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留学は就職活動が不利になる?就活を有利に進める方法

更新日2022.08.18

留学は就職活動が不利になる?就活を有利に進める方法

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スマ留編集部

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学びたい言語が常に身近にある環境に身を置くことで、速いスピードでの語学力の向上が期待できる語学留学。語学学校などに通って語学を学ぶだけでなく、現地の人と交流を深めたりその国で日常生活を送ったりするなかで、異なる文化についての見識を深めることもできます。

しかし、留学に興味があるけれど、それによって「就職活動が不利になるのではないか」と不安に思っている大学生も少なからずいるのではないでしょうか。

そこで、留学が就職活動に及ぼす影響と、留学したい大学生がどのように就職活動を進めていけばよいかについて解説していきます。

留学が就職に不利になるパターン1.扱いにくそうと思われる


一般的に、新入社員を募集している組織の採用担当者は、就職活動期間中に数多くの入社希望者の面接を行います。そのため、就職活動を行う大学生は他の人とは異なる体験を面接でアピールし、目立とうと考えがちです。

このような体験や実績としてよく面接で用いられるのが語学留学。たしかに、語学を学ぶために海外で一定期間生活する留学は、他の大学生と一線を画した華やかなエピソードに聞こえるかもしれません。

しかし、語学留学が就職活動に不利に働いてしまうケースもあります。

まず考えられることとしては、 「プライドが高そう」「扱いにくそう」と思われてしまうことです。組織の中でも日常の生活の中でも、日本では周りの人との協調性を大切にすべきであると考える人が多い傾向にあります。

それに対して海外では、自主性を高め、それをしっかり主張するということに重点を置いた教育が主流です。幼少期からこのような教育を受けているため、周りの人に同調することよりも、「自分の意見をはっきりと発言すること」「自己主張すること」が重要であると考えている人がほとんどです。

そのため、自己主張が苦手な人や、自己表現ができない人はいくら能力があっても評価を得ることができません。さらに、自分から積極的に行動しなければ友だちを作るのも難しく、孤立してしまいます。

このような海外の環境で生活していると、目立つことより協調性を重視していた人であっても、必要な場面ではしっかりと自己主張するようになるでしょう。

日本の就職活動において、採用担当者に自主性をアピールすることは大切なことであり、他の入社希望者も必ず行うことです。面接で自主性がないと思われてしまうと、「積極性に欠ける人」「指示があるまで自分から行動しようとしない人」であると判断されてしまいます。

しかし、留学から帰国した後の日本の就職活動では、自主性をアピールし過ぎると、「協調性がなくプライドが高いのではないか」と思われがちです。

また、「自己主張をするばかりで他人の意見を聞こうとしないのではないか」というイメージを持たれてしまい、内定をもらいにくくなるおそれがあります。

適度に自主性をアピールするとともに、チームワークを発揮した経験などを伝えることが重要です。

留学が就職に不利になるパターン2.語学力がアピールにならない


国境を越えて世界で活躍するグローバルな人材を育てるための取り組みとして、日本にもいろいろな海外留学支援制度があります。たとえば奨学金制度です。留学後も返済する必要がない給付型奨学金や、無利子もしくは有利子で返済する必要がある給付型奨学金を含めると、たくさんの種類があります。

また、大学や大学院では独自の海外留学プログラムを掲げているところもあり、留学先の国や期間など、自分の希望に合わせて自由に選択可能です。政府が主催している海外留学支援制度もあります。こうした制度の充実に伴い、海外留学をする大学生も年々増えてきているのです。

多くの大学生が海外経験を積むことができるようになった一方で、その経験が珍しいものであるという認識が薄れてきたともいえます。就職活動においては留学したという実績自体がプラスに働くことは実はあまりありません。「就職活動で有利になるから」という理由だけで安易な考えで海外留学をすることには注意が必要です。

また、留学によって高いレベルの語学力を身につけたとしても、その仕事であまり活かすことができないのであれば、アピールしても採用担当者の印象には残りづらいと考えられます。

留学が就職に不利になるパターン3.ブランク扱いされる

留学期間がブランクとして扱われてしまうと、就職活動において不利に働く一因となることがあります。とりわけ在学中に就職活動をする学生が多い日本では、留学は大学を休学していたブランク期間であると考えられる傾向にあります。つまり、留学の実績が就職活動においてマイナスになってしまうことがあるのです。

留学をブランクであるととらえられないようにするためには、明確な目標を持って留学することが大切です。多くの学生が目的とする語学力の向上だけでなく、自分なりの目標を設定するようにしましょう。

たとえば、「学生のうちに異文化に触れ、交流を深めたい」という目標です。社会を経験する前に「どれくらい貴重な体験をすることができたのか」「採用後にどのような分野で活かすことができるか」を伝えましょう。そうすれば、組織に役に立つ人材であるとのイメージを与えることができます。

