メニューボタン

マレーシア留学をするなら知っておきたい!マレーシア英語「マングリッシュ」の特徴

更新日2025.05.07

マレーシア留学をするなら知っておきたい!マレーシア英語「マングリッシュ」の特徴

post by

スマ留編集部

記事一覧を見る
"Make The World Your Stage ."をビジョンに、世界11カ国への英語留学を年間9,000人以上の留学生をサポート。これまでの留学サポートの実績で得られた情報をもとに、皆さんが安心して海外留学を楽しめる役立つコンテンツを配信中!

マレーシアの英語力はどれくらいか知っていますか?マレーシアの英語力は高く、シンガポールに次いでアジア第2位といわれています。そんなマレーシアの英語は「マングリッシュ」と呼ばれ、独特の表現をすることで有名です。

今回はマレーシアの英語について、特徴とマングリッシュの表現についてご紹介します。渡航の予定がある方や留学を検討している方は、ぜひご参考ください。

マレーシアの英語事情と「マングリッシュ」とは

ここでは、マレーシアという多民族国家の特徴から、マングリッシュの成り立ちと使われ方、英語力の高さまで、マレーシアの言語事情をまるごと解説します。

マレーシアで日常的に英語が話されていることの背景

マレーシアには主に3つの民族の人たちが主に暮らしています。マレー系、中華系、インド系の人々です。その他にも少数民族がいます。マレーシアにはさまざまな民族がおり、コミュニケーションをとるために英語が使用されるようになりました。現在でもマレーシアでは、英語は多くの場面で使われています。

かつてマレーシアはイギリスの植民地となっていた時期があり、その当時から英語が共通語として使われるようになりました。1963年にマレーシアが独立し、マレーシア連邦となる前は英語が公用語だったのです。公用語はマレー語ですが、マレーシアで英語は現在準公用語に近い位置づけとなっているようです。

マレーシアで一番多い民族は人口の約6割近くを占めるマレー系の人々です。そのため、学校機関もマレー語で教えるところが大多数です。しかしマレーシアでは英語教育もおこなわれています。英語の授業は幼稚園からはじまります。小学校でも授業はおこなわれますが、全体を英語で受けるわけではなく、あくまで教科のひとつとして英語を学ぶようです。

マレーシアは英語力が高いことで有名です。アジアで2番目に英語力が高いとされています。しかしマレーシアでは教科として英語を学ぶにすぎません。それにもかかわらず英語力が高いのは、幼児教育が熱心であるということがあげられます。幼児教育の英語教育施設もあるようで、小さい頃から英語教育に触れる機会があるのです。

マレーシアで日常的に英語が話されていることの背景

マレーシアの英語にはなまりがある?

マレーシアの英語は「マングリッシュ」と呼ばれています。マングリッシュは単語や文節を区切って発音するという特徴があり、日本人でも聞き取りやすい英語とされています。

マングリッシュはイギリス英語をベースにマレー語、中国語などが混じってできているようです。日本にも地域によって方言がありますが、英語にも地域によってなまりや特徴があります。マレーシアも多民族文化という背景により、現地で話されている英語にも特徴があるのです。

マングリッシュは独特の表現があります。簡単にいうと、語尾にラー、マー、カー、ヤーなどがついて上がり調子になるというものです。

例えば「Don’t Mind lah.」や「OK lah .」などです。語尾が変わっても、意味に大きな変化はないそうです。

またマレーシアの英語であるマングリッシュでの文法は、簡単なものを好んで使う傾向があります。英語で丁寧な言い回しに使うWould you mind~?といった複雑な文法は使わず、Can you~?で済ましてしまうなどです。さらには三人称単数のsをつけなかったり、過去形を使わない形に変化していたりするそうです。

マレーシアの英語レベルと国際評価

マレーシアは、英語力の高さで国際的に高い評価を受けている国の一つです。特に「EF英語能力指数(EF EPI)」では、長年にわたってアジア地域の上位にランクインしており、シンガポールに次いで第2位という年もあります。英語が公用語ではない国としては非常に高い水準で、2023年のデータでは世界ランキングでも30位以内に入るなど、国際的な競争力を持っています。

この背景には、教育制度や多民族社会という特性が大きく関係しています。マレーシアでは、小学校から英語教育が重視されており、高等教育においても多くの大学が授業を英語で行っています。特に理系・ビジネス系の学部では、専門用語や資料の多くが英語で提供されており、学生たちは日常的に英語に触れる環境にあります。

また、グローバル企業や政府機関などでは英語が共通語として使用されており、ビジネスの現場でも高い英語運用能力が求められています。マレーシアは多民族国家であり、家庭内ではマレー語・中国語・タミル語などが使われることも多いですが、異なる民族間での共通語として自然と英語が選ばれ、社会全体での実用性が高まっているのです。

