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通訳者になりたい方必見!オススメの通訳勉強法をご紹介します

更新日2021.11.29

通訳者になりたい方必見!オススメの通訳勉強法をご紹介します

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スマ留編集部

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英語を勉強している方や英語に興味がある方は、国際会議やテレビ番組などで見かける通訳者にあこがれを感じたことがあるのではないでしょうか。著名人や組織の重役たちの間にはいって、スムーズにコミュニケーションをとれる通訳者は、仲介人や黒子のような立場ですが、思わず注目してしまう方も多いでしょう。

この記事では、そんな通訳の仕事について解説していきます。通訳に求められるスキルや通訳の勉強法などをご紹介します。

1.通訳になるために必要なこと

通訳の勉強法を実践する前に、あらかじめ知っておいていただきたいのが、通訳者に必要なスキルです。この章では、通訳者が求められるスキルを3つご紹介します。

高度な英語力

英語力は基本的に「読む」「書く」「聞く」「話す」の4つに分けられ、通訳はすべての分野において高いレベルが要求されます。なかでもとくに「聞く」「話す」は、翻訳者や英文ライターよりさらに高度な技術が必要です。

なぜなら、通訳はほとんどの仕事が本番一発です。そのため、話者の発言を漏らさず正確に理解し、すぐに通訳して言葉にできなければなりません。読み・書きは時間が許すかぎり振り返ることができますが、通訳では一般的に、聞く・話すことを立ち止まったり、振り返ったりすることが許されないのです。

専門知識

通訳の仕事の多くは専門的な分野で、法律、医学、技術、政治、ITなど、その分野の専門知識がなければ通訳できません。そのため、通訳者は基本的に自分の専門分野を決めていて、ほかの分野の仕事をすることは少ないそうです。

コミュニケーション能力

通訳者は、人と人とのコミュニケーションを仲介する仕事です。そのため、会話の流れにあわせたり、言葉に表れていない意図をくみ取ったりできる高度なコミュニケーション能力が求められます。

また、通訳は大事なお客様を招く場でも仕事をします。そのため、気配りや基本的なマナーも備えている必要があります。

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2.最適な通訳勉強法は「聞く」と「話す」!

通訳の勉強法でとくに力を入れるべきなのが、「聞く」「話す」ことです。なぜなら、通訳の仕事は基本的に本番の場で、英語が聞き取れずに聞き返したり、表現が出てこずに沈黙してしまったりすることは許されないからです。ここからは、「聞く」「話す」練習について、具体的にどんなトレーニングをすればいいのか、解説していきます。

リテンション

聞く練習については、リテンションというトレーニングがおすすめです。メモせずに頭のなかで内容を記憶するリテンションは、話者の話す内容を区切りごとにまとめて通訳する、逐次通訳に必要な技術です。

リテンションでは、会話を一字一句とらえるのではなく、全体的な内容の理解をすることと、数字や固有名詞などの重要なポイントを覚えておくことが重要です。ネイティブスピーカーの音源を聞きながら、そのペースに遅れないよう、内容やポイントを効率的にとらえる練習をしましょう。

シャドーイング

話す練習ではシャドーイングというトレーニングが有効です。シャドーイングとは、話者の言葉を聞いたら、すぐに同じように自分の口で発することです。話者の後に続いてマネするのが、まるでシャドー(影)のようであることから、シャドーイングと呼ばれています。

ここで、「シャドーイングは通訳の練習ではないのでは?」と思う方がいるかもしれません。このトレーニングの目的は通訳ではなく、英語の発音やアクセントを改善することなのです。

シャドーイングでは、英語ニュースのラジオや洋画などのように、ネイティブスピードの教材がおすすめです。音源を聞きながら、話者の発音やイントネーションをマネしながら言葉にすることをこころがけましょう。

3.高度な通訳勉強法!サイトトランスレーションとは

通訳の勉強法のなかでも、高度なトレーニングがサイトトランスレーションです。サイトトランスレーションとは、1つの文章を文節ごとに区切って細かく通訳することです。スラッシュリーディングと呼ばれることもあります。

具体的に説明すると、「She is very famous for the movie filmed in 2000.」という英文を「She is very famous」「for the movie」「filmed in 2000」のまず3つの文節に分けます。それぞれ翻訳すると「彼女はとても有名です」「その映画で」「2000年に撮影された」というように、ぶつ切り表現になります。

日本の英語教育の英語感覚では、きっとこの文章は「彼女は、2000年に撮影されたその映画でとても有名です。」と訳されるでしょう。これは、英語の単語とは違う順番で日本語に訳しているのです。

しかし、サイトトランスレーションとは、英語を聞いた単語や文節のまま意味をとらえる練習です。この練習を重ねると頭のなかで英語の処理速度があがり、ネイティブスピーカーの会話スピードについていきるようになるのです。

4.通訳留学でさらなるステップアップを

通訳の勉強法として個人的に実践できるトレーニングはいくつもあります。そのなかで通訳留学でスキルを磨く方法にも大きな効果があります。通訳留学とは、海外の専門学校や大学などで通訳を専門的に学べるコースを学ぶことです。

通訳留学の最大のメリットは、通訳スキルでもっとも重要な、聞く・話す能力が伸びやすい点です。留学先では、基本的にすべてのコミュニケーションは英語なため、自然と聞く・話す能力は向上します。また、ネイティブスピーカーが多い環境なら、より本格的な英語を学べるでしょう。

日本の通訳学校は日本人の生徒が多かったり、講師が日本人だったりして、実践的な通訳技術を学べる点では通訳留学に及ばないでしょう。

また、通訳留学で学ぶコースによっては、修了し試験に合格すれば通訳の資格を取得できるケースもあります。たとえば、オーストラリアにはNAATIという翻訳・通訳の国家資格があります。NAATI公認のコースでは、コースを修了し試験に合格すると国家資格を得られるのです。

留学して通訳を専門的に勉強した経験や、通訳の資格をもっていることは、就職活動で大きな強みとなるでしょう。日本だけでなく、海外でも通訳者としての活躍チャンスにつながるかもしれません。

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5.まとめ

通訳には、高度な英語力だけでなく、業界の専門知識やコミュニケーション能力も求められます。英語力については、とくに「聞く」「話す」スキルが重要です。なぜなら、通訳の仕事は常に本番で、会話を聞き漏らしたり、通訳で言葉がつまってしまったりすると会議や発表などの妨げになってしまうからです。

この2つのスキルを鍛えるためには、通訳の勉強法として、リテンション、シャドーイング、サイトトランスレーションなどのトレーニングがおすすめです。リテンションでは聞いた内容の記憶力、シャドーイングは英語の発音やイントネーション、サイトトランスレーションでは英語の理解スピードを鍛えられます。

また、通訳の勉強法として海外に通訳留学をするのも1つの手段です。通訳留学では英語環境に身を置くことで、とくに「聞く」「話す」能力のレベルアップが期待できます。また、通訳者として仕事をする際に、通訳留学での経験や取得した学位・資格などが強いアピールとなるでしょう。

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