「一から英語を勉強したいけど、勉強法がわからない!」といった人は多いのではないでしょうか。英語の勉強方法はたくさんあって、中には英語の素人さんには向かない勉強方法もあります。一から英語を勉強する人のために、当コラムではいくつか勉強方法をご紹介していきます。ぜひ参考にしてみてください。
CONTENTS
「聞き流すだけでリスニング力アップ!」というキャッチフレーズを目にしたことはありませんか?好きなことをしながら、片手間で英語を聞き流すだけでリスニング力が身につくのは、とても効率的でお手軽です。たしかにそういった聞き流しの勉強方法はある程度英語力を身につけた人には役立ちます。
しかし、聞き流しは英語を勉強する初心者さんにとって、あまりふさわしい勉強方法とはいえないのです。聞き流しに全く意味がないというわけではありません。しかし一から英語を学ぼうとしている人は「英語を聞く耳」を持っていません。そもそも英語の発音には日本語には存在しない音が含まれていて、日本で育ったわたしたちの脳はその聞きなれない音を認識できないのです。
まず英語を勉強する初心者さんが勉強を始めるにあたって気になることは、独学で学ぶべきか、学校に通うべきかだと思います。どっちの方が良いかというのは人の向き不向きによるので一概にはいえませんが、それぞれメリット、デメリットがあるので説明していきます。
お金もかからず、空いた時間で好きなやり方で学習できる独学の勉強方法は魅力的です。しかし、それゆえにモチベーションが維持できず投げ出してしまいがちです。自分で目的と課題を設けて、取り組める人に向いている勉強方法といえるでしょう。
プロの講師から直接レッスンを受けられるのはやはり大きいです。また、今の自分のレベルを客観的に把握してもらえ、それにあったレッスンが受けられます。独学に比べて費用と時間がかかりがちですが、独学だとモチベーションが保ちづらい人や、一から英語の基礎を学びたいという人に向いているのではないでしょうか。
一から英語を勉強したい初心者さんには聞き流しの勉強法はあまり好ましくないと先ほども触れましたが、英語を聞くこと自体は大事なことです。リスニングの力をつけることで「英語を聞く耳」を養うことができます。
そのためにはただ聞くだけでは意味がありません。リスニング力をつけるためには、発音のトレーニングが欠かせないのです。発音が身につけばスピーキング力が身につき、スピーキング力が身につけばリスニング力をつけることができます。
自身が発音を知らなければ英語は聞き取ることができません。勉強するべきことが急に増えたように思えますが、発音から学ぶことによってより効率的に「英語を聞く耳」が養えるのです。
リスニングの勉強法のひとつに、ディクテーションというものがあります。これは、聞いた英文を1つ1つ紙に書いていくというものです。ポイントは1つの英文につまずいてもがんばって書き出すことで、限界まで答え合わせをしないことです。このディクテーションは一見つまらなさそうな勉強法ですが、聞き取る力を養うのにはとても効果的な学習法といえます。
それでは、英語の具体的な学習方法をいくつか例にあげてご紹介します。自分に合った方法を見つけてください。
英語の参考書は種類が豊富です。単語や文法、日常会話やビジネスシーンなどの会話に特化したものがあったり、初級、中級、上級に分けられていたりします。自分の目的やレベルに合ったものを選びましょう。また、本の中で問題集やプログラムを設けているものもあり、英語を勉強する初心者さんでもとっつきやすいのではないでしょうか。
最近は英語を勉強するためのアプリも多いです。アプリの場合だと教材がかさばることもありません。視覚的にもわかりやすく、単語帳のようなアプリ、ワンタップで英語の発音が聞けるアプリなど便利なものがたくさんあります。また、ゲーム感覚で学ぶことができるアプリもあるなど、楽しく学ぶことができます。
この方法は映画を見て英語を学んでしまおうといった勉強方法です。一度、英語音声のみで鑑賞しストーリーをなんとなく把握してから、字幕付きで鑑賞します。そして、気になったセリフやフレーズをメモし、後から調べるといった方法です。のちに、もう一度英語音声のみで鑑賞したときにはスムーズに内容が理解できるはずです。
