ロンドンへの留学を検討している人の中には、「ロンドンはどんな場所だろう」「留学先としてふさわしいのか」など、不安や疑問に思っている人もいるかもしれません。
イギリスの首都であるロンドンは、歴史ある建物と最先端の流行が混在し、留学先として人気がある都市です。
この記事では、ロンドンという街の特徴や、留学先としてのメリットとデメリット、費用の目安や生活するうえでの注意点などについて紹介します。
また、ロンドン留学の概要についてはこちらの記事でまとめていますので、ロンドン留学にご興味のある方はぜひ合わせてご覧ください。
CONTENTS
留学先としてロンドンを選んだ場合、どんな特徴があるのでしょうか。
ここではまず、ロンドンの特徴を紹介します。具体的には、観光スポットや世界遺産の多さ、発達した公共交通機関、変わりやすい気候などについて紹介します。
ロンドンの特徴はまず、世界遺産などの観光スポットが数多くあることです。世界遺産としては、ロンドン塔やウェストミンスター宮殿、キュー王立植物園などがあります。
観光名所としては、大英博物館やタワーブリッジなどが有名ですが、その他にもシャーロックホームズ博物館やグリニッジ天文台など、数多くのスポットがあります。世界遺産や観光名所以外にも、ロンドンは世界的なファッションブランドの聖地でもあるため、最先端のアートやファッションを楽しむこともできます。
このように多くの世界遺産や観光スポットがあり、留学の合間にも休日などを利用してさまざまな場所を訪れ楽しめることが、ロンドンの特徴です。
公共交通機関が発達していることも、ロンドンの特徴のひとつです。ロンドンでは電車やバス、地下鉄などの交通機関が町中に広がっています。
そのため、ロンドン市内であればほとんどの場所に公共交通機関を利用して移動することが可能です。留学先では車を所有するケースはあまりないため、公共交通機関が発達していることは、留学する人にとっては大きな利点といえます。
毎日の学校への通学はもちろんのこと、休日の観光なども公共交通機関を利用することができるため、とても便利。
特に路線バスは電車と比べると運賃が安く、電車ではアクセスが悪い場所にも行きやすいため、おすすめです。
その他のロンドンの特徴として挙げられるのは、変わりやすい天気です。日本では夏の朝晩は冷え込むということはあまりありません。
しかし、ロンドンでは春や夏でも朝晩は冷え込むことがあり、日中との気温差が日本よりも大きいです。また、雨が降ることも、日本より頻繁にあります。ロンドンの雨は大量に長時間降るのではなく、軽い雨が短時間にさっと降ります。
このように温度変化や雨などの天気の変化が日本よりも多いため、羽織りものなど、脱ぎ着しやすい服装やフードが付いているパーカー、折り畳み傘などがあると対応しやすいです。
留学先としてロンドンを選んだ場合、どのようなメリットがあるのでしょうか。
ここでは、ロンドン留学の具体的なメリットである、クイーンズイングリッシュを学べる点、他のヨーロッパへのアクセスがよい点、世界中のさまざまな文化に触れられる点について紹介します。
ロンドン留学のメリットとしてはまず、クイーンズイングリッシュを学ぶことができる点が挙げられます。クイーンズイングリッシュとは、イギリスで話されている英語の別称です。クイーンズイングリッシュは、アメリカ英語などと比べて格式が高く、フォーマルな形式で、世界中の多くの英語圏の国々で話されています。
英語のネイティブスピーカーの中には、クイーンズイングリッシュを世界最高レベルの英語と考える人々も多いです。
ロンドンではこのようなクイーンズイングリッシュを学ぶことができ、世界の多くの国々で通じる格式高い英語を身につけることができるというメリットがあります。
ロンドン留学には、他のヨーロッパ諸国に行きやすいというメリットもあります。イギリスはヨーロッパの中程に位置しているため、他のヨーロッパ諸国に気軽に旅行に行きやすいです。