こうした状況から、マレーシアの人々は英語に対して高い親しみと実践力を持っており、観光客や留学生にとっても言語の壁が少ない国といえるでしょう。

出典:https://www.ef.com/wwen/epi/

日常生活で見るマレーシアの英語使用シーン

多民族・多言語社会であるマレーシアでは、英語が共通語として重要な役割を果たしており、都市部からビジネスシーン、SNSに至るまで幅広く活用されています。ただし、地域や世代によってその使用状況には違いがあり、留学生や旅行者が体験する言語環境もさまざまです。ここでは、マレーシアの日常生活でどのように英語が使われているのかを、具体的な場面を通じて詳しく紹介していきます。

都市部での英語通用度

マレーシアでは、英語が日常生活のあらゆる場面で使われており、特に都市部では高い通用度を誇ります。首都クアラルンプールやペナン、ジョホールバルなどの大都市では、ショッピングモール、カフェ、ホテル、病院、公共交通機関に至るまで、英語での案内や会話が当たり前に行われています。観光客や留学生も、ほとんどの場面で英語を使ってスムーズにコミュニケーションを取ることができるでしょう。レストランのメニューは英語表記が一般的で、スタッフも基本的な英会話に対応可能です。駅やバス停、空港の案内も英語併記されており、初めて訪れる人にもやさしい環境が整っています。

地方や市場での言語状況

地方都市や郊外、伝統的なナイトマーケット(パサマラム)では、マレー語や各民族が話す言語(中国語、タミル語など)が中心となることが多く、英語があまり通じない場面もあります。特に高齢層ではマレー語しか話せない人も珍しくありません。しかし、基本的なマレー語の挨拶や買い物フレーズ(たとえば「Terima kasih=ありがとう」「Berapa=いくら?」)を覚えておくだけでも、現地の人との距離がぐっと縮まり、楽しい交流が生まれます。英語が通じにくい場所では、ジェスチャーや翻訳アプリの活用も有効です。

ビジネスシーンでの英語使用

ビジネスの現場では、英語は事実上の共通語として機能しています。多民族社会であるマレーシアでは、社内でも異なる言語背景を持つ人々が共に働くことが多いため、英語が最も実用的な言語とされています。多くの外資系企業やIT・テクノロジー関連のスタートアップ企業では、会議や商談、メールのやり取りもすべて英語で行われます。マレーシアはアジアのビジネスハブとして注目されており、その中で英語の運用能力が重要な武器となっているのです。

SNSやメディアにおける英語

SNSやメディアにおいても、英語は若者を中心に広く使用されています。特にInstagramやX(旧Twitter)では、英語とマレー語をミックスした投稿が一般的で、ユーモアや時事ネタを交えた「Manglish(マングリッシュ)」的な言語スタイルが人気です。テレビ番組や新聞、雑誌なども英語で発行されているものが多く、日常的に英語に触れる機会が豊富にあります。

このように、マレーシアでは英語が都市部からビジネス、SNSに至るまで、多様な場面で活躍している言語であり、留学や観光の際にも言葉の壁を感じにくい、非常にアクセスしやすい国と言えるでしょう。

マレーシア留学で英語力を効果的に伸ばす方法

マレーシア留学を通じて英語力を効果的に高めるための方法を、レベル別に紹介します。また、日本人留学生がつまずきやすい発音や表現の壁についても、具体的な対処法を交えて解説します。

初級者向け:基礎から始めるマレーシア英語

英語に自信がない方でも、マレーシアは安心して学び始められる環境が整っています。現地には初級者向けの語学学校が多数あり、特にクアラルンプールやペナンには日本人に人気のコースも用意されています。

また、英語を使うことに慣れるためには、「英会話カフェ」や「言語交換パートナー(language exchange)」の活用も効果的です。マレーシアの大学には留学生向けの言語交流イベントが定期的に開かれており、実際に同年代のマレーシア人学生と英語で会話する機会が得られます。最初はマングリッシュの独特な表現に戸惑うかもしれませんが、基本的な会話表現から少しずつ慣れていくことで、自然と耳も口も英語モードに切り替わっていきます。

中・上級者向け:マングリッシュを理解し活用する

英語の基礎がある方にとって、マレーシアは「実践力」を養う絶好の場所です。日常生活ではマングリッシュに触れる場面も多くありますが、それがむしろリスニングや柔軟な表現理解を鍛えるチャンスになります。

たとえば、マレーシア人がよく使う表現に「Can or not?(できる?)」や、「Lah(~だよ)」「Meh(~なの?)」といった終助詞があります。これらは文法的には標準英語と異なるものの、日常の会話に自然に登場するため、慣れておくとコミュニケーションが円滑になります。

その一方で、標準英語を維持・強化することも忘れてはいけません。語学学校ではIELTS対策コースやビジネス英語コースを受講することで、国際的に通用する英語力も並行して磨くことが可能です。また、現地のニュースやポッドキャストを視聴する習慣をつけることで、フォーマルな表現にも対応できるようになります。