また、最近では映画だけではなくYoutubeなどの動画でも学習することができますので、自分にあった動画を見つけてみましょう。
継続的な英語学習が苦手な方は、英語塾で学ぶことをおすすめします。塾に通うことで学習時間を確保できるため、自然と継続的に英語を学ぶことができます。また、英語塾の中には個別指導などもあり、苦手分野を集中的に学ぶことができます。日本最大級の塾検索サイト「塾選(ジュクセン)」では、目的に合った塾・予備校を全国約10万教室から比較検討できるので気になる方は見てみてください。
英語ができる人を対象に行ったアンケートでは、最も効果のあった学習方法として「動画や映画を使った学習」が挙げられています。また、動画や映画を使った学習方法と答えたほとんどの人が、学習にYoutubeを取り入れているようです。
もちろん「動画や映画を使った学習」が効果的だったと回答している人が他のツールを一切使わずに勉強したわけではありません。ですが「動画や映画を使った学習」の効果があったと回答していることから、英語の学習に動画や映画を取り入れると、効率よく学習ができるといえそうです。
ご紹介した以外にも英語の学習方法にはさまざまなものがあります。そのため、自分にあったものを見つけることが大切です。自分に合っていない勉強法に手を出して結果が出ず、英語そのものへの関心を失ってしまっては本末転倒です。英語を始める目的にあった勉強法を見つけて取り組みましょう。
出典:英語学習ひろば「本当に効果のある英語の学習方法とは?英語ができる人を対象に調査。」
英語を学ぶ上で最も効果的な手段は、やはり思い切って留学することではないでしょうか。自分の生活する環境をいきなり英語だらけの場所に変えるのは、英語を勉強する初心者さんからすると、ちょっと恐ろしく感じるかもしれません。しかし、四六時中英語の環境に身を置くわけですから、英語をものにするのに効果的な手段といえるでしょう。
しかし、留学をしたとしてもそこで英語を学ぶためのある程度の事前準備がないと、勉強で留学したはずがただの旅行になってしまうこともあります。英語が全くできない状態で留学しても現地では何もかもがわからずただ混乱して時間が過ぎるだけです。
そうならないためにもある程度の英語力を身につけて、最低限のコミュニケーションができる状態にしてから留学しましょう。そこで、留学前に身につけておくと望ましい英語力をご紹介していきます。
中学で習う英文法には、基礎中の基礎で固められています。中学レベルの文法を最低限おさえておくことで、留学先で基本的な日常会話をある程度こなすことができるでしょう。中学生の時に英語の授業で学んだ内容をあまり覚えていない人は、留学前にもう一度おさらいしてみてはいかがでしょうか。
中学レベルの文法を学んだら、次は英単語と熟語を覚えましょう。目安としては大体2,000語程度でしょうか。その英単語、熟語を聞いたときになんとなく意味が理解できる程度まで覚えることが大事です。
英単語、熟語を理解できる数が多ければ多いほどコミュニケーションの幅が広がります。もし知らない文法で話していても、知っている英単語が含まれていたら、そこからなんとなく話している内容が理解できることもあります。
これらはあくまで事前準備であり、留学において大事なのはやはり現地での学習です。そのためには留学先での積極的なコミュニケーションが必要といえるでしょう。事前準備ができていれば、完璧とはいえなくても会話が成り立つはずです。臆さずにどんどんコミュニケーションを取っていけば、気づいたら普通に現地で生活できるレベルの英語力が身につくかもしれません。
英語力を養うにあたって一番大事なことは、ずっと英語に触れ続けることです。そのため一から英語の勉強をする初心者さんにとって大事なことは、数ある勉強法から自分にあったものを見つけることです。間違った勉強法をしてしまうと、結果がついてこないため投げ出してしまうことになりかねません。
どうしても学習がうまくいかない方は、留学を考えてみるのもひとつの手です。現地で英語に触れることでより英語を身近に感じられますし、帰国後はより英語が好きになって意欲的に学習に取り組めるかもしれませんよ。