アイルランドは、イギリスの隣にある島国です。アイルランドは北海道よりも北に位置していることから、寒さの厳しい国と思っている方も多いでしょう。
実は、アイルランドの気候はそれほど寒くはなく、気温だけでみれば北海道のほうが寒いくらいです。冬に雪が降り積もることも少なく、一年を通して温暖な気候です。
近年、アイルランドは観光や留学の地として注目を集めています。そこで今回は、アイルランドの気候について詳しく解説します。アイルランドを訪れる際には、ぜひ参考にしてください。
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アイルランドは西岸海洋性気候のため、大西洋を流れる暖流や偏西風の影響により年間の気温は大きく変動しません。冬の時期でも平均気温は2度~7度なので、日本の東京と同じくらいです。
ただしアイルランドは高緯度に位置するため、日照時間が夏と冬で大きく異なります。夏の時期は昼の時間が長く、夜の10時になっても外は明るいです。
反対に、冬の時期は夜の時間が長くなります。夕方の5時には外は真っ暗になり、朝は8時を過ぎても明るくなりません。
そのため、3月~10月の間はサマータイムが実施されます。サマータイムの実施開始日と終了日は、時間が1時間ずれるので、時間管理に注意が必要です。
また、一日の天気が変わりやすいのもアイルランドの気候の特徴です。朝は晴れていても、すぐににわか雨が降ることもあるので、携帯雨具は必須です。
北海道と沖縄など、日本でも地域によって気候に違いがありますよね。アイルランドの気候は穏やかだと説明しましたが、地域によって気候に差はあるのでしょうか。ここでは、アイルランドのおもな地域別に気候の特徴を紹介します。
首都ダブリンがあるアイルランド東部では、夏の時期でも平均気温は20度前後です。冬の時期も氷点下になることは多くありません。
コーク州を中心とするアイルランド南部は、アイルランド東部の気候と大きく変わりません。異なる点としては年間の降水量が多いことです。
ゴールウェイ州を中心とするアイルランド西部も、1年を通して穏やかな気候です。冬に雪が降ることは少ないですが、夏の降水量が多いのが特徴です。
ここまで、アイルランドの気候について説明してきました。では、アイルランドではどのような服装をすればよいのでしょうか。季節ごとに適した服装をご紹介します。
春のアイルランドの平均気温は8~12度くらいなので、日本の春より少し寒く感じるでしょう。長袖シャツや薄手の上着で体温調整をするといいかもしれません。
日本の夏のように、平均気温30度を超える暑さではありません。平均気温は20度前後ですが、朝は冷え込むことが多いので、長袖シャツなどが必要です。
秋ごろから、段々日照時間が短くなっていきます。アイルランドでは、秋ごろから急に気温が低くなるので、この時期から防寒着の準備をしておきましょう。
アイルランドの冬は氷点下を下回ることはあまりありません。しかし昼が短いため、気温の低い時間帯が長く、寒さを感じます。防寒具はもちろん、厚手のコートや冷たい風を通さない服装で、体を寒さから守りましょう。
ここまでアイルランドの気候について説明をしてきましたが、アイルランドを訪れるのにベストなシーズンはいつなのか気になりますよね。
アイルランドのベストシーズンは、やはり夏といえるでしょう。アイルランドの夏は平均20度前後なので、日本と比べても過ごしやすい時期といえます。
また、夏の時期は昼の時間帯が長く、夜の10時になっても明るいほどです。夜までお出かけを楽しめるので、夏の時期は多くの観光客がアイルランドを訪れます。
しかし、アイルランドの夏は過ごしやすい時期である反面、強い日差しで肌や髪がダメージを受けることを忘れないでください。それほど暑さを感じない場合でも、紫外線の量は日本よりも多いため、注意する必要があります。
外出する際は日焼け止めをしっかり塗ることや、帽子やサングラスを着用するなど、紫外線対策をしっかりしましょう。
アイルランドの気候は地域によって若干の差はありますが、年間をとおして穏やかな気候です。ただし、日本より高緯度の国なので、夏と冬では日照時間が大きく異なります。
冬の平均気温は東京とあまり変わりませんが、太陽が出ている時間が短いため、寒さを感じます。この時期にアイルランドを訪れるのであれば、しっかりと防寒対策をしましょう。
また、アイルランドの夏は平均気温20度前後なので、観光やレジャーを楽しむのに適した季節です。しかし日照時間が長い分、紫外線のダメージを受けることになるので、紫外線対策を忘れないでください。
季節に合わせた服装を心がけて、アイルランドを楽しんでくださいね。
アイルランドは、緑豊かな大自然やヨーロッパの古くからの文化であるケルトのカルチャーを感じることができる国です。 人口の40%が25歳未満の若者と、とてもフレッシュでエキサイティングな国でもあります。 ヨーロッパに位置するが、物価は他ヨーロッパ国に比べて安いです。 また、休日を使って近隣ヨーロッパの国々へ気軽に旅行ができるところも魅力です。 教育に対してもヨーロッパトップレベルの水準で、大学進学希望者数も多いです。