日本人留学生がよく経験する言語的課題と対処法

マレーシアで英語を学ぶ日本人留学生の多くが最初に直面するのは、「発音の壁」と「聞き取りの困難」です。特に「R」と「L」の発音の違いや、語尾のイントネーションがフラットになりがちな日本語の癖は、英語らしい話し方を妨げる要因になります。

対処法としては、まず音声付き教材を活用したシャドーイング練習がおすすめです。YouTubeのマレーシア英語チャンネルや、BBC Learning Englishなどを毎日5分でも聞き、声に出して真似る習慣をつけましょう。また、実際に英語を使うシーンでは、「伝えることを優先」するマインドも重要です。完璧な文法よりも、相手に意図が伝わる表現を意識することで、実践力は格段に伸びていきます。

現地の友人との会話で積極的に英語を使うことも大きなポイントです。最初は失敗しても問題ありません。むしろ「なぜ通じなかったのか」を振り返ることが、確実な成長につながります。

英語勉強の留学先としてマレーシアを選ぶのもひとつの手

最近は英語が浸透しているマレーシアを留学先に選ぶ人も増えています。ここではマレーシアで英語を学ぶメリットをあげていきます。

・物価が安い

マレーシアは物価が安いので、生活費をおさえることができます。食料品や外食、公共交通機関の料金といったものが日本の約3分の1程度なので、支出が少なくて済むのです。

さらに、マレーシアは他の国と比べると比較的留学費用も抑えることができるのが特徴です。
詳しくは下記ページをご覧ください。

・航空券が安い

日本からの航空券もアメリカやカナダ、イギリスになどに行くよりも安く済ませることができます。直行便の場合、航空券は往復で約4~5万円はかかりますが、乗り継ぎ便を利用すると往復2万円ほどで渡航することが可能です。

・温暖な気候

マレーシアの気候は熱帯雨林気候で1年を通して暑いです。冬でも南国ならではの気候を満喫できます。マレーシアは雨季があり、雨が多い気候ですが雨は短時間でやむことが多いです。雨のあとは気温が下がり、暑さもやわらぐ傾向があります。

・多民族国家でさまざまな文化に触れることができる

マレーシアは多民族国家なので、多言語に触れたり宗教の違いによる文化や習慣の違いを体験したりすることができます。多くの文化に興味がある場合は、マレーシアは最適ではないでしょうか。

アジア地域での英語使用経験が将来に活かせる

グローバル化が加速する現代において、アジア地域での英語使用経験は、将来のキャリアにおける大きな武器となります。特に日本企業の多くが東南アジアをはじめとするアジア各国へと事業展開を進めている今、英語力に加えて「アジア特有の言語感覚」や「多文化環境での適応力」は、就職・転職市場で高く評価されるスキルです。

また、現地のビジネス習慣や価値観を体感しておくことは、日本企業との橋渡し役として活躍するチャンスにもつながります。たとえば、マレーシアに拠点を持つ日系企業では、現地のスタッフと英語でやり取りしながら、日本流の業務プロセスをうまく調整できる人材が求められています。さらに、ASEAN諸国との連携が強まる中で、「アジアでの実践的な英語運用経験」は、国際ビジネスに携わる人材にとって欠かせない強みになりつつあります。

スマ留では、マレーシアでの就職活動をサポートするプランがございます。高い語学力がなくともご応募可能なため、気になる方は下記記事をご覧ください。

まとめ

マレーシアは多民族国家で、他民族間で英語を共通語として使っています。またマレーシア人は英語力が高くシンガポールに次いでアジアで第2位です。そのため最近はビジネスの拠点としてもマレーシアの注目が集まっているようです。

そんなマレーシアの英語は独特の表現があることから「マングリッシュ」と呼ばれています。マングリッシュは発音やイントネーション、文法に独特の表現があります。日本人は聞き取りやすいともいわれているので、英語学習初心者にはよいかもしれません。

英語を学びたい方はマレーシアに留学してはいかがでしょうか。物価も安いので、学生の留学にもおすすめです。

スマ留では、従来の最大半額*でマレーシアへ留学できる他、英語を勉強しながら働けるプランがございます。

マレーシアについて少しでも気になった方は、ぜひスマ留の無料カウンセリングにて一度ご相談ください。

※2024年及び2025年に実施した業歴10年以上の複数の競合他社を対象とする調査結果に基づく

マレーシア留学ついて

ロングステイ人気No.1のマレーシア。主に3つの民族が混在する多民族国家ですが、 互いに尊重する国民性、東南アジアの中でも経済的にも豊かであることから治安も穏やかです。 多民族文化らしく、外食でも様々な国の料理をリーズナブルに味わうことができるのも魅力の一つ。 東南アジアの中心に位置するため、多くの国からのアクセスが良好で、様々な国から留学生や移民が集まっています。 そのような土地柄のため、共通言語としての英語の能力はトップレベルで語学留学にも最適な環境。 リーズナブルかつ住みやすい環境で、国際的な感覚を養うことができます。

マレーシア留学についてもっと知る

無料オンライン相談も実施中!

スマ留TOPへ

無料オンライン相談も実施中!