また、「内気でなかなか自分の意見を主張することができない性格を変えたい」という目標も有効です。周りに知り合いがいない環境にあえて身を置き、苦労しながらも積極的に行動できるようになったという体験を採用担当者に伝えてみましょう。有意義な留学生活を送ることができたというアピールになります。

ただし、積極性に関するエピソードを語る場合には、上述のように扱いづらいという印象を与えないためにも、同時に協調性を持って行動した経験も話すようにしましょう。

留学が就職に有利になるパターン1.体験に共感してもらえる


留学に対して自分なりの目的がなく、「就職活動に有利になりそう」との安易な理由での海外留学は注意すべきです。一方、就職活動で留学がアピールポイントになることもあります。そのひとつが採用担当者の共感を得ることができた場合です。

上述のように、語学の向上だけでは留学の成果を伝えるエピソードとしては効果が薄いといえます。しかし、留学中に驚いたことを面接で話すことができれば、強く印象づけることも可能です。

日本では当たり前に受診できる医療機関でも、そうでない地域があることに気づくこともあるでしょう。また、恋愛や結婚に関する考え方がまったく異なっているなど海外生活を送る中で驚くことはたくさんあるはずです。
現地の人たちの考え方に大きな差があり、コミュニケーションに苦労したり、語学学校の通学とアルバイトの両立が大変だったりするなど、も共感できる内容のひとつです。さらに、「これらの困難をどのように解決したのか」「どのように意識して克服していったのか」を伝えることでさらに効果が高まります。留学生活の中で「驚いたことや苦労したこと」「大変だったこと」は、採用担当者の共感を得られるだけでなく、同時に自分の人柄や考え方を知ってもらうことも期待できるでしょう。

留学が就職に有利になるパターン2.外資系企業に挑戦する


語学留学が有利に働きやすい、外資系企業の面接を受けてみるのもひとつの方法です。

日系企業に比べ、外資系企業は海外で働く機会や外国人と接する機会が多くあります。外資系企業といっても、社員の全員が2カ国語以上話すことができるわけではありません。それほど語学力を必要としないクリエイティブ部門で働く社員や社内の事務を担当する社員などもたくさんいます。

だからこそ、海外経験があり、ある一定レベルの語学力を持っていれば、企業にとって役に立つ人材であるとの評価を得られると考えられます。高い語学力を持っていれば、重要な事項のやり取りも多い本社との連絡がスムーズにできたり、何カ国もの人たちが一斉に集まる会議に出席できたりなど、仕事の幅も広がります。

「語学力を活かして幅広い業務を行いたい」というように、仕事に対する熱意をアピールする絶好の機会になるでしょう。

また、外資系企業は働いている社員の中でも留学を経験している人が多いのも特徴で、留学に対する理解があるケースがほとんどです。短期留学なら大学の長期休暇中に、長期間の留学なら大学を一定期間休学して渡航することになります。

一般的な日本の企業では、長期休暇を利用して、ボランティアや企業が実施するインターンシップに参加したことが主な評価材料です。また、よほど明確な目的がないと、たとえ留学で休学したという事情があってもブランクとみなされてしまうことがあります。しかし、留学経験がある社員の多い外資系企業であれば、留学への理解が得やすくなる場合があるのです。

留学生が陥りがちな就職活動失敗パターンとは?


無事に留学を終えて日本に帰国した学生が就職活動に失敗してしまう例として多いのが、開始が大幅に遅れてしまうことです。

希望する企業の採用担当者との面接がメインになりがちですが、就職活動はそれだけではありません。自分が働きたい職種を探すことから始め、希望通りの仕事ができる企業を探し、さらにその企業のビジョンや社風なども知る必要があります。

こうした情報がしっかり得られていないと、採用されてから企業の雰囲気が合わないことに気づきにくいでしょう。また、なかなかやりたい仕事ができそうにないと感じてしまうなどのミスマッチが生じることになりかねません。

こうした事態を防ぐためにも、就職活動の入り口となる入念な情報収集はとても大切なプロセスです。

しかし、事前に日時が決められている面接と異なり、自主的に行う必要がある情報収集は、どうしても軽視してしまいがちになります。帰国してから就職活動を始めると、周りの学生がすでに就職活動の最中である場合もあり、焦ってあまり情報収集を行わないまま面接へと進んでしまう人もいます。面接を受ける前の準備が万全でないと、情報収集不足で企業研究が不十分になるほか、適切な対策もできないまま面接に臨むことになってしまうでしょう。

