「海外留学をする時に予防接種を受ける人が多いですが、フィリピンに留学する時も必要なのか?」
フィリピン留学を考えている人は、そんな疑問を持っている人も多いことでしょう。
フィリピンは南国の国で、日本とは衛生等も異なりますので、不安な気持ちになるのも無理はありません。
結論から言えば、 一般的にフィリピン留学に備えて予防接種をする人をほとんど聞いたことがありません。
というのも、フィリピン留学をする学生さんは大抵3ヶ月以内が9割以上。留学中の皆さんは、語学学校とモールやレストラン街、バーやリゾート付近などを行き来するぐらいで危険な地域には行かないため、感染症のリスクが低いんですね。(受けないことを推奨しているわけではありません。)
半年以上の長期留学生でたまに話を聞いたり、フィリピン留学後にバックパッカーとして世界一周、 長期間フィリピンに滞在する人やアジアを駆けまわるという予定がある方たちは予防接種をしている方もいました。
フィリピン留学で一番多いのは 「食中毒」による病気です。
この食中毒は予防接種では防ぐことが出来ません。日々の食生活に気をつけたり、睡眠をしっかり取り体力をつけておく、ビオフェルミンなどの腸内環境を整えるなどが主な対策になります。
食中毒の防ぎ方に関しては以下の記事を参考にしてみてください!
とはいえもちろん、留学前まで日数があるなら 念のために予防接種を受けておくのがベスト!
かかりつけの医師に相談して、予防接種を受けておくと良いでしょう。
フィリピン留学に備えるなら、フィリピンでかかりやすい病気である、狂犬病、A型肝炎、B型肝炎、破傷風などの予防接種が良いでしょう。
狂犬病はフィリピンでは野良犬が多いので、要注意の病気です。狂犬病の犬は僕も見たことがありませんが、見れば一発でわかるぐらい他の犬と異なるらしいです。
狂犬病を避けるには?
セブ島では道端にいる野良犬が全て危険なわけではありません。普通に歩いていれば素通り出来ますし、こちらから攻撃しない限りは噛まれて怪我する心配もまずないです。ただ、念のため移動はタクシーを使うと良いと思います。
また、狂犬病は犬だけでなく、猫や猿などからも感染を受けることを忘れてはいけません。地元の人たちは動物を素手で可愛がっていますが、我々は念のためこういったことは避けるべきでしょうね。
また、 フィリピンは衛生面があまり良くないので、食べ物や飲み物から感染するA型肝炎も要注意。
B型肝炎は注射器の使い回しや性行為などによって感染者の血液が体内に入ることで感染します。
めったにかからない病気ですが、何が起こるか分かりませんので、念のためにワクチンを接種しておくと安心です。B型肝炎はエイズよりも怖い病気と聞いています。
あと、フィリピンは気温が高く、衛生面が良くないということで、ちょっとしたケガでも菌が繁殖しやすく、稀ですが破傷風になってしまう人もいます。
日本では3種混合のワクチンで破傷風の予防接種を行っていますので、ほとんどの人が大丈夫ですが、そのワクチンは20代前半までしか持続しないそうなので、20代後半以上の人は予防接種をした方が良いでしょう。
他にもフィリピン留学中にかかりやすい病気として、 マラリアやデング熱が挙げられますが、これらにはワクチンがありませんので予防接種は受けることはできません。
これらの病気は蚊によって感染するので、虫よけスプレーをするなどして予防するようにしましょう。
こちらも滅多にかかる病気ではありませんが、念のため長袖や長ズボンを出来るだけ着用することも大切な予防方法です。
最後に厚生労働省が「フィリピンへの渡航の際に受けておきたい予防接種リスト」を紹介していますので、こちらも合わせてご覧ください。
大小7100以上の島々からなる東南アジアの島国フィリピンは、島ごとにも特徴が異なります。 国全体に美しいビーチリゾートが散在しており、高級リゾートから自然の美しさを生かしたトロピカルな雰囲気漂うリゾートまで様々。 フィリピンは熱帯性気候のため、1年を通して暖かく、マリンスポーツなどリゾート気分を味わえるのも魅力の一つ。 日本からも4時間の距離にありながら世界第3位の英語使用国のため、フィリピン留学では比較的気軽にリーズナブルに語学を学ぶことができます。