理系の道に進んでおり、将来を考えて理系留学をしたいと考えている人もいらっしゃるでしょう。理系留学には、さまざまなメリットがあり就職が有利になるかもしれません。そのため、理系の仕事につきたい人にはおすすめの留学です。
この記事では、理系留学をするメリットや留学スタイルなどについてご紹介していきます。 理系留学を考えている人は、参考にしてみてください。
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理系留学をするメリットは、日本より優れた環境で勉強や研究ができることや専門スキルと語学力を同時に学ぶことができることなどです。
理系の技術は日本でも優れていますが、海外のほうが優れているケースが多いです。とくにアメリカなどの技術は、日本よりも高いといわれています。
日本より技術が優れている海外で学ぶほうが、最先端の技術を学ぶ機会が多くなりやすいため成長につながりやすいといえます。そのような環境で研究をすることによって、日本にはない専門スキルを身につけることができるかもしれません。
さらに、理系留学では、専門スキルと同時に語学を学ぶことができます。専門スキルに加えて語学力が身につくことによって、就職先の選択肢が大きく広がります。
留学には、「大学・大学院留学」「交換留学」「認定留学」「進学・編入留学」という種類があります。留学スタイル、理系留学をする際に必要な情報になるため、参考にしてみてください。
大学・大学院留学とは、海外の大学や大学院を受験して留学する方法です。学生だけでなく、社会人でもこの方法で留学することが可能です。また、卒業すればそのまま現地で就職できる可能性もあります。
交換留学とは、在学している学校に籍を残したまま、学校の代表として一定期間留学する方法です。留学できる人数が決まっているため、学校内の選考に選ばれないといけません。
また、留学できる学校は事前に決められているため、自分では選ぶことができません。そして、留学期間が終了したあとは日本の学校に戻ることになります。交換留学では、留学中に取得した単位が認められることが多いです。
認定留学は日本の学校に在学したまま、1年間留学することができます。この方法でも、留学中に取得した単位が認められます。しかし、留学する学校や選択した講義によっては単位が認められないケースもあるため、留学前にしっかり確認しましょう、認定留学は交換留学とは違い、留学する学校を自分で選ぶことができます。
進学留学とは、「ファウンデーションコース」や「大学進学準備コース」いわれる講義を受講してから海外の学校に進学するという方法です。これらのコースでは、学校の授業についていけるように、語学や専攻科目の基礎知識を身につけられます。しかし、国や学校によっては、この方法で留学できないことがあるため気をつけましょう。
編入留学とは、日本の学校から海外の学校に籍を移す留学方法です。この方法では、日本の学校で取得した単位を移行することが可能です。在学期間に関係なく取得した単位の数で卒業が決まる学校もあるため、単位の取得状況によっては編入留学によって卒業までの期間が早まることがあります。
理系留学をするには、高い英語力や費用が必要です。この章では、理系留学に必要な英語力や費用についてご紹介していきます。
理系留学をする際には、TOEFLやIELTSのスコアを提出することが求められます。TOEFLやIELTSとは、留学する際に英語力の判断に使われる英語能力テストのことです。留学をする際に必要なTOEFLやIELTSのスコアは大学によって異なります。
留学に必要なTOEFLのスコアは450~600点、IELTSのスコアは、5.0~7.0が目安です。進学・編入留学で「ファウンデーションコース」や「大学進学準備コース」に通う際に必要なTOEFLのスコアは、500~600点、IELTSは、5.0~6.5が目安になってきます。
しかし、これらはあくまで目安であるため、実際に現地の学校で勉強や研究をするとなると更なる英語力が必要なケースもあるようです。
留学を考えている人のなかには、必要な英語力がないという人や英語力をもっと上げたいという人もいらっしゃるでしょう。英語力を上げる方法は、次の章でご紹介していきます。
理系留学をするには、1年間で約300万~800万円の費用が必要です。費用には、おもに学費、食費、住居費、交通費などが含まれています。留学費用は、渡航する国や学校によって大きく異なります。
このように留学をするには高額な費用がかかり、費用が足らないという人もいらっしゃるかもしれません。そのような人は、奨学金を利用することをおすすめします。
奨学金とは、支援団体が留学費用を貸し出しているお金です。奨学金には、貸し付け型と給付型があります。
貸し付け型は、借りたお金を返す義務があります。代わりに、受給の条件が比較的緩い傾向があります。
一方で、給付型は返す義務がありません。しかし、給付型奨学金を受給するには厳しい条件を満たす必要があります。
理系留学をするまえに、英語力を上げる方法は、語学学校や英会話教室に通うという方法があります。
語学学校には、初心者コースやビジネスコースなどのコースや英語レベルによってクラスが分かれています。コースや英語レベルによってプログラムを選択できることによって、自分のレベルにあった教育を受けることができるため、短期間で英語力を上げることが可能です。
また、語学学校に通っている間は、海外で生活することになります。海外で生活することによって、英語を使った生活ができます。また、理系留学をするまえにあらかじめ海外の生活を体験することが可能です。
英会話教室は、受講する日程が決まっており、計画を立てながら勉強することができます。授業では、ネイテイブの講師だけでなく日本語が通じる講師がいるため、悩み事があったら日本語で相談をすることもできます。また、海外に渡航する語学学校に比べて経済的負担や時間面での負担が軽いといえます。
理系留学では、日本より優れた環境で勉強や研究ができることや専門スキルと語学の両方を学ぶことができるなどのメリットがあります。また、専門スキルと語学の両方を学べることによって、就職やキャリアアップに有利になります。留学には、「大学・大学院留学」「交換留学」「認定留学」「進学・編入留学」という方法があります。
理系留学をするには、1年間に約300万~800万円の留学費用が必要です。また、TOEFLのスコア450~600点程度、IELTS5.0~7.0程度の英語力が必要となってきます。
費用が足らないという人は、奨学金を利用することをおすすめします。英語力に自信がない場合は、語学学校や英会話教室に通って、理系留学をするまえに英語力を身につけましょう。