せっかく留学をしたにも関わらず、語学力や留学によって得た経験を効果的にアピールできなくなります。

留学が就職活動に有利になるどころか、必要な情報を得られなくなったり十分な就職活動期間が確保できなくなったりすることも考えられるのです。

また、情報収集が満足にできていないと危機感の欠如にもつながります。自分が就職活動の波に乗り遅れてしまっていることに気づかないまま過ごしてしまい、他の学生が内定を獲得し始めるころになって焦りを感じる人もいるでしょう。

採用活動を開始するのも内定を出すのも、日本の多くの企業は毎年決まった時期に一斉に行います。

中には時期をずらして採用活動を行っている企業もありますが、ほんのわずかです。採用日程に合わせて就職活動を行わないと、希望の企業の内定が得られなくなるばかりか、まったく内定がもらえないという事態になる可能性も考えられます。

さらに、留学が就職活動においてアピールポイントになると過信する学生も、失敗に終わりやすいといえます。在学中に語学留学をする学生は少なくないため、語学力の向上以外にも積極的にアピールできる経験、実績を伝えられるように準備しておくことが必要です。

就職の情報収集は留学前から始めよう


留学が原因で就職活動に関する情報不足や準備不足に陥らないためには、どのようなことに注意すべきなのかを解説します。まず、大切なことは留学先へ渡航する前から可能な限り準備を初めておくことです。もちろん、面接で留学の経験をアピールポイントにしようと考えている場合には、面接対策は帰国後に行うことになります。

しかし、就職活動に必要な情報収集は、渡航前でも十分に可能です。効率よく情報収集を行うために、まずやるべきことは、興味がある業種や職種について調べること。すでに、卒業後の進路を明確に描けている学生もいますが、まだやりたいことがはっきりしていない学生もいます。

自分の関心がある分野が明確になっていれば、その後の就職活動がスムーズになることが期待できるでしょう。

次に、興味のある業界や企業の情報収集や研究を行い、理解を深めることです。同時に、入社後のミスマッチを防ぐために自己分析や企業研究もしっかり行うことも大切といえます。

留学を控えている場合であっても情報収集の内容は他の学生とほとんど変わりません。多くの大学では就職活動の前に説明会やマナー講座が開催されますが、このような機会を逃さずにしっかり参加することが大切です。

留学の前にも説明会や研修があったり、各自で準備しなければならないことがたくさんあったりするかもしれません。就職活動準備と留学準備を両立させなければならないため、スケジュールの管理能力も求められます。

留学する年は就職活動期間から逆算して


帰国後に就職活動を始めるということを念頭に置いたうえで留学時期を決定することも大切です。就職活動期間から逆算して留学する年を決めるようにしましょう。

多くの企業が採用活動を始めるという意味で就職活動がスタートするのは、大学3年生の3月からというのが一般的です。実際には、学生はその時点で企業研究や自己分析などが終わっている必要があります。

この時期までに留学を済ませ、帰国しておくことが望ましいといえるでしょう。

留学は、大きく分けると短期留学と長期留学に分類されます。

数週間から1カ月ほど滞在する短期留学は、大学の春季休業中や夏季休業中など、長期間にわたる休暇を利用して行う学生が多い傾向です。

一方、数カ月以上滞在する長期留学では、通っている大学で特別な手続きを行い、休学したうえで留学する必要があります。
いつ留学するかは、「短期と長期でどちらの形式の留学であるか」「どれくらいの期間留学するか」によっても異なります。

短期留学の場合は、大学1年生と2年生の春季・夏季休業中、大学3年の夏季休業中であれば余裕を持って就職活動に臨むことができるでしょう。

長期留学の場合は、大学2年生の年がベストです。十分な就職活動の準備を行うためには、なるべく早期に留学をした方がいいのではないかと考える人もいるかもしれません。しかし、大学に入学したばかりのころは、入学後のガイダンスの出席や履修する講義のスケジュール調整など、やらなければならないことがたくさんあります。

また、サークルに加入した人や初めての一人暮らしをした人などは、慣れない生活で忙しい日々を送ることになります。大学1年生のうちは学生生活に慣れるのに精一杯になりやすいため、留学する時期は大学2年生の年が適切です。

留学中に日記をつけるメリットとは?


