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更新日2025.03.13
セブ島へ旅行で行かれる方、留学に行かれる方、海外旅行保険に加入していますか?
詳しくはよくわからないけど、パッケージツアー申し込むと案内が来るしとりあえず入っているという方、病気や怪我なんてならないし入ってないよ!っていう方、クレジットカード付帯で賄っているという方。
色々な方がいると思います。
海外旅行保険をよく知らない、請求の方法もわからない、クレジットカードについているらしいけどよく知らない、という方は案外多いのではないでしょうか?
実はこれ、よく知っておかないと大変なことになるんです。
海外旅行保険には細かい規定があり、いざという時に保険が使えなかったり、補償額が低すぎて賄えきれなかったりします。
今回は海外旅行保険でも、クレジットカードに付帯しているものにクローズアップして色々と解説したいと思います。また、セブ島を想定として記事を書いております。
ですが、セブ島へ行かない方でも参考になる部分は多いかと思われるので、ぜひ一度お読み下さい。
※語学学校によっては、クレジットカード付帯の保険ではなく、加入型の保険加入が必須な場合があります。留学先の学校にご確認ください。
CONTENTS
海外旅行保険とは、海外で死亡・怪我・事故・賠償責任・携行品損害があったときに保障してくれる保険のことです。日本では健康保険があるので、怪我や事故が起きても負担額は少ないですが、海外では事情が異なって来ます。
特にアメリカやカナダなどで怪我や事故があった場合に、救急車に乗って手術、何週間も入院となると日本では想像も出来ないような金額が請求されてしまいます。
支払い例を見ていきましょう。
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❶アメリカで溺れて意識不明
海水浴中に溺れて意識を失い、ICUへ。約1か月入院したのち、看護師付き添いのもと、プライベートジェット機で日本まで搬送された。(20代女性)
お支払い保険金
旅行先での治療費用(保険金額全額) 5,000,000円
帰国後の治療費用(保険金額全額) 10,000,000円
合計 15,000,000円
※現地で実際にかかった治療費用は約3,000万円で、保険金額を大幅に超過。自己負担となった。
❷スペインでホテルのベランダより落下
ホテルのベランダより誤って落下。頭蓋骨や両足首等、複数箇所に骨折を負う。現地公立病院へ救急車にて運ばれ、入院、手術となる。看護師付き添いのもと帰国する。(40代男性)
お支払い保険金
旅行先での治療費用2,368,932円
救援者費用3,399,196円
合計 5,768,128円
参照:損保ジャパン日本興亜
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治療費のところを見るとわかりますが、数百万という金額がかかっていることがわかると思います。また、一人で帰国できない場合は救援者を呼ぶため、相当な費用を要します。
保険に入っていたので全て保険で賄えた方、大幅に超過してしまい何千万と自己負担になってしまった方といらっしゃるようです。まず、ここで言いたいのは、短い日程でも海外旅行保険には必ず入るべきです。
数百万・数千万の費用をあなたは払うことが出来ますか?
また、海外旅行保険は怪我や事故だけではなく、携行品の損害や飛行機遅延などによる費用の保障、キャッシュレスサービスや日本語での電話対応などもしてくれます。
毎回毎回、旅行の度に怪我や事故、携行品の損害に遭う方はいませんが、安心を買うということはとても大事なことです。
私のクレジットカードには海外旅行保険がついてるから大丈夫!と思っていませんか?
ではあなたのそのカードは、自動付帯ですか?利用付帯ですか?
