留学中にホームシックに陥ってしまう人が多くいるということをご存知でしょうか。自分は大丈夫と思っていても実際はホームシックになっている場合もあり、判断がつきにくいのがホームシックの特徴です。しかし、ホームシックにかかってしまっても焦ることはありません。
留学中にホームシックにかかった場合でも、しっかりと対処法を知ることで解決することが可能です。不安を解消していただくために、留学中のホームシックについてご紹介します。
CONTENTS
留学中にホームシックになる方は多くいます。ではなぜ、留学生はホームシックになってしまうのでしょうか。
ホームシックとはそもそもどういうものなのでしょうか。ホームシックとは、自分の住んでいた家や町、仲良くしていた友達のことを思い出し、恋しくなってしまうことをいいます。日本でひとり暮らしをしている場合にも起こりえる症状のため、自分はならないと思い込んではいけません。
ホームシックを軽い話としてとらえている方も少なくありませんが、場合によっては危険視しなければならない症状のひとつです。なぜなら、重度のホームシックになるとうつ病や精神疾患などの更なる重症状になる可能性もあるためです。
日本にいるときにホームシックになってしまった場合は住んでいた場所に帰省すればいいのですが、留学中となるとそれは難しいものですよね。また、留学中には日本滞在時とは違う理由でホームシックになる恐れがあります。
たとえば、コミュニケーションが取れない、友達ができない、食事や環境があわないなどがあり、日本でひとり暮らしをしているときよりもホームシックになる要因が多いと考えられます。
しかし、ホームシックにかかった場合もしっかりとした対処法があります。それはあとの章でご紹介します。
留学中にホームシックにかかる方は数多くいますが、その症状は千差万別です。ここではいくつかホームシックの症状をご紹介しますが、一概にこの症状だからホームシックだとはいえません。もしあてはまればホームシックなのかもしれないと考えてみるとよいでしょう。
家で引きこもってしまう
イライラしてしまう
寂しさや孤独感に襲われる
意味もなく涙が出てくる
これらの症状はほんの一部の例でしかありません。ほかにもやる気が喪失する、目的を見失うといった症状があります。あなたがもしホームシックかもしれないと感じた場合は、次章で紹介する方法を試してみることで、留学中のホームシックを解消できるかもしれません。
留学中にホームシックになってしまうと、どうしようと悩んでしまったり、焦ってしまったりします。しかし、まずは落ち着きましょう。そして自分だけが留学中にホームシックになっているのではないということを考えましょう。ホームシックになったときには以下のことを試すことで解消されるかもしれません。
英語が話せないために海外の人とコミュニケーションをとることができず、ホームシックになっているという方もいるかもしれません。そんなときは、日本人コミュニティーを探しましょう。留学先になる国の多くには、日本人コミュニティーが存在します。
せっかく留学に来ているのだから日本人とは関わりたくないという方は、現地の交流会に参加するのもいいでしょう。交流会の中でも、日本に興味がある人たちとの交流会だとなおよいです。こちらに興味をもってくれている状態であれば、仮に英語があまりできなくても会話をすることができるでしょう。
ホームシックは基本的に寂しさや孤独感からなることが多いものです。そのため、シェアハウスやホームステイをしてほかの人と生活をすることで、これらの症状を緩和することができるでしょう。もし留学中にホームシックになってしまうかもしれないと考える方は、日本にいる間にこういった滞在方法に決定し、手続きをしておきましょう。
スポーツや体を動かしたりすることで、孤独感や寂しさといった感情を紛らわすことができるでしょう。また映画やアニメ、お笑いなど、自身の好きなジャンルのコンテンツを見ることも、マイナスな感情から逃れるために有効な方法になります。
このようにいくつかの方法でホームシックを紛らわすことができるため、もし寂しさや孤独感を感じた場合は一度試してみるとよいでしょう。また悲しい映画などを見て盛大に泣くという方法も、荒療治ですが気持ちが楽になるかもしれません。
なにをしても直らないという方は、思い切って帰国してみるのもよいかもしれません。一時帰国することでなにをしに留学にいったのか考えることができ、新たな気持ちで留学に再挑戦することができるでしょう。
留学中にホームシックにならないように事前に準備しておくことも重要です。ではなにを準備しておくとホームシックにならないのかをご紹介します。
現代は大変便利な時代です。もし留学前に不安なことがあればさまざまな方法で調べることができます。ネットやSNS、本などから知ることができる情報はできるだけ取得しておきましょう。
事前に情報を知っておくことで、留学中にもこういったことがあると客観視することができます。そのおかげでホームシックになる要因を減らすことが可能となります。
自身の話していることが伝わらないということを防ぐため、事前にしっかり英語学習をしておきましょう。しかし、日本でいくら学習をしても完璧に聞き取ったり、会話をしたりするのは難しいことです。
そのため、伝わらないことや聞き取れないことがあっても落ち込まず、失敗を次に活かすことを考えるのが重要です。また、わからない場合は素直にわからないといいましょう。この繰り返しが英語上達につながります。
今までの対処法は自分でおこなうものでしたが、自分だけではどうしても解決できる気がしない場合は、留学エージェントに頼ってみるという方法もあります。留学についてのさまざまな知識や経験をもった留学エージェントに相談することで、悩んでいることに対して的確なアドバイスをもらうことができるかもしれません。また、留学エージェントによっては専門のカウンセラーを紹介してもらうこともできます。
留学中のホームシックには誰もがなる可能性があります。原因はひとそれぞれ違いますが、共通の対処法は存在します。たとえば人とコミュニケーションをとったり、なにか熱中できるものに集中したり、ホームシックということを自分に考えさせない方法が効果的です。
また、事前に現地の情報や英語について学習をしておくことで、ホームシックの原因となる要因を消しておくこともできます。もし上記で述べた対処法を試しても効果がないと感じた場合は、留学エージェントに相談してみるのもいいでしょう。留学中にホームシックになってしまったと感じたら、焦らずにこの記事でご紹介した対象法を試してみてください。