留学したことが就職活動に直接不利益を与えるということはありませんが、留学をしたという実績だけを採用面接官に伝えても、魅力的な人材をアピールすることはできません。面接の際に自分の経験をしっかり印象に残すためには工夫が必要になります。

誰でも実践でき、かつ効果が望める方法は、日記をつけることです。日記とはいっても、毎日の行動や出来事をすべて詳細に記載する必要はありません。

「印象に残った出来事」「自分がされてうれしく感じたこと」「クラスメイトと話したこと」などを簡単に記載してみましょう。

また、日々の発見や気づきなども書き残しておくと、後に読み返したときに思い出しやすくなります。

日記をつけるときに注意したいのが、思いついたらこまめに書くという点を意識することです。たしかに、その日の終わり、たとえば寝る前などに1日を振り返りながら日記を書く習慣がある人も多いかもしれません。

この方法は、時系列で細かくその日の出来事を思い出すため、脳を活性化したり反省を次に活かしたりする効果が期待できます。留学中につける日記は、後で思い返しやすくするための、どちらかというと備忘録のような役割になるため、思いついたときにすぐに書けるようにすることが大切です。

脳の活性化の効果があることからも分かるとおり、24時間が経過していない時点でも、過去のことを思い出すのは難しいものです。

ましてや留学が終わった後に思い出そうとしても、ほとんどのことを忘れてしまっている可能性が高いでしょう。留学中は、勉強や慣れない地での生活で忙しいかもしれません。

しかし、「印象に残っているから覚えているだろう」と考えて日記を書くことを先延ばししてしまっては、貴重な体験を忘れてしまいます。

思いついたらすぐに書けるよう、手帳とペンを常に持ち歩くことが大切です。

留学中に日記をつけておくメリットとしては、円滑に就職活動が進められるということが挙げられます。就職活動では、面接のほか、企業研究をしたりエントリーシートなどの提出書類を記載したりするときにも自己分析が欠かせません。

自分の性格や考え方の傾向など、意外と自分では気づいていないことが多く、いざ就職活動をスタートさせてから自己分析に苦労する学生がたくさんいます。日記をつけることで、「普段から自分がどのような考えを持っているのか」「どんなことを思っているのか」が目で見て分かるようになります。

つまり、早い段階から毎日自己分析をすることができるため、必要に迫られて慌てて始めるより、深く正確な分析が可能になります。

また、困難を乗り越えた経験や自分が持つ能力を発揮して行動したエピソードといった、自己アピールの材料や自分の強みとなる要素を容易に集めることができるでしょう。帰国後に控える就職活動をスムーズに進め、十分な準備期間を経て面接に臨むことが可能になります。

留学中でも日本の就活情報を集める努力を


留学を終えてから就職活動を始めようとしても、帰国後はすでに企業の採用活動の間際である可能性もあります。

十分に業界や企業の研究を行い、自己分析をしておかないと、面接で効果的なアピールができなくなるかもしれません。帰国後に就職活動の波に乗り遅れないためには、渡航前だけでなく、留学中にも情報収集を行うことが大切です。

どこの国にいてもパソコンやスマートフォン、タブレットなどの端末さえあればインターネットが利用できます。ちょっとした空き時間や移動中の時間を利用して、少しずつ情報を蓄積していきましょう。

就職活動を行う学生のほぼ全員が利用しているのが、人材派遣会社などが運営する就職サイトです。たくさんの企業の情報や求人が掲載されており、地域や業界、職種を選択して検索することができます。

さらに、年齢や出身大学、希望する職種などの個人情報を登録すれば、マッチしている求人を紹介してくれるなどの便利な機能があるサイトもあります。

このような就職サイトはたくさんあり、サイトによって掲載されている企業が異なっていたり、情報数が多い業界が異なっていたりする場合があります。複数の複数の就職サイトに登録しておくことで、より自分にあった企業を探しやすくなるでしょう。

すでに、入社したい企業が決まっている場合は別として、さまざまな業界に興味がある人や複数の企業の採用面接を受ける場合には、多くの情報を比較して吟味する必要があります。もちろん、各企業のホームページにひとつひとつ目を通していくことで比較することは可能ですが、膨大な時間を必要です。

通学に日々の生活、また刺激的な経験などで忙しい留学中は、なるべく時間をかけずに情報収集を行いましょう。

就職活動を効率よく進めることに特化しているこれらの就職サイトを活用することで、留学生活を充実したものにすることができます。

留学の体験を活かすのは自分次第!


普段の生活において常に異なる語学に触れることができる留学は、レベルの向上を目指すことができるのはもちろん、異文化交流というほかではできない経験をすることもできます。

しかし、その分多額の費用がかかったり、場合によっては学生生活を一時中断して留学を行うことになります。
このように、せっかく貴重な経験をするのであれば、それを就職活動でも活かしたいところです。

単に語学を学んだという実績だけでなく、「留学で得たこと」「感じたこと」「自分の実になったエピソード」などをしっかり伝えられるようにすることが重要になります。留学期間中の出来事を日記に残したり、帰国後の就職活動を意識して留学の前から念入りに準備を進めていったりするなどの工夫が必要です。

ぜひ、これらのポイントを意識したうえで留学を検討してみてはいかがでしょうか。

 

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