答えられなかったら、すぐに自分のクレジットカードはどっちなのか調べましょう!この自動か利用付帯かで運命をわけるといっても過言ではありません。
自動付帯とは、その名の通り、 そのクレジットカードが有効な間は持っているだけで海外旅行保険が有効ということです。つまり、そのクレジットカードを利用してようがなかろうが、保険が適応されます。
厄介なのがこちらの利用付帯です。利用付帯とはその名の通り、 クレジットカードを利用していないと海外旅行保険が有効とならないのです。
「大丈夫、こないだこれで本を買ったから」と思った皆さん、違います。クレジットでなにかを決済すればいいわけではありません。
では楽天カードでの例を見て見ましょう。
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利用付帯とは、そのクレジットカードで日本を出国する以前に、公共交通乗用具(*1)または募集型企画旅行(*2)の料金を楽天カードで支払った場合(補償期間/日本を出発してから3ヶ月後の午後12時までの旅行期間)に限り、海外旅行傷害保険が付帯されます。
*1 公共交通乗用具とは
航空法、鉄道事業法、道路運送法に基づき、それぞれの事業を行う機関によって運用される航空機、電車、船舶、バス、タクシーなどをいいます。(当該旅行のために乗用するものに限ります。)
*2 募集型企画旅行とは
旅行会社が旅行者の募集のためにあらかじめ、旅行の目的地及び日程、旅行者が提供を受けることができる運送又は宿泊のサービス内容並びに旅行者が旅行会社に支払うべき旅行代金の額を定めた旅行に関する計画を作成し、これにより実施する旅行をいいます。
参照:楽天カード
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つまりは、 日本を出国するまでに、そのクレジットカードでツアーを支払いしているか、もしくは成田空港などの出発地の空港までの移動手段(バス・タクシー・列車)をクレジットカードで決済すればOKということです。
ツアーをカード決済しなくても、家から最寄駅、または成田空港までタクシーで行って、支払いを楽天カードで払う、または成田までのバスをネットで予約してクレジットカードで決済するという方法でも可能です。
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落とし穴なのが、海外ホテルをカード決済、成田空港での食事、レンタカー代、ガソリン代や駐車場代の決済はNGです。有効なのは、家から目的地までの公共交通機関での移動費の決済と、ツアー料金の決済のみです。覚えておきましょう。利用付帯のクレジットカードを持っていて、ツアーなどの決済にカードを使っていなかった場合は、必ず家から空港までの移動費をどこかでカード決済するようにしましょう。
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クレジットカードに付帯している海外旅行保険は、保障される期間が決まっています。カードによって2ヶ月など短い期間の場合もありますが、おおむねどのカードも90日間の保障となっています。
90日間、つまりは3ヶ月を超える旅行や留学、出張には適応されませんのでご注意ください。また、クレジットカードの保険の保障は、延長が出来ません。出国してから90日間のみです。
では、超えたところから有料の保険に入ろうと思った方もいると思いますが、海外旅行保険は日本出国前の申し込みがほとんです。つまりは、海外にいる時点で申し込みはできないと思ってください。
一部、海外でも入れる保険はございますが、かなり高額となっています。また、クレジットカードによっては利用付帯を利用し、保障の延長をする裏技も存在しているようです。
ですが、このカードが少ないこと、補償額が低いのでこちらではご紹介しません。気になる方は、「クレジットカード付帯 海外保険 延長」で検索してみてください。
クレジットカードに付帯されている海外旅行保険は、死亡保障以外の項目は補償額が合算されます。つまり、3つのカードを所持しており、それぞれに海外旅行保険がついているのであれば、補償額は合算され増額するのです。
カード1枚であれば、たった100万円の傷害治療費用や、疾病治療費用が300万までに膨れ上がります。ただ、この額でも本当にアメリカで事故起こしたら足りませんが…。セブであればなんとかなるのかな?
