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英語を学びたいなら知っておこう!イギリス英語とアメリカ英語の違いを解説

更新日2023.03.28

英語を学びたいなら知っておこう!イギリス英語とアメリカ英語の違いを解説

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スマ留編集部

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英語を勉強している方は、英語には「アメリカ英語」と「イギリス英語」といった種類があることをご存知かもしれません。日本の多くの学校では、英語教育としてアメリカ英語を学んでいます。イギリス英語にはあまりなじみがないため、その違いは分かりにくいようです。ここでは、アメリカ英語とイギリス英語の違いと、違いがある理由について解説していきます。

同じ英語でも国や地域によって違いがある!?

同じ英語でも国や地域によって違いがある!?

日本の多くの学校や英会話教室ではアメリカ英語が主流になっているといいます。そのため、アメリカ英語以外の英語を聞くと「なまっているな」と感じるかもしれません。しかし、日本語でもたくさんの方言があるように、英語にも国や地域ごとにそれぞれの特徴があります。

英語は世界で広く話されている言語ということもあり、多様性があります。それぞれの国や地域の文化に影響を受けながら、独自の英語が生まれました。発音やイントネーション、単語のスペル、そして文法までも違いがあるのです。

英語が話されている国や地域が増えるにつれ、英語のバリエーションも増えていますが、一般的に主流と考えられている英語は「アメリカ英語」と「イギリス英語」です。次の章では、アメリカ英語とイギリス英語の違いについてご紹介します。

代表的な英語「アメリカ英語」と「イギリス英語」の違いとは

2つの英語の違いには、主に発音やスペルがあります。それぞれである程度ルールが決まっているので、その内容についてご紹介していきます。

「r」と「t」の発音

アメリカ英語では「r」を強く発音しますが、イギリス英語では「r」は弱く発音されます。日本人は「r」の発音が苦手とする傾向にあるので、この点ではイギリス英語の発音のほうが習得しやすいかもしれません。

また、「t」の発音の例も紹介します。イギリス英語では「t」を強調して発音するのに対して、アメリカ英語では「t」はほとんど発音しません。例えば水という意味の「water」はイギリス英語の場合「ウォーター」、アメリカ英語の場合「ウォーラー」という発音になります。

つづり(スペル)は少し変わる

同じ意味を指す単語で発音も同じなのに、アメリカ英語とイギリス英語でスペルが異なる単語があります。規則性があるものもあれば、全くないものもあるようです。ここでは規則性があるものを紹介します。

アメリカ英語で単語の最後に「or」がついている場合、イギリス英語では「our」に変化することがあります。色という意味の単語は、アメリカ英語のスペルは「color」に対し、イギリス英語のスペルは「colour」です。

またアメリカ英語で単語の最後に「re」がついている場合、イギリス英語では「er」に変化することがあります。映画館という意味の単語は、アメリカ英語のスペルは「theater」に対し、イギリス英語のスペルは「theatre」です。

そのほかにも下記のようにアメリカ英語とイギリス英語によってスペルが変わるものが多く存在します。

文末のイントネーション

ほかにはイントネーションの違いもあります。イギリス英語では、文末の語尾が下がるようなイントネーションをするようです。アメリカ英語では、疑問文などの場合文末が上がることが多いですが、イギリス英語では疑問文の場合でも語尾が下がることがあります。

アメリカ英語とイギリス英語にはなぜ違いが生まれたのか

アメリカ英語とイギリス英語にはなぜ違いが生まれたのか

アメリカ英語とイギリス英語は、なぜ同じ言語であるにもかかわらず違いがあるのでしょうか。それはアメリカの国のなりたちが背景となっている、と考えられています。

英語は、もともとイギリスで誕生し使われていた言語です。英語を話すイギリス人がアメリカ大陸に渡り、のちのアメリカとなる地域に英語が伝わりました。イギリス人がアメリカ大陸に移住した当時は、まだそれぞれの英語に大きな違いはなかったかもしれませんが、時間がたつにつれて違いが生じていったと考えられています。それぞれの地で異なる発展をかさね、現在の特徴となったのです。

またイギリス英語は、アメリカの独立宣言後に独自に発展したとも考えられています。秋という単語はアメリカでは「fall」が使用されており、イギリスでは「autumn」が秋として使われています。これはフランス語が由来しているとされており、もともとは「収穫期」という意味のラテン語だったようです。

このように歴史的な背景があり、アメリカ英語とイギリス英語に違いが出てきました。独自の文化が発展することで、言語にも変化が生じてきたのです。

英語を勉強するならアメリカ英語とイギリス英語どちらがいいの?

英語を本格的に勉強したいとき、アメリカ英語とイギリス英語のどちらを勉強するべきか悩むことがあるかもしれません。

人口の面で考えると、アメリカの人口はイギリスの人口の約5倍といわれています。この数字を聞くとアメリカ英語のほうが、話者が圧倒的に多いと思うかもしれません。しかしアメリカには英語を母国語としない人も多くいます。単純に国の人口でアメリカ英語かイギリス英語どちらを勉強するべきか決められないでしょう。

またイギリス英語の特徴を強く残しながら、英語を公用語としている国々があります。オーストラリアやニュージーランドがその例です。イギリス英語との違いはところどころ見られますが、アメリカ英語よりはイギリス英語に近い英語だといわれています。

このように、アメリカ英語とイギリス英語で、どちらが優勢で正しいものかという問いに対して、はっきりとした答えはないでしょう。あなたがどちらを専門的に勉強しようか選択するときには、どの国や地域に興味があるのか、将来どの国で留学や生活をしたいのか、ということを考えてみてはいかがでしょうか。

まとめ

英語を母国語としている国や地域がありますが、その英語はそれぞれ独特な特徴を持っています。なかでも、アメリカ英語とイギリス英語が代表的な英語です。もともと英語を話していたイギリス人がアメリカ大陸に渡り、英語が広まりました。時間がたつにつれ、イギリスでの英語とアメリカでの英語が独自に発展をかさねることで現在の違いとなっています。どちらの英語が正しいかということはないため、あなたが興味のある国や文化を考えながらどちらの英語を勉強するのか選んでもよいでしょう。

アメリカ留学ついて

日本の26倍の国土を誇るアメリカは、北はアラスカ、南はフロリダやハワイの50の州で形成されており、 それぞれの地域で文化や気候が全く異なることが特徴。 「人種のるつぼ」とよばれているように、各国の人々が様々な想いや背景を持って集まります。 様々な分野で最先端を走るアメリカには、ビジネスチャンスも広がっており、語学留学だけでない様々な滞在スタイルが可能です。 アメリカ留学では、 日本とは180度異なる文化・価値観・多様性を尊重する精神に触れ、 英語を学ぶだけにとどまらない人間的成長や経験ができるのではないでしょうか。

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