エアーズロックやシドニーのオペラハウスといった観光地で有名なオーストラリア。観光客のなかには、観光地よりコアラやカンガルーを見にいくという方も大勢いるでしょう。
広大な土地や観光資源をもつオーストラリアをしっかり楽しみたいと思うと、どうしてもなかなかのお金がかかります。あなたはオーストラリアに渡航するとき、どうやってお金をやりくりすればいいのか知っていますか?
今回はオーストラリアのお金に関して、種類や両替方法をご紹介します。ぜひこのコラムの内容を参考に、お金の計画を立ててみてください。
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オーストラリアのお金は「オーストラリアドル」(以下、ドル表記)と「オーストラリアセント」(以下、セント表記)があります。
オーストラリアのお札はポリマー樹脂を原料にしたプラスチック製なので、誤って洗濯しても破れないほどの耐久度があり、他国のお金を受注生産しているほどです。また、硬貨はすべて裏側にエリザベス2世の横顔が描かれているのが特徴です。
オーストラリアでは日本と同じように、紙幣と硬貨を組み合わせて使われています。
紙幣は5、10、20、50、100ドルがあり、硬貨は5、10、20、50セントと1、2ドルとなっています。紙幣の種類は日本より多いですね。硬貨の特徴としてドル硬貨は金色、セント硬貨は銀色と色分けされています。日本の高価と違って価値と大きさが比例していないため、オーストラリアに旅行するときは注意しましょう。
オーストラリアのレートの目安は以下の通りです。
◇1ドル=100セント
◇1ドル=86円
レートは毎日変動するものなので、オーストラリアに向かう時期には欠かさずチェックしておくのがおすすめです。
海外に旅行するときはお金をどこで両替したらお得なのか、気になりますよね。日本で両替していったら意外と手数料を取られていたと……という経験に覚えがある方もいるでしょう。そこで、ここではオーストラリアのお金に両替する方法とお得な両替方法についてご紹介します。
オーストラリアドルへの両替方法は主に日本の銀行や空港、オーストラリア現地の空港や両替店を利用するものがあります。
そのほかにも「外貨両替マネーバンク」や「Transferwise」といった外貨両替サービスがあるので、時間に余裕のある方はそれぞれのレートを確認して比較したうえで両替するのがおすすめです。
空港や銀行よりお得に円を両替できるのは「外貨両替マネーバンク」というサービスです。これはWeb上で申し込みをして、自宅や空港郵便局まで海外のお金を配達してくれる外貨宅配サービスのひとつです。
外貨宅配サービスの主な注意点は、ドル紙幣の種類が選べない、受け付けるお金の最低ライン(〇万円以上からなど)がある、受付はクレジットカードのみという3点です。しかし、できるだけ手数料などを取られたくない方にとって有用なサービスなのでぜひ利用してみてください。
オーストラリアにお金を持っていく際は、できるだけいろいろな形で持っていくといいでしょう。現金のみだと盗難などのトラブルにあった場合何もできませんし、逆に現金がないとクレジットカード使用不可のお店が使えません。現金は最低限の必要な分だけ持ち、クレジットやプリペイドなどカードを使い分けてください。オーストラリアに口座を作り日本国内からあらかじめ送金しておくこともひとつの手です。
日本でも個人商店ではクレジットカードを取り扱っていないところが多いように、オーストラリア内でも支払い方法は店ごとに異なっている場合があります。キャッシュレスが進んでいるからと現金をまったく持たずに渡航するのではなく、予算や滞在日数などを考慮して必要最低限の現金を持っていきましょう。
短期間の旅行であればクレジットカードは非常に使い勝手がいいといえます。VISAやMastercardなどはオーストラリア内でも十分に普及しており、現地にサポートセンターがあるため安心して使うことができるでしょう。
オーストラリアに限らず、海外旅行する際にはプリペイドカードを持つことも検討しておくといいです。プリペイドカードのなかでもManepaCard(以下、「マネパカード」表記)がおすすめで、15歳以上であれば申し込みができます。
手数料などのコストがクレジットカードよりも低く、現地の空港にあるATMで現金を引き出すこともできます。チャージ額に上限が設定されていますが、審査やトラブルの心配をしなくてもいいのでぜひ使ってみてください。
オーストラリアの現地銀行に申し込みをし、口座を開設したのちインターネットバンキングを利用して送金することが可能です。
注意すべき点は、コンピュータウイルスの侵入や個人情報の取り扱いです。不安な場合は銀行の担当者など信頼のおける人に相談してみましょう。
オーストラリアのお金事情には、日本にはない「チップ」という文化も存在します。チップとは、お店の従業員などに対して、料金とは別で個人的に「お礼」として渡すお金のことです。
以前はオーストラリア内でチップを渡す文化は浸透していなかったようですが、オリンピックなどが原因で観光客が増加し、チップを置いていく人が徐々に増えたため普及したようです。ただ、基本的にはチップは不要なので、あまり考え込む必要はないでしょう。
もし、チップを渡そうか迷ってしまった場合は、そのサービスが自分にとって十二分にうれしいものだったら渡してみるというふうにしましょう。チップの相場はサービスによって変わりますが、おおよそ1ドルから5ドルとなります。あまり考えこまず、感謝の気持ちを表す手段としてとらえたほうが、気兼ねなく現地観光を楽しむことができますよ。
オーストラリアに渡航する日本人は年々増えています。あなたのまわりでも、オーストラリアに旅行してきたという人がいらっしゃるかもしれません。日本とはあまり大きな時差がなく、観光地が豊富にあるため旅行の難易度が低いといえる国のひとつです。
準備を整えたつもりでも、日本とはお金の取り扱い方に若干の差があることに戸惑うことがあるでしょう。また、ひったくりなどの盗難トラブルで残念な思いをしないように、旅行の際はまず観光会社などに相談してみましょう。オーストラリアにお金を持っていくときはこのコラムでご紹介した方法もぜひ取り入れて、安全に観光していただけたら幸いです。
オーストラリア留学は、海外渡航経験の少ない方にも自信を持っておすすめできます。 気さくでフレンドリーな人柄が魅力のオーストラリアは、多文化・多民族国家であるゆえ、外から来た人も馴染みやすく、何度も訪れたくなる心地よさがあります。 他の国に比べて留学生に対する制度が充実していて、国を挙げて手厚くサポートする体制が出来上がっているため、不安が多い海外生活も安心して送ることができるでしょう。 期間や渡航スタイルの選択肢が広く、短期留学やワーキングホリデーなど自分に合った形を選ぶことができるのもオーストラリア留学の大きなメリットです。