クレジットカードの保険で行く場合は、できれば保険のついているカードを複数枚、できれば3枚ぐらい所持しておきたいものです。私も保険のついているカードは5枚ぐらい所持しております(笑)
クレジット付帯の保険補償額は低額なため、複数枚は所持しましょう。
今まで私は、携行品損害で海外旅行保険を利用したことが3回あります。カメラが好きでよく旅行に持って行っていたので、それで利用していました。
今回は実際にセブ島留学へ2ヶ月行った時に、運悪く片目が腫れ上がり大変なことになったので病院へ行く機会がありました。その時の話をご紹介したいと思います。
セブ島留学中にトラブル…慣れない海外生活に食生活、ストレスで体調を崩したりと色々あると思います。セブ島留学中の体調不良や怪我は、語学学校が対応してくれます。
多くの学校が敷地内に看護師を常駐させていたり、週に2回学校に医師を呼んだりと対応しているところが多いです。ですので、体調が悪くなったらまず日本人スタッフがいればその人に、いなければ他のスタッフに相談しましょう。
緊急性が高ければ病院へ連れて行ってくれますし、学校に医師を呼んでくれたりします。また、その時に 海外旅行保険の保険証やクレジットカードの提示を求められるので忘れずに持って行きましょう。
スタッフの方が全て手続きをしてくれて、しかもキャッシュレスで対応してくれます。
今回私はコンタクトレンズによる炎症のため、片目が腫れ上がり目が開けれない状態に。医師がいない曜日でしたが医師を呼んでもらい学校の敷地内で検診。その後、セブ市内の大きな病院へ行きました。
日本人ヘルプデスクと呼ばれる提携している病院に行くことになります。そこに日本人スタッフがいるので通訳などもしてくれます。病院までの往復はタクシーで自力ですが、保険の手続き、病院での受けつけなど全てやってくれます。
私が支払ったのは、学校と病院までの往復のタクシー代です(この交通費も、保険請求可能)。
セブ島留学へ行く方は、必ずクレジットカードもしくは保険証を持って行きましょう(日系語学学校は、海外旅行保険加入必須です)。フィリピンに友人などあてになる人がいない、英語が話せない人は海外旅行保険に入らないと相当大変な目に逢うでしょう。
セブの病院はかなりややこしいです。一人で行っても無事に診察までたどり着けません。日本人ヘルプデスクを使ってですら、3時間ぐらいかかったのですから…。長かった…。目の腫れなんてどうでもいいから帰りたかった(笑)
もし、留学されずに旅行でセブへ来ている方は、まずは保険の電話サポートに電話しましょう。そうすると病院を調べてくれたりします。セブですと恐らくジャパニーズヘルプデスクに行くことになるので、行き方などをしっかりと聞き行きましょう。
保険に入っていなくてもジャパニーズヘルプデスクは使えますが、自費になるので気をつけてください。
クレジットカード付帯の保険には落とし穴が存在します。まず第一に歯科の治療は対象外です。有料の保険も、一部の会社を除きほぼ対象外となっているので気をつけましょう。ただ、セブであれば歯科の治療はそこまで高くはないです。
留学前や海外渡航前は、事前に歯医者へ行っておくことをおすすめします。
そして次に、疾病死亡は対象外ということです。 クレジットカードの保険の死亡欄には、実は傷害死亡のみ対応しています。つまりは、怪我や事故での死亡はOKだが、病気の死亡はNGってことです。
あとは、同一のクレジットカード会社が発行するカードは合算されません。
これ意外と落とし穴なので気をつけてください。万が一に備えたい場合は、やはり有料の海外旅行保険にも入ることをおすすめします。
それでは、年会費無料で海外旅行保険がついているおすすめのクレジットカードをいくつかご紹介したいと思います。年会費無料なので複数枚持ちがおすすめです!今回は初年度無料や利用額による無料を除外し、完全永年無料のカードでのおすすめをチョイスしました。
まずは年会費無料でしかも自動付帯!持っていなきゃ損なカードです!ただし、横浜カードとREXカードは、同じジャックスから出ているカードなので、発行するカード会社が同一のカード付帯保険は合算できないことになっています。確認はしていませんが、ジャックス同士なので合算はできません。