例えば、ロンドンからフランスのパリまでは電車で2時間半で行くことができます。
また、イタリアのローマやドイツのベルリンへは、飛行機で2〜3時間程度で行くことが可能です。
さらに、イギリスと同じEU圏内であればパスポートが不要なため、より気軽にヨーロッパ諸国を観光することができます。留学の合間に、いろいろな国に観光に行ったり、さまざまな国の文化に触れたりしたい人には、大きなメリットといえるでしょう。
世界各地のさまざまな文化に触れることができるという点も、ロンドン留学のメリットのひとつです。ロンドンは世界有数の大都市であり、世界中から多種多様な国籍の出身の人々が訪れています。その目的は観光からビジネスまでさまざま。
そのため、多種多様な人々との触れ合いを通して、さまざまな文化や価値観に触れることができます。このような多種多様な文化や価値観に触れることは、国際的な感覚を身につけるうえでも非常に重要です。
ロンドン留学では、このような国際的な感覚を身につけることができるのも、大きなメリットのひとつといえます。
ロンドンを留学先に選んだ場合、デメリットは何があるでしょうか。
ここでは、ロンドンに留学するうえでのデメリットである、物価が高い点、日本人が多い点について紹介します。合わせて、デメリットを克服するポイントも紹介します。
ロンドンに留学することのデメリットとしてはまず、物価が高いことが挙げられます。ロンドンは他のイギリスの都市と比べても生活費が高くなり、留学全体の滞在費用が高くなってしまいがちです。
特に家賃は非常に高く、東京の1.5倍ともいわれています。生活費を抑えるためには、ルームシェアやホームステイなどを利用するとよいでしょう。
特にホームステイでは、イギリス家庭の文化を学ぶことができるといったメリットもあります。ルームシェアやホームステイなどは、現地の情報誌や、日本人掲示板などで探すことも可能です。
ロンドンには日本人が多いという点も、デメリットとして挙げられます。世界中の留学生に人気のあるロンドンには、日本人の留学生も多いです。留学をする場合はその1番の目的として、英語力を身につけることを掲げる人は多いと思います。
しかし、留学先で日本人と知り合ったり、日本人の友達ができたりすると、その人たちと行動を共にすることが多くなり、必然的に日本語ばかりで話をしてしまって、英語が身につかなかったということになるのは、留学の失敗としてよくあるパターンです。
留学の目的である英語力を身につけるためには、日本人とばかり行動するのではなく、他の国出身のクラスメイトと仲良くなるように努力することが必要です。
ロンドン留学には一体どれくらいの費用がかかるのでしょうか。ここでは、ロンドン短期語学留学をした場合の費用の相場を、留学期間別に紹介します。
また、留学準備にかかる費用として必要となる費用も合わせて紹介します。
ロンドンで短期語学留学をした場合の費用相場は期間別に異なります。主な費用相場は下記の通りになります。
1週間約30万円
2週間約40万円
4週間約38万円
3ヶ月約100万円
6ヶ月約228万円
これらの費用にはそれぞれ、航空券、海外旅行保険、ホームステイや学生寮などの家賃、語学学校の学費、現地での交通費や生活費などが含まれています。
家賃はホームステイをするのか、ルームシェアをするのか、または学生寮に入るのかなどによって、大きく異なってきます。一般的に長く滞在すればするほど、その分家賃や現地での生活費が必要となるため、留学費用は高くなります。
留学準備として渡航前に用意しておく費用には、航空券、海外留学保険、パスポート、ビザ、NHS加入費用などがあります。
NHSとはNational Health Serviceを指し、イギリスの国民健康保険制度のことです。イギリスに6ヶ月以上滞在する場合に、加入が義務付けられています。
それぞれの一般的な費用は、下記の通りです。
航空券20万円程度
海外留学保険2万円〜12万円程度
