相手に伝わらないことが多くなってしまいます。まずは間違えることをおそれずに自信をもって話しましょう。
発音が間違っていると当然伝わりません。日本人の英語学習者がつまずきやすいのは、「L」「R」の発音です。これらは日本語でいう「ラ」行の発音をするアルファベットですが、その発音は異なります。Lは比較的日本語のラ行の発音に近く、そのまま自然に発音すれば問題ないことが多いです。
しかしRは、少し下を絡ませて巻き舌のように発音します。身につけてしまえば自由自在になることも多いですし、なにより頻繁に発音する機会があるので伝わりやすくなるでしょう。
「棒読み」という言葉がありますが、日本人が英語を話すときにはよくこの状態におちいります。正しい表現をすることに気を取られて、リズムやアクセントがなくなってしまうのです。会話に山のようなリズムをつけることを意識したり、発音記号の位置を覚えてアクセントを正しく入れることも大切です。
フォニックスというものをご存じですか?これはもともと、英語圏の子供たちのために開発された発音の学習方法です。英単語はいろいろなアルファベットをつなげ、構成されています。ひとつひとつのアルファベットがどんな発音なのか、アルファベット同士の組み合わせでどんな発音になるのかを覚えて、読んだり書いたりできるようになることがフォニックスなのです。
これは英語学習の初期段階のものなので、英語圏の国ではまだ小さいうちに習うことが多いのです。
日本にもこのフォニックスの大切さが浸透してきています。児童英語を学ぶ学校でも取り入れられてます。大人になってからでもフォニックスの勉強は有効です。書店でも何冊か専門書が置いてありますので、勉強してみてもいいでしょう。英語ができるようになるための近道にもなります。
リンキングとは、英語でよく用いられる発音の技法のひとつです。たとえば、「pick up」という言葉を発音するとき、それぞれを1つずつ発音すると「ピックアップ」となりますよね。しかし、これはネイティブにはあまり一般的ではありません。単語と単語を連結させて、「ピカップ」となるのがふつうなのです。このように、単語と単語が連続しあうときにもともとの発音と違った発音に変わることが「リンキング」なのです。
リンキングは英語の発音がうまくできるようになるうえで、なくてはならない技法だといえます。もともとの発音のままでは流ちょうな発音にならず、通じなくなってしまいがちだからです。ただ、時と場合によってはリンキングをせず、ひとつひとつの単語を強調して発音する場合もありますので、気をつけましょう。
リンキングの学習には、まず聴くことが大切です。リスニング教材には間違いなくリンキングを使った表現が出てきます。そこでわからない表現が出てきたら、その時点で調べましょう。
おすすめなのは「シャドーイング」です。シャドーイングはネイティブの話している文章の後を追うように続いて話すことで、正しいリンキングを身につけやすくなります。リンキングだけではなく発音やリスニング力も身につきますのでトライしてみてください。
リンキングはただ単語の発音を学んだだけではわからないイレギュラーな発音が多くあります。まずはしっかり発音を聴き取り、身につけましょう。リンキングにはパターンがあるので、聴いているうちにだんだんと慣れてくるはずです。慣れてきたらほかの共通した表現に応用することができます。
さまざまな技法を紹介しましたが、やはり留学は英語ができるようになるための1番の近道です。普段から英語が当たり前に話されていて、話す、聴くというアウトプットとインプットが自然にできるようになる環境だからです。
英語を習得するので、もちろん英語圏の国を選びましょう。わたしたちの住んでいる日本に近いアジア圏にも、英語を公用語としている国はたくさんあります。なかなか費用がなくて留学に踏み切れないという方も、アジア圏なら渡航費も安くおさえられます。
英語を学校で学んできたので、「勉強」という意識をもってしまっている方も多くいるでしょう。しかし、英語は日本語と同じ気楽なコミュニケーションツールです。身構えず、気楽に習得していきましょう。
英語はやみくもに学べばいいというものではありません。ある程度のやり方を心得ておき、しっかり計画を立てておこなうことが大切です。
英語の学習方法には、お金をかけずにできることもたくさんあります。ハードルを下げることができればより学習へのモチベーションも上がるので、まずは先に紹介したような方法にチャレンジしてみましょう。
英語が通じなくてつまずいてしまう方も多いでしょう。それにはしっかりと理由があります。間違っていることがあったり、発音がしっかりとできていない、ネイティブの発音になっていなかったりなどです。まずは有効な学習方法をしっかりと調べましょう。
また留学は英語ができるようになるためのもっとも有効な学習方法だといえます。アジア圏にも英語を公用語にしている国はたくさんありますので、手が届きやすいかもしれません。留学に関することは留学エージェントに相談することもできますので、ぜひ活用してみてくださいね。