・エポスカード
最もおすすめするカードはずばりこちら!エポスカードです。マルイのカードですね。死亡保障は少ないですが、その他の項目は申し分ないです。エポスカードは作りやすいのでおすすめです。
・横浜インビデーションカード
あまり聞いたことないカードの横浜カード。死亡保障を見ればエポスよりもいいかもしれませんね。その他の項目も申し分ないです。
お次は年会費無料ですが、利用付帯の場合に保険が付くおすすめカードを2枚ご紹介したいと思います。
・楽天カード
誰もが所持しているといっても過言ではない楽天カード!こちらも海外旅行保険がついているカードで有名です。ただし、利用付帯だということは知らない人が多いみたいです。利用付帯なので、保険を適応させたいときはこのカードで決済するようにしましょう。
・リクルートカード
こちらも還元率の良いカードとして有名なリクルートカードです。利用付帯で海外旅行保険がついています。還元率もいいので、メインカードとして使うのもありです。
年会費はかかるけど、コスパ最強!の私のおすすめカードはこちらです!ちなみに当方も、漢方スタイルとMUFGプラチナを所持しています。海外旅行保険はもちろん、その他の特典としてもかなりコスパがいいのでおすすめですよ。
・MUFGプラチナカード
海外旅行好きにおすすめするのがこのカード!MUFGプラチナカードです。私も持っています!インビテーションなしに申し込めるプラチナカードです。年会費は2万円ですが、その価値ありです。
自動付帯で海外旅行保険がついてくるのはもちろん、往復の無料手荷物宅配サービス、プライオリティパス無料発行、コンシェルジュサービス、コート預かりサービス、空港ラウンジ利用と海外旅行好きには最高のカードです。海外旅行保険は他のカードにはない、航空機遅延の保障もあります。
・Reader’s Card(リーダーズカード)
私が持っているカードで次におすすめなのがこちら、Reader’s Card(リーダーズカード)です。漢方クラブカードだったのですが、廃止されこちらのカードに変わりました。年に30万以上使うと年会費は無料、自動で海外旅行保険がついてきます。その他、ANAのマイル移行無料と還元率もそこそこなので、メインカードにも最適です。
・セゾンブルー・アメリカン・エキスプレスカード
こちらは持っていませんが、3,000円の年会費ではかなりコスパのいいクレジットカードの一つです。保障額がずば抜けて高いのが特徴です。また、帰りの手荷物は宅配無料など旅行者にとって嬉しい特典が多いのがアメックスの特徴です。年会費も安いのでおすすめです。
年会費無料で海外旅行保険がついているものでも、ANAやJALなどの一般カード系は補償額が低く、死亡のみ適応で治療面は適応外なので注意してください。ビックカメラSuicaカードやviewカード、ルミネカードなども同様です。
海外旅行保険がついている!というだけではなく、どの項目にいくらの保障がついているのか。しっかりと確認してください。自動付帯と利用付帯なのかをしっかりと把握し、利用付帯のものはなるべく自宅から空港までの交通費にカード決済するように心がけましょう。
3ヶ月を超える留学・旅行・出張の場合は、クレジットカードの裏技や色々と駆使するよりも、諦めて一般の保険に入った方が無難です。補償額もクレジットより大幅に増えるので、あくまでも3ヶ月以内で行くのであればクレジットでもOKというスタンスで行った方がいいでしょう。
クレジットカードは必ず発行されるものではありません。発行までに1ヶ月前後は見ておきたいので、なるべく早めに申し込みした方がいいです。
海外旅行保険は死亡保障よりも、怪我などによる治療、携行品損害、賠償責任をメインに金額をチェックしましょう。また、故意による事故や怪我、危険なスポーツを行なった上での怪我、置き引きや不注意による携行品損害は対象外です。
どんな状況であれば保険が下りるのかもしっかりと把握した方がいいです。
携行品損害は必ずポリスレポートが必要なわけではありません。諦めずに必ず電話で保険会社に電話してみましょう!
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