パスポート1万6000円(10年間有効)または1万1000円(5年間有効)
ビザ2万円〜5万円
NHS加入費用2万円〜2万7000円
ここでは、ロンドンでの生活費1ヶ月のケースを紹介します。
食費、交通費約9万円
宿泊費約9万円
出典:スマ留「イギリス留学費用」
食費と交通費は1ヶ月約9万円程度が目安です。宿泊費は、1ヶ月約9万円程度です(ワンルームの場合)。光熱費はホームステイや学生寮の家賃に含まれている場合がほとんどです。
学生の場合は、Student Oyster Card という日本のsuicaのようなものがあり、ロンドンの公共交通機関が30%割引になるものがあります。週に15時間以上、14週間以上の語学学校に通う生徒は申請することが可能なので、利用するとよいでしょう。
ロンドンで留学生活を送る際には、どんなことに気をつければよいのでしょうか。
ここでは、ロンドンでの生活で注意するべき軽犯罪、小銭の用意、日本との時差について紹介します。日本とは異なる文化のため、次にあげるようなことに注意しながら、気を引き締めて生活することが重要です。
ロンドンを含め、イギリスは比較的治安が良いとされています。
しかし、日本と同じくらい治安がよいとはいいきれません。それは、ロンドンは日本よりも犯罪発生率が高いためです。
特に観光地などではスリやひったくり、詐欺などが発生しているため、注意が必要です。ホテルやカフェなどでも盗難にあったり、手荷物の置き引きにあったりする場合があります。
特に日本人は狙われやすいともいわれています。留学中は日本と同じ感覚で過ごすのではなく、周囲に注意を払うようにしましょう。
ロンドンでは、小銭を使用する場面が多くあるため、小銭を多く用意しておく必要があるのも、注意点のひとつです。
例えば、ロンドンの公共トイレは有料となっています。その料金の多くは60円〜100円程度のため、小銭が必要です。
また、チップ文化があるロンドンでは、ホテルやレストランでチップを支払う機会が多くあります。その際に大きい金額のお札しかなく、チップを支払えないなどとなると、現地の人に対して大変失礼にあたる場合があります。そういった場合でも、小銭があると支払いがスムーズです。
ロンドンと日本には9時間の時差があります。サマータイム時には8時間の時差です。
ロンドンが午後5時のとき、日本は夜中の2時となるため、日本にいる家族や友人と連絡を取る際には注意が必要です。家族と早急に連絡を取りたい自体が発生した場合でも、時差によってすぐには連絡がとれない場合もあります。
日本との連絡は限られた時間帯になることを心に留めておきましょう。特に家族と頻繁に連絡を取りたいと考えている人にとっては、不便に感じてしまうかもしれません。
歴史ある伝統とアートなどの最先端の流行が混在するロンドンは、留学先として人気が高い場所です。
一方で、家賃や外食などの物価の高さは留学費用がかさみネックであるといえます。
しかし、語学学校の空き時間や空き場所を活用したスマ留を利用すると、授業の内容や教員などは同じで留学費用を最大半額※にまで抑えることが可能です。少しでもロンドン留学に興味がある人は、まずは無料カウンセリングから受けてみるとよいでしょう。
(※2020年及び2023年に実施した業歴10年以上の複数の競合他社を対象とする調査結果に基づく)
歴史ある文化や伝統が色濃く残るイギリスは、古い伝統も守りながらも、 常に流行の発信地としてファッション・アート・音楽・考え方や技術などを生み出し世界中に発信している国としても有名です。 英語教育にも長い歴史をもち、語学学校の質や教育レベルも世界的に高いです。 イギリス留学では、英語発祥の地として、上品なクイーンズイングリッシュを学ぶことができることが魅力。 多国籍国家でもあるため、国際色豊かで留学生でも住みやすい雰囲気があります。 ヨーロッパ各国へ小旅行を楽しむこともできる、ヨーロッパの魅力たっぷりの国です。