マレーシアは東南アジアの国の中でも治安がよく物価も安いため、近年留学や観光の地として人気が集まっています。
しかし、雨季と乾季があるマレーシアの気候は、日本ではあまりなじみがないので、日本にいるときと同じような生活をしていては、体調を崩してしまうかもしれません。
マレーシアを訪れるのであれば、気候の特徴について知っておきましょう。
今回は、マレーシアの気候とその特徴、注意すべきポイントをいくつか紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
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日本とマレーシアの気候の違いの1つが、雨季と乾季があることです。
雨季にはスコールと呼ばれる激しいにわか雨が多いことも、日本ではなじみがないでしょう。
また、マレーシアの年間の平均気温は大きく変動しません。
一年中夏の気分が味わえるのも魅力です。
マレーシアの主な地域ごとに気候の特徴をまとめたので、参考にしてみてください。
・マレー半島西海岸
クアラルンプールなどがある西海岸の雨季は、5月~9月です。
この時期はモンスーンの影響を受けるため、雨の日が多くなります。
雨季に限らず一年中スコールが発生するので、雨具などは必須です。
ただし、スコールは長時間降りつづけることはありませんので、過度な心配は不要です。
雨でぬれてもいいように、サンダルやタオルなどを準備しておくとよいでしょう。
・マレー半島東海岸
ティオマン島などのリゾートがある東海岸では、11月~3月が雨季になります。
モンスーンの影響で波も高くなるため、ビーチにはあまり近づかないほうがよいでしょう。
また、雨風の強い日はホテルやビーチが閉鎖されてしまうこともあるので、観光が目的の場合はこの時期は避けるのが無難です。
・東マレーシア
東海岸と同じく、11月~3月にかけてモンスーンの影響を受けます。
しかし、この地域の地理によって、各州で気候が異なります。サバ州ではキナバル山から吹く風の影響により、激しく雨がふることは少ないですが、サラワク州では降水量が多く、スコールもしばしば発生します。
マレーシアの気候は一年中温暖ですので、基本的にはどの時期にいってもよいでしょう。
雨季は避けるべきという意見もありますが、日本の梅雨と違って一日雨が降るわけではありません。
雨季は涼しくて過ごしやすいという意見もあるくらいですので、過度に気にする必要はないでしょう。
ただし、レダン島やティオマン島といったリゾート地では、11月~3月の時期はモンスーンの影響でホテルやフェリーが閉鎖されることがあります。
もし、リゾートも満喫したいというのであれば、モンスーンの時期に気を付けましょう。
マレーシアの気候には注意点もあります。マレーシアは日本より南に位置するので、日本よりも日差しが強く、紫外線の量は日本の3倍といわれています。
紫外線対策としてこまめに日焼け止めを使用することも大切ですが、髪や目のダメージを防ぐために、帽子とサングラスを着用するようにしましょう。
日焼け止めなどは、現地で調達することもできますが、到着してすぐに使用するために、1つ持参するとよいでしょう。
マレーシアでの服装について注意したいのは、なるべく露出の多い服装は避けることです。マレーシアはイスラム教国なので、男女ともにあまり肌を露出しないように注意してください。
また、先ほどマレーシアの気候は雨季と乾季に分かれると説明しましたが、時期によってどのような服装をすればいいのか迷うと思います。
ここでは、時期別に適した服装を簡単に紹介します。
・雨季
一年を通して温暖なマレーシアでは、雨季でもTシャツや短パンといった服装で過ごすことができます。ただ、突然雨が降ることも多いので、雨具は必須です。
スコールの雨は激しいので、折り畳み傘よりもレインコートのほうがおすすめです。
また、雨で塗れることを考えて、タオルや上着などを持ち歩くのもよいでしょう。
・乾季
マレーシアは熱帯雨林気候に属するため、湿度が高いという特徴があります。
洋服などにカビが生えるといった報告もあるので、湿度管理には十分注意しましょう。
また、一日の寒暖差にも注意が必要です。
気温が下がる夜に備えて、長袖の上着などを携帯するといいかもしれません。
マレーシアの気候について紹介してきましたが、マレーシアの魅力は気候が温暖というだけではありません。
マレーシアの魅力を簡単にまとめてみました。留学する国を選ぶ際に参考にしてみてください。
・治安が良い
東南アジアの国では、治安が良いことも魅力です。マレーシアは政治的にも安定しており、暴動やクーデターが少ないです。
ただし、治安がよいからといっても油断は禁物です。
もしマレーシアを訪れるのであれば、日本とは違うということを忘れないでください。
・物価が安い
マレーシアは物価が安いことも魅力です。
マレーシアの物価は日本のおおよそ3分の1で、留学の費用を抑えたい方にも、マレーシアはおすすめです。
ただし、輸入品の価格は高いので、日用品などはある程度持参したほうがよいでしょう。
・多文化が共存している
マレーシアはイスラム教国の1つですが、さまざまな文化や宗教が共存しています。
マレーシアで暮らし、多様な価値観を知ることは、将来グローバル社会で活躍していきたい方にはよい刺激になるのではないでしょうか。
・料理がおいしい
マレーシアは他民族国家なので、食文化もグローバル化しています。
街中のレストランや屋台だけでもマレー料理、中華料理にインド料理、さらには日本食まで食べることができます。
さまざまな国の料理を食べられるので、食事のことで困ることは少ないでしょう。
マレーシアの気候は一年を通して温暖ですが、雨季と乾季あることや、スコールに注意しなければいけません。
日本の気候留学前に気候の特徴を知っておくことで、事前に対策することができます。
また、マレーシアは物価が安く、治安も比較すればよいといえます。
多民族が共存し、衣食住も多様な価値観を認め合うのもマレーシアのよいところです。マレーシアでの留学は、きっとあなたを成長させてくれるでしょう。
ロングステイ人気No.1のマレーシア。主に3つの民族が混在する多民族国家ですが、 互いに尊重する国民性、東南アジアの中でも経済的にも豊かであることから治安も穏やかです。 多民族文化らしく、外食でも様々な国の料理をリーズナブルに味わうことができるのも魅力の一つ。 東南アジアの中心に位置するため、多くの国からのアクセスが良好で、様々な国から留学生や移民が集まっています。 そのような土地柄のため、共通言語としての英語の能力はトップレベルで語学留学にも最適な環境。 リーズナブルかつ住みやすい環境で、国際的な感覚を養うことができます。