
スマ留では、「四国の留学を10倍にするプランを考えよう!」をテーマに、せとうちエリアの中高生がグループまたは個人で留学プランを企画・発表するコンテストを開催しました。最優秀賞を受賞した個人には、実際に考えたプランで留学する際の奨学金が贈られます。
今回インタビューをお届けするのは、そのコンテストで最優秀賞を受賞した伊藤さん。「自分で決める」という挑戦を胸に、一人でイギリス・ロンドンへ飛び込みました。留学に挑戦しようと思ったきっかけから、現地での学び、そして帰国後の変化まで――伊藤さんの7日間をレポートします。
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先輩の話をきっかけに留学への興味は持っていたものの、「留学=1年以上の長期」というイメージと経済的な不安から、なかなか踏み出せずにいた伊藤さん。そんな中で出会ったのが、スマ留が企画した「四国の留学率を上げる」というコンセプトを掲げたプロジェクトでした。
「プロジェクトのコンセプトにビビッときて参加を決めました。今まで学内のことしか見えていなかったけど、コンテストに参加したことで外のことまでわかるようになりました」―― 伊藤さん
コンテストへの参加が、伊藤さんにとって世界を広げる最初の一歩になりました。

以前からヨーロッパへの憧れを持っていた伊藤さん。特にイギリスを選んだのは、移民文化から生まれた多様な文化への関心が大きな理由でした。また、今回あえて個人留学という形式を選んだのには、明確な理由がありました。
「個人で行こうと思ったのは、『自分で決める』という挑戦・経験が今後の人生に活きると考えたからです」―― 伊藤さん
海外経験は修学旅行のシンガポールのみ。それでも「自分の力でやりきる」という意志が、単身渡航への背中を押しました。
スマ留が提供した「飛行機に乗るまでの手順資料」が特に役に立ったといいます。一人で飛行機に乗るのも初めてだった伊藤さんは、ターミナルの場所などをChatGPTで確認するなど、自分なりの方法で不安を解消していきました。
「スマ留の資料がわかりやすく書かれていて、とても役に立ちました。準備で困ったことは特になかったです」―― 伊藤さん
出発前、手荷物をスーツケースと一緒に預けそうになるハプニングもありましたが、無事に乗り越えました。飛行機で隣席になったお姉さんと仲良くなり、現地到着後のバスの運転手を探す場面でも助けてもらうなど、道中から人との縁に恵まれました。

初めての単独飛行機搭乗で緊張しながらも、機内で隣席のお姉さんと自然に打ち解けた伊藤さん。現地に到着すると、語学学校の日本人スタッフが手厚くサポートしてくれました。
「日本人スタッフの方が手厚くサポートしてくださり、校内での様子の写真もたくさん撮ってくれました」―― 伊藤さん
しかし初日からトラブルの連続。学校に行く前にバスに乗ろうとしたところ、クレジットカードを紛失していることに気づきました。家の中を探しても見当たらず、Apple Payで乗り切るという機転を発揮。さらにバスの路線を間違えて遅刻するというハプニングまで経験しました。
「旅行が終わってからお母さんに話したら『絶対に何かやらかしてると思ってた』と言われました(笑)」―― 伊藤さん

クラスにはアフガニスタン・ブラジル・トルコ・中国と多国籍のクラスメートが集まりました。レベルは中学基礎程度でしたが、ミニゲームを交えた楽しい授業スタイルで、英語教室に通っているような感覚で学べたといいます。
「レベル的には中学の基礎レベルでしたが、ミニゲームをしながら楽しく学べました」―― 伊藤さん


ホストのおすすめで大英博物館を訪問。留学中で一番楽しかった場所として真っ先に挙げるほど、充実した時間になりました。アフタヌーンティーも体験し、結構な量を全部食べきったといいます。
「大英博物館が一番楽しくて、その中でのアフタヌーンティーが最高でした。結構量あったけど食べきりました」―― 伊藤さん
ホストにおすすめされたプライマークのショッピングモールでは、自分用の夏服を購入。現地ならではの買い物を楽しみ、ハリーポッターゆかりのスポットにも足を運びました。

ホストマザーは元医者で健康に厳しい方。スペイン訛りの英語に最初は戸惑う場面もありましたが、発音を褒めてもらえるなど、英語でのコミュニケーション自体は概ね通じていました。
一方、カフェでは「あの子が何言ってるかわからない」と言われる経験も。悔しさや戸惑いも含め、すべてが留学のリアルでした。
そして滞在中、ホームシックに。友達も家族もいない環境で街中で号泣したといいます。しかしその後、カフェが満席のときに助けてくれた地元のおばあちゃん、スーパーを経営する日本人からのアドバイスなど、ピンチのたびに見知らぬ人の温かさに救われました。
「困ったときに色んな人に助けてもらった経験が、今も心に残っています。親切な人が多いから、性善説って本当なんだと思いました」―― 伊藤さん

留学の最終日、修了証書を手にした伊藤さんはクラスメートとハグを交わし、別れを惜しみました。国籍も年代も異なる仲間と過ごした時間が、かけがえのない記憶として刻まれた瞬間でした。
「修了証書をもらってクラスメートとハグしたり挨拶したりしました。大人に一歩近づいた感じです」―― 伊藤さん
帰りの飛行機でもイギリスのおばあちゃんと仲良くなり、日本観光の予定やお孫さんが覚えた日本語の話で盛り上がりました。人との縁が、旅の最後まで続きました。

トラブル続きの初日、号泣したホームシック、言葉が通じなかった悔しさ……。それらすべてを自分の力で乗り越えた伊藤さんが手にしたのは、「自信」というより、もっと深いもの――「自立できた」という実感でした。
「誰も守ってくれない環境で、自分の力で行動しないといけない状況を乗り越えられたから、自信というより”自立できた”と思えました」―― 伊藤さん
今回の留学で特に印象に残ったのは、困ったときに周りの人が助けてくれた経験。その体験から「困っている人と助ける人をつなげる仕事をしていきたい」という夢が生まれました。
「今回の経験で、人と人をつなげられる仕事をしたいと思うようになりました。困っている人と助ける人をつなげる仕事をしていきたいです」―― 伊藤さん
「誰も守ってくれない環境で、自分の力で行動しないといけない状況を乗り越えられた」――帰国後、伊藤さんはそう振り返ってくれました。クレカ紛失もホームシックも、すべて自分で乗り越えた経験が「自信」ではなく「自立」という、より確かな手応えに変わりました。
留学を通じて伊藤さんの心に深く刻まれたのは、ピンチのたびに手を差し伸べてくれた見知らぬ人たちの存在です。その体験が「困っている人と助ける人をつなげる仕事をしたい」という、将来への明確な夢を生み出しました。
スマ留では今後も、伊藤さんのように「自分で決めて、自分でやりきる」一歩を踏み出すすべての方が、世界とつながる経験を積めるよう、全力でサポートしてまいります。
スマ留では、学校・教育機関・自治体・企業向けに、海外研修・グループ留学プログラムをご提供しています。渡航先・期間・目的に応じたプログラム設計から、事前説明会・現地引率・帰国後フォローまで一貫してサポートいたします。
「自校でも同様のプログラムを実施したい」「海外研修を検討しているが何から始めればよいかわからない」など、まずはお気軽にご相談ください。