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文字より音!音英語学習における「フォニックス」の重要性とは

更新日2024.11.01

文字より音!音英語学習における「フォニックス」の重要性とは

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スマ留編集部

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学校や仕事においてはもちろん、プライベートの旅行などでも「もっと英語が話せたらいいな」と思ったことはありませんか?日本でも英語で道を聞かれたときにスッと答えられたらすてきですよね。

しかし昔からいわれてきたことですが、多くの日本人は英語の発音が苦手です。学校でたくさん英語の学習をしているはずなのに、いざ外国人相手に話してみると通じない、伝わらないという経験はないでしょうか。そこで今回ご紹介したいのが、「フォニックス」という英語の学習方法です。まだ試したことがないという方は、これを機に挑戦してみるのもよいかもしれません。

1.英語学習は音が大切!フォニックスとは

フォニックスとは、アルファベットの読み方に着目した英語学習方法です。たとえば、日本語では「あ」と書いてあれば、どんな文脈であっても「ア」という発音で読むのが通常です。しかし英語では、「A」というアルファベットだからといって、常に「エィ」という発音になるわけではありません。「エィ」と読むこともあれば、「ア 」や「ェア」と読むこともあります。

この「A」というアルファベットと、「エィ」や「ア」、「ェア」といった読み方を結びつけて覚える、というのが、「フォニックス」という学習方法なのです。

日本の学校では「フォニックス」をほとんど教えていません。しかしアメリカやイギリスでは、幼稚園や小学校低学年でこの英語学習方法が取り入れられているそうです。こんなに幼い子たちでも理解できる学習方法なのですから、ものすごく難しいということはなさそうです。

英語学習は音が大切!フォニックスとは

2.フォニックスを学習するメリットとデメリット

フォニックスには、メリットだけでなくデメリットもあるとされています。フォニックスを使って英語学習を始める前に、まずはどんなメリットとデメリットがあるのかを確認しておきましょう。

◆フォニックスを学習するメリット

フォニックスをもちいて英語学習をおこなうと、英語の発音がよくなります。これがフォニックスを学ぶ最大のメリットです。日本の英語学習では抑揚のないカタカナ英語になりがちですが、フォニックスを取り入れることによってこれを解決できる可能性が高まります。

またフォニックスの法則を覚えると、知らない単語であっても発音の仕方を推測することができるようになります。逆に、耳で聞いた単語のスペルを推測することもできるようになるそうです。リスニング力も上がるそうなので、流ちょうな英語も聞き取りやすくなるかもしれません。

◆フォニックスを学習するデメリット

フォニックスによる英語学習は、少し慎重になったほうがよいとされる点もあります。一部では、幼少期の子供にフォニックスを教えるのは、早すぎるともいわれています。まずは英語のリスニングやスピーキングに親しんでから、次のステップとして「文字と発音の結びつき」について学ぶフォニックスを導入すべきという意見があるということです。

フォニックスはあくまで発音に特化した学習方法です。そのため、フォニックスだけを優先して英語を学習するのはあまり望ましくないようです。「自分の子供には英語が話せるようになってほしい!」という親御さんも、ぜひこの点に関しては慎重に導入タイミングを検討されることをおすすめします。

また、フォニックスのルールで読める英単語は全体の75%程度といわれているそうです。フォニックスで学んだ通りに読まない単語が約25%もあるので、その点にも注意が必要となります。

フォニックスを学習するメリットとデメリット

3.フォニックスのルールと学習方法

英語学習方法フォニックスのルールには、以下のようなものがあります。これらのルールを覚えていくことで、単語を見ただけでその単語の発音が推測できるようになるそうです。

●母音の発音ルール

・「a」は、「ア」と「エ」の間のような音で発音する。例「apple(りんご)」
・「e」は、口を横に開き「エ」と発音する。例「egg(たまご)」
など

●2つの母音が連続するときの発音ルール

・「ai」や「ay」は「エィ」と発音する。
・「ie」や「ea」は「イー」と発音する。
など

●母音の後ろに「r」があるときの発音ルール

・「ar」は「アー」と発音しながら舌先を内側に丸めるイメージで発音する。例「market(市場)」
など

●子音の発音ルール

・「b」は上唇と下唇をつけて、息を吹き出すように「ブッ」と発音する。例「bag(かばん)」
など

●2つの子音が連続するときの発音ルール

・「gh」「ph」は、下唇に上の前歯を軽く触れさせて「フ」と発音する。例「photo(写真)」「enough(十分な)」
など

●2つの子音で1つの音になるときの発音ルール

・「fl」は「フッ」と息を漏らしたあと、速やかに上前歯の裏に舌先をあて「ル」と発音する。例「flash(閃光)」「fly(飛ぶ)」
など

●3つの子音で1つの音になるときの発音ルール

・「str」は「ス」と息を漏らしたあと、「トッ」「ゥルッ」を続けて発音する。例「street(通り)」「straw(ストロー)」
など

●サイレントE

・「母音+子音+e」で構成された単語は、母音がアルファベット読みになって、最後のeを発音しない。例「dive(潜水)」「wine(ワイン)」「cake(ケーキ)」「date(日付)」
など

●上記以外のルール

・「li」「ly」は「リィ」と発音する。例「deli(デリ)」「really(本当)」
・「igh」は「ア」と発音したのち、小さく「イ」と発音する。例「high(高い)」「alright(大丈夫)」
など

4.短期集中!留学で英語を学習しよう

発音よく英語を学習する方法として、日本にいても学習可能な「フォニックス」を紹介してきました。しかし何より一番効率的に英語をマスターできるのは、やはり英語圏の国に留学することでしょう。

留学をすると、語学学校やホームステイ先などで、何をやるにも英語を話すしかなくなります。まさに「英語漬け」の日々になるということです。フォニックスを使って覚えた英単語の発音もすぐに実践することができ、通じるか通じないかを試すことが可能です。また現地の人たちと触れあっていくなかで、国際的なコミュニケーション能力が身につくことも期待できます。

「日本にいては、何年かかってもなかなか英語が上達しない」と思っている方もいらっしゃるでしょう。もしお金や時間にある程度余裕があるのであれば、自分の将来のために海外留学を検討してみるのも手でしょう。海外留学経験は、就職活動などでもアピールの材料になります。

短期集中!留学で英語を学習しよう

5.まとめ

発音に特化した英語学習「フォニックス」のことは知っていましたか?もし知らなかったという方は、これをきっかけに一度学習されてみてはいかがでしょうか。

2020年度からは、小学校の英語教育の内容も変わることになっています。3・4年生から外国語活動がはじまり、5・6年生になると英語は成績評価の対象となる「教科」になるそうです。英語教育が盛んになっている今こそ、文法だけでなくしっかりと発音も学んでいきたいですね。

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